カテゴリー別アーカイブ: 部会活動(案内)
第2回「AI+農業+経営」プロジェクト研究部会
関西ベンチャー学会 第2回「AI+農業+経営」プロジェクト研究部会
日時:2021年10月29日(金) 18:30-20:00
演題:農産物加工による地域の名産品づくりと活性化
講演者:幸南食糧(株) 地域活性化研究所 所長 橋本太郎 氏
概要:
「おくさま印」の商標で知られる「幸南食糧株式会社」は、大阪府松原市で小さな米屋から50年前にスタートし、現在は、全国有数の米穀卸として海外にも展開しています。同社では、2020年に、国産農産物を通じて地域活性化に貢献していきたいという思いから、「地域活性化研究所」を設立、日本各地の特産品である農産物を生かしたオリジナル加工食品の企画、開発、商品化、デザイン、販売に取り組んでおられます。
今般、同事業の責任者で、6次産業化プランナーである、地域活性化研究所所長・橋本太郎氏をお招きし、日本各地で手がけられてきた同社の取り組みについてお話を伺うとともに、2020年にオープンした「新食品開発センター」にある世界最先端のレトルト真空食品製造機を用いた加工食品・保存食品の概要や、コラボレーションの提案についてお話があります。多くの方のご参加をお待ちしております。
会員無料。当部会への参加が初めての非会員・学生は無料です。
入会をお申し込みいただくと2回目以降の方も無料です。
発信者 主査 定藤繁樹
申込/連絡先 天野了一 amayan@ amayan.net
幸南食糧株式会社 米匠庵 地域活性化研究所所長 橋本太郎氏
http://kohnan.co.jp/ 〒545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1−43 あべのハルカス 29階 06-6227-0930
講演概要『ファンづくり型地域振興から考える観光産業』
5月11日の「文化観光研究部会」は、株式会社・社会起業研究所・学生団体それぞれの『エピテック』を運営、および運営サポートされている藤川遼介さんに登壇いただきました。(参加者44名)
タイトル:ファンづくり型地域振興から考える観光産業
〜観光復興のカギを握る地域住民の笑顔の生み出し方〜
【藤川遼介さんのプロフィール】
2012年 東京農業大学
国際食料情報学部 卒業
2014年 一橋大学大学院 商学研究科 修士課程修了(MBA取得)
総務省 地域力創造アドバイザー、観光庁 広域周遊観光ルート専門家
主な業務内容
• 観光まちづくり法人(DMO)立ち上げサポート
• 地域おこし協力隊導入設計
• 大学間連携サポート
• 地域住民プロジェクト立ち上げ 例) ご当地バレーボール大会 全国普及 プロデュース
藤川さんのビジョンは「日本の快国(快い国)」、ミッションは「地域資源の最大化」であると冒頭にお話されました。
次に「地域〇〇」の言葉の定義として、「地域づくり」「地域活性化」「地域おこし」など色々あるが、「地域づくり」は自治的施策であり“道の駅”など、「地域活性化」は経済的施策であり“名産品の創出や6次産業”、「地域おこし」は情緒的施策であり“シビックプライドや地域交流”を指し、これらを総称した言葉が「地域振興」であり、「地方創生」という言葉は、“都市部”に対して“地方”を対比させたスローガンだと定義されました。
大学院での研究は「自治体webのレイアウト比較」で、当時の主流は文字ばかりの自治体が中心だったのですが、徳島県神山町のwebは写真の活用が上手く、ファーストビューの情報量が少なく、イラストを駆使されており、テキストを減らし、情報を探しやすくされていると分析されました。そして山形県朝日町に文字の少ないWebページのレイアウト を提案されています。
株式会社・社会起業研究所・学生団体それぞれの『エピテック』の機能
2011年の東日本大震災を契機に、東北地方の再生や発展を意識したそうです。そして、他の大学とも一緒に活動したいと仲間に話すなかで、学生団体を立ち上げられます。
株式会社『エピテック』は“地縁とご縁を結ぶ”を理念に、地域コミュニティの形成から、地域経済の循環における伴走として、コンサルティング、企画、そしてプロデューサーとして若手の育成から運営まで関わるといいます。
学生との関わりの中で若者の考え方の変化も感じています。
2010年頃は「社会起業」の関心が強く、2014年頃は「地方創生」に関わりたいと変わり、その後「就活」を意識した “インターン制度”が主力になって来た影響で大きな変化が生まれます。2021年は、コロナ禍の影響もあり、活動に制限がかかったことから、「自己成長」につながるものへの関心が強くなっているといいます。
これまでの活動を通して、学生の「〇〇やりたい」を尊重し(学生団体エピテック)、大人が「よし分かった」と学生の背中を押してやる(株式会社エピテック)という形を作っています。大人が責任を持てる範囲の仕組みの中で、学生が個性を出すという形の方が、今の学生は伸び伸び活動できるみたいです。
事業としては、プロジェクトチームを結成し、地元の方と相談して事業化するといい、エピテックの強みは、学生の信頼を得ていることにあるようです。
2000年頃から「泥んこバレー大会」が全国的に広がりましたが、これらは商業的要素が強く、私たちが目指すのは地域の方と地域外の方がつなげる活動でした。私たちが最初の取り組んだ「ご当地バレーボール大会(泥んこバレー)」は茨城県筑西市でした。
プランニングにはこだわりました。地域の人と、電線一つ無い「地域に映える場所」を徹底的に探し、筑波山を背景にして、その横に“ひまわり畑”を作ったことです。そこでバレーボールをして、インスタ映えする写真や動画をあげて、人気スポットを作る活動へとつながりました。
地元の方が「こんなに不便な土地に若い人など来ない」と言われていた所に、若い人が集まってくる実績から、成功体験を感じてもらいました。実際に、参加した女性参加者のインスタグラムなどへの投稿から、「泥んこになれる場所」「満開のひまわり畑」「写真を撮って楽しい」ということが伝わったといいます。そして、投稿した女性を中心に翌年は参加チームが倍増する程、より多くの参加者が集まりした。
大会の運営や経費などをマニュアル化しており、このマニュアルを持っていることを聞きつけた地域から「私たちの地域でもやってほしい」と依頼が来ているといいます。
「泥んこバレー」を行なった茨城県筑西市では、多くのお客様を受け入れた経験から、新たなプロジェクトが生まれました。
そのプロジェクトは、毎日約2トンの余剰野菜が廃棄されている地域の課題に着目しました。この余剰野菜をダチョウに食べさせることにより、肉として販売し、家畜の排尿を堆肥にして土壌を整え、作物を作り、加工するという循環を、休耕地を使って作ろうという動きに発展しました。
大分県宇佐市では麦焼酎「いいちこ」を作るときの残渣を使って土壌改良した循環も生まれています。岩手県二戸市でも日本酒の「南部美人」とコラボしながら、地域振興する取り組みも行いました。福井県南越前町では、泥んこバレーのような企画を象徴に地域体感宿として地域交流を目的としたゲストハウスが誕生しました。これらの取り組みは、若い人に来てもらい知ってもらうキッカケをつくるために「泥んこバレー」を広報的な活動として活用しました。
プロセスを整理すると、分かりやすい企画(泥んこバレー)を実施し、地域活動のコミュニティづくりに4年間ほどかけて、新たな産業創出して、若手の育成及び事業継承できる仕組みを作っていくことを目標としています。現在の地方部は、若手が夢を持つことができる仕事を作ることが大切だと考えます。
“外から来る移住者に頼る”のではなく、外の人と地元の人の知見を合わせることが大切なのです。そのためにファンを作る仕組みは、「営業」するのではなく「視察したくなる」、「広報」するのではなくて「参加したくなる」、学び方も「受講する」のではなくて「実践したくなる」仕組み、楽しみながら作ることが大切だと思っています。
通信回線も2000年3G時代は文字ばかりの情報、2010年4G時代はスマホが登場して画像を送る時代、2020年5G時代は動画配信が主流に変わってきています。
最近は、シニアも「LINE」を使う人が増えています。その理由は、コロナ禍において、孫の動画や写真を楽しみにしている人がより増えたからです。また、シニア層とYouTubeはとても相性が良いです。なぜなら、LINEで送られてきたWebサイトのURLは怖くてクリックできないといいます。しかしながら、送られてきたYouTube動画は、動画が埋め込まれて送信されるため、何の動画かわかるため、安心して視聴することができます。私たちは、地域の活動をなるべく動画にまとめるようにしてきました。その結果、地域のシニアの方々のお喋りのネタとして、地域活動の動画を見て楽しんでもらい、応援してもらえるようになりました。
このように世代を超えて地域活動を楽しむことができるようになった活動は、とても大きな成果だと思っています。
5Gの時代は、より情報が拡散されると考えられます。そのため、これまでのような“webページをSNSで拡散する“のではなく、”SNSで拡散された情報を、信頼できるwebページに集約“するというWebページの在り方も変化すると考えます。私は、このWebの活用を考えるにあたり、これまでの地域のみなさんの反応を活かして、動画の活用方法に力を入れることにしました。
しかしながら、私が力を注いだことは、YouTuberのように配信数で収益を上げる考え方ではなく、広報・PR・知名度向上を目的として、Web上での“検索ヒット率”を上げる考え方です。
↓ 地方創生詞「Broup」 https://www.youtube.com/channel/UCxpTQwuCfT6U55zuH21ri6A
そこで始めた活動が、大学生が地域の活動やその思いを伝える「Social Design Girls17」です。2020年年始に新型コロナウイルスの影響で地域企画の実施が困難になると予測し、集客イベントではなく、少人数で地域の魅力発信になる活動を行おうと早めに行動を起こしました。
この企画を考えたきっかけは、「ご当地バレーボール大会」などに参加した女学生に、「地域のおじいちゃん達をインタビューしてもらえないか」とお願いしたところ、「お役に立てるならやりたいです」ということで始めることになりました。
この企画は、地域側のメリットではなく、大学生側のメリットも考えることにこだわりました。大学生が地域とか関わるメリットを明確に持って欲しかったからです。そのため、大学生が将来的に就活や論文作成、さらには企画書作成などに役立つよう構成や演出を学べるコンテンツとしました。大学生は、この企画への参加を通して、社会人になる心構えを身に着けます。具体的には、「社会性(コミュニケーション能力)」「論理性」「主体性」を磨き上げていくことを目標としています。
この活動の結果、私たちの動画は、Googleで検索上位に持っていきやすいプラットフォームを作り上げることに成功しました。「地方名
地方創生」「地方名 SDGs」などと検索し、範囲を「動画」に絞り込むとエピテックの動画が1番など上位に検索されます。「茨城県筑西市 SDGs」で検索すると「すべて」の項目で検索上位に出てくるようになりました。
私は、誰が見ても客観的に認めざるを得ない地域活動の成果を目標としてきました。
地域のみなさんの頑張りや想いを客観的に評価してもらいたいと思ったからです。この動画の検索上位になる結果は、客観的な成果として表れています。したがって、このような結果を作ったことによって、多くの人に認められ、私たちの言葉の重みが変わって来たという実感を持っています。この成果は、地域のみなさんの思い合っての成果であり、良い人間関係が築けた結果だと思っています。全国の地域のみなさまに感謝が尽きません。
また、コロナ禍で活動することができなくなった学生が、この動画を見て「那須塩原市に住み込んで活動をやりたい」と売り込みに来てくれました。大学生版のワーケーションともいえる「スタディケーション」という形で大学生が住み込みで活動するというモデルも動き始めました。このように動画配信をきっかけにインタビューに答えてくださった地域のみなさまへの取材依頼や、新たなお客様獲得にも繋がり始めたケースもあるようです。
河内長野市の取り組みでは、河内長野市の魅力を発信するとともに、旅館「南天苑」では、未来のお客様づくりの視点を持って動画を撮影しました。ここでは、インタビューした学生は、夢への第1歩として、新たな活躍のきっかけになりました。
このようにこれからの時代は、地域のニュースとなる取り組みは、自ら作り出すことができる時代になったといえます。安価に負担を下げて、たくさんの話題を作り、楽しい様子を発信することが知名度向上への第1歩だと考えます。
まとめますと「ファンを呼び込むコミュニティ」とは、カリスマ性のある人がいて、そこをつなぐ若い人などがいて、ファンを作っていく、そしてモノ・コトを作っていきます。
そのためには、地域との関係づくりが要です。だいたい4年間下積み期間がかかりますが、根気強く取り組んでいます。
「観光」は地域の人たちがコンテンツを作り、お客様がいて成立します。
これまでのお客様の観光する目的は、「ストレス発散」「思い出づくり」「家族サービス」「趣味の満喫」「自分探し」などだったのですが、新型コロナウイルスの影響で目的が達成できなくなってきています。コロナ禍で新たに、「都心離れ」「静かな場所で特別な時間」「他拠点生活」などのニーズも高まってきました。したがって、アフターコロナの時代における観光は、これまでの目的に加えて、「都心離れ」「静かな場所で特別な時間」「他拠点生活」などのニーズも考慮する必要があると思われます。このようなニーズを地域の人が汲み取って、都心疲れをした人を受け入れる環境を作ることが大切です。そして、このようなサービスを地域の人と地域外の人と一緒になって作っていくことが、本来の「地方創生」につながると思っています。
近年の顧客のニーズは、「快適感」「贅沢感」「特別感」でした。これからの時代は、これらに加えて「仲間感」というものが重要視されると考えます。これから元気になる地域は、地域の人が地域外の人を受け入れ、一緒になってモノ・コトを作っていく時代だと思いますと結ばれました。
【Q&A】
Q1(星乃):自治体と話をするとき、事業の目的を求められることが多いと思うのですが、いかがですか?
A1:自治体案件の場合、結果的には、課題から目的を描く形でストーリーを作ることになると思います。その場合は、最初に自治体の方に「この事業の中心になって活動してくれる地元の方はおられますか?」とお尋ねします。そして、地元の方の思いを組み上げて、その思いが自治体の掲げる課題と合致しているかを考えて、伴走するのが私たちの役割だと思っています。
自治体さんは「絵に描いた餅」のようなストーリーをあげられることが多いです。その場合は、「誰がやるんですか?」と問い返しています。たいていの場合は、「誰もいないです」との答えが返ってきます。しかしながら、一所懸命頑張っている方はおられます。すなわち、「誰もいないのでなく、探す気が無かった」というケースがほとんどです。そのため、「そのような方を探しにいく」ここがスタートだと思います。事業の本当の目的は、地域で実戦してくださる方を見つけ出すことだと思います。
Q2(福嶋):地元のキーマンとの関係を大切にした後、キーマンの方に成功するように持っていくのには、どのようにすれば良いでしょうか?
A2:あまり高い目標を掲げないことです。キーマンの方が「何かをやりたいと思っている時に、孤独を感じているケースがままあります」、その方は「シンプルに話を聞いてほしい」だけの場合もあります。一緒に話を聞いて、それを形にして、それを積み上げるだけで、信頼関係はできて、成功に近づくことができます。関わる立ち位置も大切です。私のようなよそ者が関わる場合、成果は、地元の方のものにしておくことが大切だと思います。
Q3(釼菱):地域の子供達が大学に出て行った後、地域に帰ってきてもらうために、子供達に地域のことをよく知ってもらったり、大人たちと付き合ってもらったりすることが大切だと思うのですがいかがでしょうか。
A3:地域の子供達との触れ合いは、親御さんの賛同も必要になり、一番必要なことは「ママさん世代にどうコミットしていくか」が課題かなと思います。今の時代、子供達を危険にさらしたくないとの感情を持つ方が多く、親子の体験企画を作っていくことも大事だと思います。
茨城県筑西市で取り組んで良かったと思う事例として、地域おこし協力隊制度を活用して、「大学生が週末など月8日間活動」するとうものがあげられます。先ほどの質問で、京都府北部で活動されているとおっしゃっていましたので、同じように「京都市や大阪市などの大学に通っている学生に週末だけ地域で活動してもらう」制度を地元の自治体が作って、大学に行く前の高校生のうちに知ってもらい、ロードマップを引いてあげることが大切だと思います。
今年度より、総務省の「地域おこしインターン」という制度が始まりました。例えば夏休みなど長期休暇中に参加しやすい制度を作ることもできると思います。
知的財産研究部会開催(11月6日)のお知らせ
関西ベンチャー学会知的財産研究部会開催のお知らせ
日時 11月6日(土)10:00~11:30
ZOOM開催
ご講演題
「(仮題)大学発ベンチャー育成:産官学連携の現場から(法務や知財の話題を中心に)」
講師ご紹介
弁護士法人SACI 京都アカデミア法律事務所
弁護士 岡 本 哲 也 様(関西ベンチャー学会会員)
京都アカデミア法律事務所は、京都大学産官学連携本部法務部門に所属していた弁護士が京都大学キャンパス内に設立された法律事務所に移籍されたことによりスタートしました。日本及び世界の大学による学術成果を社会に実装することを法的側面から支援することを使命とされています。
岡本哲也弁護士は、関西経済連合会にて、ベンチャービジネス創出・育成関連業務、規制改革関連業務などに従事された後、法科大学院を経て弁護士登録されておられます。京都大学産官学連携本部法務部門では、クリニカルバイオリソース活用会社の設立をめぐる法的ストラクチャー構築関連業務を主任された他、英文契約を含め年間200件を超える研究契約支援法務を担当されてきました。また、ベンチャーキャピタルによる投資案件や、京都大学内外のベンチャー企業からの多種多様な相談案件など、ベンチャー関連法務を多数担当されておられます。
参加ご希望の方は林(shigeki.hayashi@oit.ac.jp)までご連絡ください。
ZOOMのURLをご連絡いたします。
参加よろしくお願いいたします。
第28回九州研究部会・第6回 中部経済研究部会合同研究会開催のお知らせ
関西ベンチャー学会九州研究部会と中部経済研究部会、合同発表会を開催いたします。
日時 11月23日火曜日(勤労感謝の日)19時から21時( Zoomによる遠隔開催 )
研究会終了後21時から22時までZoomにて懇親会開催予定。
経済学や経営学をはじめ社会科学・人文科学・自然科学分野の発表をお待ちしています。
ぜひ、ご参加ください。またお知り合いの先生や経営者に一声、おかけください。
よろしくお願いいたします。
第27回九州研究部会開催ご報告
第27回九州研究部会の合同研究会を開催させていただきました。
九州研究部会 主査 金津 謙(実践女子大学)
幹事 宮脇 敏哉(四天王寺大学)
深見 環(四天王寺大学)
日時 2021年7月7日(水曜日)19:00から21:00まで
場所 Zoom(実践女子大学)による遠隔開催
発表者
1 宮脇敏哉 四天王寺大学 ①国際問題解決のSDGsの一考察
~SDGsの5、ジェンダー平等を実現しよう~
②国際問題解決としての社会貢献SDGsの一考察
~SDGsの10、人や国の不平等をなくそう~
3 金津 謙 実践女子大学 GAFA分割法案の行方と競争秩序
4 林 勝裕 保健医療経営大学 地域特産品によるブランディング戦略
5 手嶋慎介 愛知東邦大学
共同発表者 Kanameya -カナメヤ- 代表 松井健斗
産官学連携による若者支援を通した地域活性化の取り組み
~ベンチャー研究におけるリーダーシップ教育の視点~
6 寺田篤史 徳山大学 持続可能な開発目標(SDGs):何が持続する?
7 中嶋克成 徳山大学 限界集落での災害復興における大学の役割
~平成30年豪雨災害被災地区 小成川集落への「地域ゼミ」の関わりから~
8 庄司一也 帝京平成大学 オンラインの学習経験を活かした教室授業でのコンピュータ支援によるアクティブ・ラーニングの試み
コロナウィルス流行により、オンラインでの開催となりました。
研究会の後、オンライン懇親会を開催しました。
今後もこうした研究会を開催していきたいと考えております。
多くの皆様の参加をお待ちしております。
第26回九州研究部会・第5回 中部経済研究部会合同研究会開催ご報告
第26回九州研究部会・第5回中部経済研究部会合同研究会を開催させていただきました。
九州研究部会 主査 金津 謙(実践女子大学)
幹事 宮脇 敏哉(四天王寺大学)
深見 環(四天王寺大学)
日時 2021年3月1日(月曜日) 18:00から20:00まで
場所 Zoom(実践女子大学)による遠隔開催
発表者
1 宮脇敏哉 徳山大学 社会貢献のSDGsの一考察
~SDGsの10、人や国の不平等をなくそう~
2 岩田一男 関西学院大学 PC演習のオンライン授業
~学生アンケートの春学期と秋学期の比較調査~
3 金津 謙 実践女子大学 コロナ禍における法学入門教育と遠隔授業
4 手嶋慎介 愛知東邦大学 大学間連携による地域ビジネス教育
共同研究発表者 西川三恵子、堂野崎融、貝掛祥広、正田淳一(九州共立大学)
5 寺田篤史 徳山大学 中層の規範としてのSDGs
6 中嶋克成 徳山大学 ドイツ型租税法律主義の歴史的展開
7 庄司一也 帝京平成大学 オンライン授業の設計・実践に関する一考察
~従来の教育・学習と比較して~
コロナウィルス流行により、オンラインでの開催となりました。
オンライン故に、開催場所に制約されることなく遠隔地からの参加もあり、新しい開催方法として感慨深かった研究会でした。
研究会の後、オンライン懇親会を開催しました。
今後もこうした研究会を開催していきたいと考えております。
多くの皆様の参加をお待ちしております。
第25回九州研究部会研究会ご報告
第25回九州研究部会の合同研究会を開催させていただきました。
理事 九州研究部会 主査 宮脇 敏哉(徳山大学)
理事 中部経済研究部会 主査 深見 環(四天王寺大学)
日時:2020年2月10日(月曜日)15:00から17:00
場所:神戸市中央区雲井通6-1-5(神戸三宮東急REIホテル会議室)
宮脇敏哉 徳山大学 「SDGsのターゲットについての一考察」
林 勝裕 保健医療経営大学
「自治体病院の存在意義と医療マーケテイング -福岡県八女・筑後医療圏を事例として‐」
寺田 篤史 徳山大学 「課題解決型学修の課題のモンダイ」
金津 謙 実践女子大学
「独占禁止法によるデジタルプラットフォーマー規制~楽天の出店規約変更問題を中心として~」
川上 雄一郎 (株)ワークアカデミー
「複数大学・企業参画による社会解決型プロジェクト「UMEDAIインターンシップ」
岩田 一男 関西学院大学 「文系初学者向けプログラミング教育の実施事例」
冨山 禎信 東筑紫短期大学 「組織における「手段の目的化」の病理と克服」
中嶋克成 徳山大学 「イギリス型租税法律主義概念の展開」
深見 環 四天王寺大学
河野 万里子
2021年度第3回地域創造研究部会ご案内
この度、下記のとおり研究部会を開催することになりましたので、ご案内します。多くの方のご参加をお待ちしています。
記
1.日時:令和3年9月18 日(土)午前10時00分~11時30分
2.場所:ZOOMにて(詳細は、参加申し込みの方に別途ご連絡します)
3.テーマ:「街場のデータ人材育成論-地域における現実的検討-」
4.講師:兵庫大学現代ビジネス学部教授、神戸市CDO補佐官
十勝うらほろ樂舎 理事
宮崎 光世 氏
・東京大学理学部卒業
・1997年、黎明期のYahoo!JAPANに入社、Web検索・検索連動型広告のProduct Managerとして同社の成長・発展に貢献
・2005年頃から機械学習を活用したアルゴリズムの改善に取り組み、その過程で青森県八戸市に学習データ作成・評価チームを編成、八戸IT・テレマーケティング未来創造協議会会長として地域の人材育成にも取り組む
・2021年4月より現職
5.費用:会員―無料
当研究部会への参加が初めての方(非会員)は無料
上記以外の方は1,000円(学生は500円)となり、銀行振込にてお支払いをお願いします。 詳細は、申込み後にご連絡させていただきます。
6.定員:15名
7.問合せ・参加申込先
参加希望者は、氏名、会員・非会員の区分、所属、メールアドレスを明記の上、以下までお申し込みください。お申し込みのあった方に、講演会開催の2日前までZOOM URLをお知らせする予定をしています。
関西ベンチャー学会地域創造研究部会 主査:文能照之、幹事:大野長八
E-mail : tbunno@bus.kindai.ac.jp
Tel:06-4307-3292、FAX:06-6729-2493
第9回ビジネスモデルとベンチャー研究部会開催のご案内
第9回ビジネスモデルとベンチャー研究部会開催のご案内
日時:2021年9月11日(土)10:00~12:30 場所:オンライン(ZOOM)で行います。
参加申込:参加費無料、メールで下記をご記入の上、お申し込み下さい。ご記入頂いたメールアドレス宛に、ZOOM会場に入場用のURL,ID/PWを送ります。メールでお申込みの時は、タイトルは「第9回ビジネスモデルとベンチャー研究部会に参加」とお書きください。また、本文に、1.お名前( )2.ご所属名( )3.メールアドレス( )4.電話番号( )をご記入下さい。宛先は、konishikazu@gmail.com(主査:小西一彦)。
peatixからでも参加申し込みは可能です。https://peatix.com/event/2837141/view をクリック下さい。
関西ベンチャー学会の会員以外の方も歓迎致します。
———————————————————————————————————-
第1報告「IOTと商品・ライフスタイルのイノベーション〜「ランドマーク商品」の観点から〜」
報告者:天野了一氏(四天王寺大学経営学部 教授)
<プロフィール>
1991年 関西学院大学法学部卒、2007年関西学院大学経営戦略研究科・アントレプレナーシップ専攻課程修了(定藤ゼミ)。大学卒業後、公益社団法人 関西経済連合会にて、国際部(海外経済調査、国際交流)、事業推進部(関空、歴史街道計画)、地域産業本部(関西文化学術研究都市、関西イノベーション国際戦略総合特区)等のプロジェクト推進、IIS新事業創出機構および関西文化学術研究都市推進機構・新産業創出交流センターにて、産学連携、ベンチャーの育成、ビジネスマッチングを担当し退職。2012年より、四天王寺大学経営学部に勤務。主な担当・研究科目は、地域連携、ベンチャー・中小企業、ビジネスモデルとイノベーション、フードビジネス、起業教育など。
<講演内容の概要> IOT元年といわれた2017年から4年、私たちの身の回りにも、様々なインターネット接続可能な商品が発売され、気づかないところで徐々に普及が進みつつあります。今やほとんどの家庭にブロードバンド回線とWIFIルータが設置され、パソコン・スマホやAV機器のみならず、自動車、冷蔵庫や洗濯機、エアコン、さらには便器に至るまで、IOT商品が続々発売され、メーカーは高機能化や差別化を競っています。これらを制御する端末としては、スマホの他、音声操作のスマートスピーカーも登場し注目を集めています。 しかし、これらは、現状では多数の消費者の支持を得ているとはいえず、機能や使い勝手も発展途上にある状況です。これらのIOTは、今後どのように進化し、関連業界、そして我々の生活にいかなるイノベーションをもたらすのでしょうか?今回の講演では、「ランドマーク商品=時代の節目に出現する、生活の前提となる、不可逆・不可避の商品」の観点から、生活に身近な様々な商品のIOTのインパクトや方向性、ビジネスモデル革新やベンチャーへの期待、ライフスタイルの変化を考えたいと思います。 ———————————————————————————————
第2報告:「鉄」から「食」へ事業転換して、国産ピクルスのトップブランドになれた経緯と今後 報告者:西出喜代彦氏(NSW株式会社代表取締役)
会社の概要: 大阪泉州の地場産業として、60年以上に亘り営んできたワイヤーロープ事業から、ピクルス(酢漬け)の製造販売という、「鉄」から「食」への事業転換にチャレンジ。「いずみピクルス」というブランドで、大阪は泉州特産の水なすを、初めてピクルスにした水なすピクルスや、泉州玉ねぎやキャベツなど、泉州野菜を中心に50種類以上のピクルスを常時揃えている。珍しいフルーツピクルスや型抜きのかわいいクラフトピクルス、カラフルで香り豊かなアロマドレッシングなど、ヘルシーでインスタ映えするギフト商品を取り揃え、大丸梅田やなんばパークスに自社店舗を構える。 本社 〒598-0071大阪府泉佐野市鶴原1291-1 TEL:072-462-8186 URL:https://idsumi.com/company 事業内容:ピクルス・ドレッシングの製造事業(製造・販売・農業) ▼いずみピクルスのインスタグラムはこちら→ https://www.instagram.com/idsumi.pickles/?hl=ja
プロフィール: 2007年東京大学大学院修士課程卒。ディップ株式会社に商品開発本部所属として入社。主に中途採用の転職情報サイトの企画・編集・新規事業開発等に携わり、初年度より各種表彰を受け2年目に商品開発本部MVP。2010年7月退社。2011年にNSW株式会社に入社。事業承継型ベンチャーとして、垂直統合型の食品D2C事業を立ち上げる。2013年3月社長就任。国産ピクルスのトップクラスのブランドとして店舗展開等を進めている。2018年末には香りに着目したアロマドレッシングを販売開始。2019年、泉州の地場産業である繊維産業の活性化のために、裏表のない肌着「オネスティーズ」の開発に着手。◯賞実績等・ふるさと名物大賞入賞(2015)、OMOTENASHIセレクション受賞(2017)、農林水産省食料産業局長賞(2019)、 Design For All Foundation Good Practices (2020)、グッ ドデザイン賞(2020) 、ジャパンチャレンジゲイト2021 最優秀賞(経済産業大臣賞)等
講演内容の概要: 大阪泉州の地場産業として、60年以上にわたり営んできたワイヤーロープ事業が、主要取引先からの吸収合併の話を断ったことで1/3の売上に減少し、また、3代目社長の父が重い病気に罹ったのが、10年前。会社をたたむかどうか、という地点から、全く扱ったことのない食品事業にチャレンジし、ニッチなジャンルではありながら国産ピクルスではトップのブランドになることができました。今回、なぜワイヤーロープからピクルスだったのかという創業の経緯や、全くのゼロからどういう過程を経てトップブランドになることができたのか、また、補助金等の行政支援の活用方法や、ピクルスという商材の特徴などについても交えながら、お話させていただけたらと考えています。また、新型コロナウィルスの影響を受け、次の10年に向けて大幅な事業の再構築にチャレンジしており、今後の事業戦略や世界全体での大きなテーマとなっているSDGSへの取り組みについてもお話させていただくことで、地方創生という大きな方向性の中で、事業承継型ベンチャーとしてチャレンジしている一私企業の現状についてお話させていただきます。 —————————————————————————————————-
第8回ビジネスモデルとベンチャー研究部会
第8回ビジネスモデルとベンチャー研究部会開催のご案内
日時:2021年7月10日(土)10:00~12:30 場所:オンライン(ZOOM)で行います。
参加申込:(参加費無料)メールで下記を記入の上、お申し込み下さい。7月9日~10日に、ご記入頂いたメールアドレス宛に、ZOOM会場に入場用のURL,ID/PWをお送りします。お申込みの際、タイトルは、「第8回ビジネスモデルとベンチャー研究部会に参加」、その下の本文には、1.お名前( )2.ご所属名( )3.メールアドレス( )4.電話番号( )をご記入の上、konishikazu@gmail.com(主査:小西一彦)宛に、送信して下さい。関西ベンチャー学会に未だ入会されていない方も歓迎します。その他で何かご質問がございましたら、遠慮なくお尋ね下さい。
———————————————————————————————————-
第1報告:「顧客を知り自社を知れば百戦殆からずー顧客視点の商品開発」
講師:桃谷修司氏(「顧客価値共創堂」代表取締役、関西ベンチャー学会会員)
〒662-0082 兵庫県西宮市苦楽園二番町16−27
電話 0798-78-5191 Fax 0798-74-8445
https://kokyakukachi-kyosodo.com
<プロフィール>
1990年一橋大学経済学部卒業(ゼミは社会学部のマスコミュニケーション論に所属)
P&Gジャパンに新卒で入社し17年半、一貫して洗濯関連用品のマーケティングに関わる。
まず、衣料用洗剤・柔軟仕上げ剤のブランドマネジメント、グローバルの新商品発売計画
の立ち上げを推進。その後、アジア地域での家電メーカー・アパレルメーカーとの戦略的
提携を担当し、を日本では衣料用液体洗剤とドラム式洗濯機の普及に貢献。2007年、
日世(株)に転じ、海外事業とブランドソフトクリーム“クレミア”発売計画の立ち上げを
担当。その後も(株)シャルレ、味の素(株)で国を内・海外の新規事業と新製品開発を
担当。2019年8月に、主に個人事業から中規模事業と、顧客視点のマーケティング手法
で、より高い価値をお客様に届けることを目指して、顧客価値共創堂を創業。
< 講演内容の概要>
顧客が本当に手に入れたいのは、商品やサービス自体ではありません。それは、「これが
あれば、私は〇〇できる。〇〇になれる。」という願いを叶えることです。そして、それ
を叶えるために商品やサービスを購入します。最初に「誰に、何を」の2つをシャープに
設定して、「どのような人の、どのような願いを、自社のどのような強みを活かして、叶
えるか」というコンセプトを作り、それに基づいて製品や広告・営業などマーケティング
の4P、さらに事業プラン全体を作成することで「顧客に刺さる」計画立案をできるように
なります。それは、一時的なブームに振り回されず、顧客の本質的な気持ちに寄り添う、
中期的に有効な計画になります。機能や性能の優れた商品やサービスを作り、それを伝え
ることは継続して重要な事業の基本です。しかし昨今、多くの競合品の中から顧客に選ば
れて、購入や利用をしてもらうにはそれだけでは不十分になっています。
自社の視点に加えて、顧客視点からもビジネスを(再)構築することが、今後の成長や生
き残りには必須です。P&Gや味の素での経験を踏まえた顧客価値共創堂の考え方と手法を
簡単にお話しします。
——————————————————————————————————————-
第2報告:保育所と働くママの『無駄を取り、ゆとりを創る』保育所サブスクリプションサービス
講師:灘 広樹氏(BABY JOB株式会社代表取締役、ぬくもりのおうち保育株式会社 取締役)
大学卒業後、ユニ・チャーム株式会社にマーケティング担当として入社以降、アジア
における事業経営及びブランドマネジメントに携わる。2011年から約8年間 Unicharm
India Pvt Ltd に赴任し、紙おむつ・生理用品の市場拡大及びシェア拡大に貢献。
2018年からは保育園を利用する保護者負担や保育士不足問題での社会課題の解決に取
り組む事業を行う為に、BABY JOB 株式会社の創業に携わり、新規事業立案と実行など
の事業推進、及び、ファイナンス等の資金調達を代表取締役社長としてリード。
2021年6月から創業会社であるぬくもりのおうち保育株式会社の取締役を兼務。大阪商工
会議所スタートアップ小委員会委員に選出。得意分野は「経営全般」「マーケティング」。
<講演内容の概要>
日本初の保育所向け紙おむつ定額制サービス「手ぶら登園」に関してご紹介させて
頂きます。
————————————————————————————————————-
◆上の講演と質疑応答の後、講演者を囲んで交流会&懇親会を行います(参加自由)
(12:00~12:30)








