カテゴリー別アーカイブ: 事務局からのお知らせ

第2回ソーシャルビジネス研究部会

第2回ソーシャルビジネス研究部会

日時:2022年5月14日(土)10:00~12:30

場所:リアルは「ナレッジサロン」(グランフロント大阪北館7階)で、

オンラインはZOOM会場で、ハイブリッドで開催しますが、現在、リアルの方は、

ほぼ、満席ですので、以後はオンライン(ZOOM)でのご参加となります。

いずれも、事前参加申込制となっていますので、5月13日迄に、

①お名前、②ご所属先(団体・学校・等)、③メールアドレス、④電話番号を

ご記名のうえ、下記のいずれか宛に、ご連絡下さいますよう、お願い致します。

ZoomのURL&ID/PWは5月13日か14日の開始前までに送らせて頂きます。

1.Peatix  関西ベンチャー学会第2回ソーシャルビジネス研究部会 #1 | Peatix  

2.小西一彦(主査) konishikazu@gmail.com

3.施 治安(幹事) haruyasu21@gmail.com

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第1報告「ソーシャルビジネスの歴史的課題感」

報告者:施 治安氏(株式会社遊企画 取締役会長)

 <講演内容の概要>

   ソーシャルビジネスの現場に近いところで実践者の伴走をしている立場から、時間軸を入れたソーシャルビジネ  

   スへの問題意識を、私なりにお伝えします。議論の端緒となれば幸甚です。

<プロフィール>

施 治安(せ はるやす)1954年、大阪市天王寺区生まれ(台湾籍日本永住者)上海市静安区における52レーンの ボーリングセンターなど、サービス系のベンチャー企業を数々立ち上げ経営してきたが、50歳を契機に(大阪難波で自社ビル経営の傍ら)社会貢献人生にシフト☆2008年からソーシャルビジネス啓蒙と社会起業家たちのプラットホームを次々に立上げ&運営社会起業家たちへのソーシャルマーケテイング&コンサル支援を継続。NPO・行政・企業を繋ぎ、社会イノベーション複数の仕掛けづくりに挑戦中• BIGSOCIAL 共同代表(U40のためのSB中間支援団体)• 大阪を変える100人”会議 特別顧問• (一社)日本杜仲研究センター 企画・広報理事• 四條畷市補助金在り方検討会 副委員長(市特別非常勤職員)• 民都大阪フィランソロピー会議 立ち上げメンバー• 関西学院大学 三田キャンパス 総合政策学部 非常勤講師

第2報告「持続可能な社会へ 。アパレルが目覚める日」

報告者:永井 純氏(from clothes/フロムクローズ 代表)

from clothesは、思い入れのある服を若い世代につなぐアップサイクルブランドとして活動。現在、空前の古着ブーム。しかし一過性のブームに乗るのではなく、人とモノへの思いにしっかりと寄り添い、温もりを感じ、それをつないでいき、さらには扱う服の新しい歴史を作っていくことで、作ったモノの価値観を上げそれを使う人がより豊かな心で生活を送ることができるビジネスとして持続可能な新しいアパレルのビジネスモデルとして多くの人の心に届き、素敵な世の中を作っていく梯となってくれると信じています。

 <プロフィール>

2001 年オリジナルファッションブランド「セントオーディン」設立。代表デザイナー。2002 年読売新聞の記事掲載がきっかけで NHK 朝の連ドラ「マッサン」「べっぴんさん」をはじめ、ドラマへの衣裳提供が始まる。 主な提供作品:連続テレビ小説「べっぴんさん」「マッサン」「カーネーション」、映画「そして父になる」(『第 66 回カンヌ国際映画祭 審査員賞』を受賞)等が代表的な作品です。現在までに 50 作品以上に衣装提供。 2006 年より店舗のある靱公園でのイベント「靱公園バラ祭~くらしとみどりフェスタ~」を主催。今年もリアルで5月に開催予定。 週末2日間で約5万人を集客するイベントに成長。大阪市西区の人口増加に尽力。2016 年 10 月 3 日パリコレデビュー【St.ODIM 2017 Spring & Summer Collection in PARIS 】開催。既製服の総作成着数は 20 万着以上。オーダーメイド服は 9 千着以上。売上げた総金額は 15 億円以上。パリコレで培った「できるまであきらめない」マインドを盛り込んだオンラインビジネス「ZOOM ファッション講座」を 2019 年よりスタート。2021 年 8 月より服を作らない服屋、着ない服を着たい人へつなぐアップサイクルブランド「from clothes/ フロムクローズ」を設立。

 <共同代表・飯田 貴将氏 プロフィール>

「世界の笑顔の総量を増やす」を理念に掲げ、「苦しい時こそ、上を向いて欲しい」と思いたち、クラウドファンディングにて資金調達し、 打ち上げ花火大会を実施。2021 年近畿大学を卒業後、「衣類の廃棄問題解決」を目的に、前の持ち主の思い出と共に、高齢者の古着を循環させるアップサイクル ブランド「from clothes」参画

 

⁂その後 交流会&懇親会(12:00~12:30)

参加者による自己紹介、ソーシャルビジネスについてのご意見、2人の報告者への追加の質問など。

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関西ベンチャー学会「ソーシャルビジネス研究部会」<第1回例会>開催のご案内

関西ベンチャー学会「ソーシャルビジネス研究部会」<第1回例会>開催のご案内

2022年3月4日


日時:2022年3月12日10:00~12:30


場所:オンライン(ZOOM)にて


・参加費:初回につき無料


・参加申込:前日までに下記宛(A.またはB.)に申し込んで下さい。


ご連絡のメールアドレス宛に、ZOOMのアドレス(URL)とID/PW を送ります。    


ご連絡:①お名前、②メールアドレス、③電話番号、④ご所属、⑤その他

A.小西一彦:konishikazu@gmail.com

B.  Peatix: https://peatix.com/event/3186408/view

        <当日のプログラム>

◆司会 施 治安(ソーシャルビジネス研究部会<幹事>)


(株式会社 遊企画 代表)


◆開会挨拶 10:00から10:30


小西一彦(ソーシャルビジネス研究部会<主査>)


(兵庫県立大学名誉教授) 


・部会設立の趣旨


・部会設立の経緯


・例会運営の年間計画


◆講演と質疑応答 10:30~11:30


・演題:「ソーシャルビジネスでNPOセクター


を支える新しいプラットフォームをつくる」   


・講師:佐藤正隆氏(リタワークス(株)代表取締役CEO)


<プロフィール>


1980年生まれ、岡山県出身。


NPOのWEB・ファンドレイジングを支援するリタ


ワークス株式会社 代表取締役CEO。


IT/WEB業界で15年以上の経験を持ち、様々なソー


シャルビジネス・非営利活動を手掛ける。


2016年にNPO向けホームページ制作サービス


「nuweb(ニューウェブ)」を提供開始。同時にスタ


ートした助成プログラム「SOCIALSHIP」は、これま


でに30団体以上の助成実績。2018年には、社会貢献


活動を可視化・価値化する「アクトコイン」を開発し、


10,000ユーザーを達成。3年目に退任しプロボノメンバ


ーとなる。2017年には、NPOの寄付募集・決済の


デジタル・ファンドレイジングシステム「コングラント


(https://congrant.com/jp/)」を企画開発し、現在1,000


以上の団体が利用。自らプロボノでNPOに参画し、新事


業立案やファンドレイジング企画、広報・WEBマーケティ


ングなどの様々な伴走経験を積むことでNPOの成長に貢献。


得意分野は理念構築、事業企画・推進、WEB・デジタル活用。


・リタワークス株式会社 代表取締役CEO


・コングラント株式会社 代表取締役CEO

https://congrant.com/jp/

・BIG SOCIAL 共同代表

・「民都大阪」フィランソロピー会議 メンバー


・公益社団法人 アジア協会アジア友の会 理事


◆交流会 11:30~12:30


・参加者の自己紹介(ミニ・スピーチ)


・ソーシャルビジネス研究についての意見交換


・例会運営への要望や提案など


…………………………………………………………………….


関西ベンチャー学会 ホームページ


http://www.kansai-venture.org/

 

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第21回年次大会リーフレット掲載につきまして

第21回年次大会ご参加お申込みはこちらへ↓

https://kansaiventure0226.peatix.com/view

 

 

 

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関西ベンチャー学会 第21回年次大会参加者募集について

関西ベンチャー学会第21回年次大会


SDGs/ソーシャルベンチャーと女性起業家~より自由に、より多様に。

これからのベンチャーを考える~

2015年の国連総会で採択された“持続可能な開発目標(SDGs)”には、全世界・人類が2030年までに達成すべき17の目標が明記されており、国際機関、国、自治体、企業、NGO、市民団体などの様々な主体が、気候変動、貧困、差別、教育、食料、ジェンダーなどの多様な課題の解決に取り組んでおります。

「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に向けて、ソーシャルアントレプレナーとして挑戦する女性起業家の活動にも注目が集まっております。
今年度の年次大会では、地域コミュニティ―やグローバル社会の中で、チェンジメーカーとして活躍する女性起業家の活動を検証し、関西での一層の女性アントレプレナーの輩出と活躍について考察してまいります。 

【開催概要】
日付:2022年2月26日(土)13:00~18:20

(※うちパネルディスカッションは第1部として実施。詳細下記)
開催方式:リアル方式(オンライン配信有→オンラインにて開催に変更となりました。
会場:武庫川女子大学公江記念館(経営学部校舎)7階
〒663-8558 兵庫県西宮市池開町6−46
アクセスマップ
VRでのアクセスマップ

参加費:会員・学生(無料)/一般(1000円)※オンライン配信も同様
※オンライン参加の方は、後日、zoomアドレスをお知らせいたします。
ご参加申し込みは下記サイトより

 

【大会スケジュール】
13:00~13:05 開会挨拶
関西ベンチャー学会会長 (大阪学院大学経営学部教授(関西学院大学名誉教授)) 定藤繁樹

13:05~13:10 主催校挨拶
武庫川女子大学経営学部長 福井誠

13:10~14:10 キーノートスピーチ
「普通の私が、子どもが売られない世界をつくる」(※オンライン配信あり)
認定NPO法人かものはしプロジェクト 共同創業者 村田早耶香氏

14:10~14:20 休憩

14:20~16:00 パネルディスカッション
「SDGs/ソーシャルベンチャーと女性起業家」(※オンライン配信あり)

●パネラー
神戸アジアン食堂バルSALA代表 黒田尚子氏
(株)グランディーユ代表 小笠原恭子氏
NPO法人SK Dream Japan シニアフェロー/(一社)ソーシャルビジネスバンク代表理事 東信吾氏
●ファシリテーター
関西ベンチャー学会理事/なりわいカンパニー(株)代表 湯川カナ

16:00~16:10 休憩

16:10~17:40 研究発表
3名×3会場(zoomにて実施。)

17:40~17:45 閉会挨拶
年次大会実行委員長 湯川カナ氏

17:45~18:00 休憩

18:00~18:20 年次総会(会員のみ)

【ゲスト紹介】
●キーノートスピーカー
認定NPO法人かものはしプロジェクト
共同創業者 村田早耶香氏


大学在学中の2001年、東南アジア訪問時に子どもが売られる問題の深刻さを知り、2002年、20歳の時に仲間と共にかものはしプロジェクトを創業。10歳未満の子どもまでもが被害にあっていたカンボジアで、子どもが売られる問題を防止するため、職業訓練と雇用により家庭の収入を向上させる雑貨工房を運営。また、加害者を取り締まるための警察訓練の支援も行う。
現在はインドにも活動を広げ、インドのNGOと共に、被害にあった方達が人生を取り戻す支援と子どもが売られない社会の仕組み作りの支援をしている。
2006年日経WOMAN主催「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2006」リーダーシップ部門を史上最年少で受賞。2011年 社団法人日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソン グループ日本法人各社主催、ヘルシー・ソサエティー賞を受賞し、天皇陛下(当時は皇太子殿下)と謁見。2012年 全国日本商工会議所女性会連合会主催 第11回女性起業家大賞優秀賞受賞。2018年日経WOMAN主催「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」世界の子供を守る賞を受賞。ウーマン・オブ・ザ・イヤー2回目の受賞となった。

●パネラー
(株)グランディーユ代表
小笠原恭子氏

堺市出身。相愛大学音楽学部卒業。働きながら料理学校「ル・コルドン・ブルー」で学び、2008年フランス菓子教室を開く。障害児に菓子作りを教えたことから障害者雇用に関心をもつ。2012年大阪市立大学大学院文学研究科教育学専修入学。障害児・者の教育を研究。
2014年3月障害者・ひきこもり等の雇用拡充を目指す株式会社グランディーユ設立。同年7月カフェ「メゾン・ド・イリゼ」、翌年4月「地域活動支援センターぜるこば」オープン。

神戸アジアン食堂バルSALA代表 
黒田尚子氏


神戸市出身。関西学院大学人間福祉学部社会起業学科在学中に、学生団体CASAを立ち上げ、日本の社会に馴染めないアジア人女性達と料理を通じて交流を深める。卒業後、リクルートライフスタイルホットペッパー飲食の企画営業で3年間勤務した後、2016年7月神戸元町にて「神戸アジアン食堂バルSALA」をオープン。現在、台湾、タイ、中国、フィリピン、モルドバなど多様な国籍のスタッフとともに働いている。
「Empowerment of all people」をコンセプトに、飲食の事業を通じて在日アジア人女性の雇用の場、エンパワメントの場の創出を行っている。

NPO法人SK Dream Japan シニアフェロー/(一社)ソーシャルビジネスバンク代表理事 
東信吾氏

1998年大阪大学卒業後、日本・米国・スイスの銀行にて、経営者及び富裕層に対するプライベートバンカーを経
験。 2015年、世界トップバンカーの一人として「UBSサークルオブエクセレンス」を受賞。 2008年よりNPO
法人のスタッフとして、ラオス、タイ、カンボジア、バングラデシュにてプロジェクトを運営。
グラミン銀行創設者でノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス博士とバングラデシュにて自動車整備士養成プログラムを
運営。 富裕層の財団・社団等の組成及び運営をサポートすることで、富裕層とNPO等の橋渡し役を担う。
ソーシャルビジネス普及活動にも注力。

●ファシリテーター
関西ベンチャー学会理事/なりわいカンパニー(株)
代表 湯川カナ

早稲田大学法学部在学中に、現シリアルアントレプレナー・孫泰蔵氏の学生起業に参加し、Yahoo! JAPAN創設メンバーに。その後、ストックオプション権を返上してスペインへ移住、10年間フリーライターとして活動。帰国後は神戸を拠点に、女性と若者の社会参加支援を推進。産学官民連携の学びの場「一般社団法人リベルタ学舎」、複業プラットフォーム「なりわいカンパニー株式会社」を設立。2018年4月より兵庫県広報官(現アドバイザー)。

主催:関西ベンチャー学会

後援:近畿経済産業局、大阪府、兵庫県、公益法人関西経済連合会、一般社団法人関西経済同友会、大阪商工会議所、日本政策金融公庫、一般社団法人関西ニュービジネス協議会、日本経済新聞社大阪本社、毎日新聞社、日刊工業新聞社、関西学院大学イノベーション研究センター、関西ベンチャー研究会ネットワーク(神戸・大阪・北摂・京都)、日本ベンチャー学会、非営利コンソーシアムJapan America Business Initiatives(JABI)

【お問い合わせ】
関西ベンチャー学会事務局
TEL:072-688-7277 FAX:072-688-7277
info@kansai-venture.org

 

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【研究部会 2021年12月18日(土)】女性×学生×社会起業のリアル① ゲスト:原田瑞穂さん

女性起業家研究部会のご案内

 

女性×学生×社会起業のリアル① ゲスト:原田瑞穂さん

 

「笑われながら起業してみた」

 

 昨今、とかくチヤホヤされがちな「学生起業家」「社会起業家」そして「女性起業家」。

その実態はどうなのだろう? それぞれの当事者は、どんなことを経験し、どんなことを考え、どんなことをやろうとしているのか。

起業家のリアルを知り、研究者と共に考えるシリーズ。第1弾は、「SDGsダイアリー」等の社会啓発事業で今年8月に起業した、関西学院大学3回生の原田瑞穂さんがゲストです。

※なお、たまにご質問をいただきますが、もちろん男性のご参加も大歓迎です!

パネラー:

ゲスト:原田瑞穂(”西成からSDGsへ” 関西学院大学人間福祉学部社会起業学科3回生/株式会社Plala代表)

ホスト:湯川カナ(”初期ヤフーから革命起業家へ” なりわいカンパニー代表/関西ベンチャー学会理事)

研究者:野長瀬裕ニ (”企業探検家” 摂南大学経済学部 経済学教授)

 

【日時】2021年12月18日(土)13:00-15:00

【開催方法】オンライン(Zoom)

【参加費】無料

【参加方法】

12月17日(金)までに、こちらの応募フォームからお申し込みください。イベント2日前をめどに、Zoom URLをお送りいたします。
https://forms.gle/Uw4e3E5LmSg7S6qy8

 

※メールの不着やご質問等は、いつでも関西ベンチャー学会女性起業家研究部会事務局<w.kansai.venture@gmail.com>までお知らせくださいませ。

 

<プロフィール>

〇原田瑞穂(株式会社Plala代表/関西学院大学人間福祉学部社会起業学科3回生

2000年大阪市西成区生まれ。高校時代に地元を離れ、「西成」に向けられる偏見を知る。進学した関西学院大学社会起業学科でSDGs達成国上位・スウェーデンへ視察ツアーに訪れた際、帰国する機内で「今日からできるSDGs」スケジュール帳を着想。学生仲間と準備を重ね、2021年8月、株式会社Plalaを設立。クラウドファンディングを成功させ第1弾ダイアリーを制作した他、学生や企業に対するSDGs啓発事業を行っている。

〇野長瀬裕ニ(摂南大学経済学部経済学教授)

1961年東京都生まれ。東京大学農学部卒業後、製造業で勤務しつつ、早稲田大学大学院にて博士(学術)号取得。現場主義を重視し、多数の企業を訪問・分析し、地域経済や産業を読み解くスタイルから、「企業探検家」とも呼ばれる。産業クラスター第一号認定組織の(一社)首都圏産業活性化協会会長。

〇湯川カナ(なりわいカンパニー株式会社代表/関西ベンチャー学会女性起業部会主査)

早稲田大学法学部在学中に学生起業に参加、Yahoo! JAPAN創設メンバーに。その後、ストックオプション権を返上してスペインへ移住、10年間フリーライターとして活動。帰国後は神戸を拠点に、女性と若者の社会参加支援を推進。産学官民連携の学びの場「一般社団法人リベルタ学舎」、複業プラットフォーム「なりわいカンパニー株式会社」を設立。2018年4月より兵庫県広報官(現アドバイザー)。

 

【関西ベンチャー学会女性起業家部会】

関西ベンチャー学会は、ベンチャー育成を通して関西経済の活性化を図ることを目的に設立された団体です。研究者だけでなく、ベンチャーに関心をもつ個人にも開かれた学会であることを大切にしています。

女性起業家研究部会は、女性創業者による起業が増えることによって、日本社会における女性の活躍の場が広がり、起業家以外の女性にとってもチャレンジの機会が増えることを目指して、女性起業家の支援・交流・研究を中心とした活動を行っております。

会員資格はございません。様々な分野の専門家や実践者と共に活動をしてみたい方、交流してみたい方、お待ちしております(学生会員制度あり)。

※女性起業家部会にご関心のある方やご質問等なども、いつでも関西ベンチャー学会女性起業家研究部会事務局<w.kansai.venture@gmail.com>までお知らせくださいませ。

 

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関西ベンチャー学会 第21回年次大会概要と会員研究発表者募集について

関西ベンチャー学会 第21回年次大会概要と会員研究発表者募集について

 

来年2月26日(土)、武庫川女子大学において年次大会(概要:下記)が開催されます。

それに伴い会員発表者を募集いたします。発表ご希望の方は、12月18日(土)まで、ぜひご応募ください。

お待ちしております。尚、発表は遠隔方式でなく、会場で発表いただく予定です。

 

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会員研究発表者募集について

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会員の皆様からのベンチャーの事例的な発表、理論的研究等の発表者を募集いたします。

発表希望者は2021年12月18日(土)までに下記事務局へ「会員研究発表の概要」

(A4版、1枚1200字程度、2枚以内)を添えて、事務局宛に申し込んでください

(書類はメールに添付してください)。

 

応募多数の場合はお断りすることがあります。予めご了承ください。

「会員研究発表の概要」つきましては、ホームページなどに掲載をさせていただきます。

予めご了承ください。

 

概要の送付先→関西ベンチャー学会事務局E-mail:info@kansai-venture.org

 

申込者には、後日、受領確認の返信メールをお送りします。

 

「会員研究発表」の採否は2022年1月10日(月)までに本人宛(発信メールアドレス宛)

に通知します。当日の発表時間は20分間です。

 

「会員研究発表」決定者は、2022年2月12日(土)までに発表予定稿を作成し、事務局に

メール送信してください。

 

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関西ベンチャー学会 第21回年次大会

「SDGs/ソーシャルベンチャーと女性起業家」

 

関西ベンチャー学会会長 定藤(さだとう) 繁樹

(大阪学院大学経営学部教授/関西学院大学名誉教授)

               年次大会実行委員長  湯川カナ

(一般社団法人リベルタ学舎代表/兵庫県広報アドバイザー)

 

[ 大会概要 (予定)]

1日 時  2022年2月26日(土) 13:00~18:20

2開催方法  リアル方式(対面)ないし遠隔方式(ZOOM)併用方式による開催

3.会 場 武庫川女子大学公江記念館(経営学部校舎)

〒663-8558 兵庫県西宮市池開町6?46

4受 付 12時30分 会場とZOOM併用による受付開始

5開 会 13時00分

6テーマ 「SDGs/ソーシャルベンチャー×女性起業家」

~より自由に、より多様に。これからのベンチャーを考える~

7主 催  関西ベンチャー学会

8後 援(予定)

近畿経済産業局、大阪府、公益法人関西経済連合会、一般社団法人関西経済同友会、大阪商工会議所
日本政策金融公庫、一般社団法人関西ニュービジネス協議会、日本経済新聞社大阪本社
毎日新聞社、日刊工業新聞社、関西学院大学イノベーション研究センター、関西ベンチャー研究会ネットワーク
(神戸・大阪・北摂・京都)、日本ベンチャー学会、非営利コンソーシアムJapan America Business Initiatives(JABI)

9 参加について

事前申込により非会員もご参加いただけます(会員総会を除く)。

参加費 会員・学生(無料)   一般(1000円)

懇親会が開催される場合は参加費とし別途5000円を頂戴します。

 

参加申込・参加費振込みをいただきました方に年次大会に出席いただくための
ZOOM・URL等をお送りします。参加募集は後日となります。

 

10.問い合わせ

関西ベンチャー学会事務局 西森綾子

TEL:072-688-7277 FAX:072-688-7277

mail:info@kansai-venture.org

 

[ 趣  旨 ]

2015年の国連総会で採択された“持続可能な開発目標(SDGs)”には、全世界・人類が
2030年までに達成すべき17の目標が明記されており、国際機関、国、自治体、企業、
NGO、市民団体などの様々な主体が、気候変動、貧困、差別、教育、食料、ジェンダー
などの多様な課題の解決に取り組んでおります。「誰一人取り残さない」持続可能で
多様性と包摂性のある社会の実現にむけて、ソーシャルアントレプレナーとして挑戦
する女性起業家の活動にも注目が集まっております。今年度の年次大会では、地域
コミュニティ―やグローバル社会の中で、チェンジメーカーとして活躍する女性起業家
の活動を検証し、関西での一層の女性アントレプレナーの輩出と活躍について考察して
まいります。

 

[ 大会次第 ]

13:00~13:05  開会のあいさつ   関西ベンチャー学会会長 定藤(さだとう)繁樹氏

13:05~13:10  主催校あいさつ   武庫川女子大学経営学部長 福井誠氏

13:10~14:10  キーノートスピーカー 認定NPO法人かものはし 共同創業者 村田早耶香氏

「子どもが売られない世界をつくる」

14:10~14:20  休 憩

14:20~16:00  パネルディスカッション「SDGs/ソーシャルベンチャーと女性起業家(仮)」

(パネラー:予定)

小笠原恭子氏((株)グランディーユ代表)

黒田尚子氏(神戸アジアン食堂バルSALA代表)

東 信吾氏(NPO法人SK Dream Japan シニアフェロー/

一般社団法人ソーシャルビジネスバンク代表理事)

(司会・ファシリテーター)

関西ベンチャー学会理事  湯川カナ氏(一般社団法人リベルタ学舎代表)

16:00~16:10  休憩

16:10~17:40  研究発表  3名×3会場

17:40~17:45  閉会あいさつ 年次大会実行委員長 湯川カナ氏

17:45~18:00  休憩

18:00~18:20  年次総会(会員のみ出席)

 

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関西ベンチャー学会 事務局

西森 綾子 Nishimori Ayako

E-mail : info@kansai-venture.org

〒569-1199

高槻市別所新町4-1

日本郵便 高槻北支店留 関西ベンチャー学会

TEL/FAX:072-688-7277

営業時間: 9:00~17:00

http://www.kansai-venture.org

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第10回ビジネスモデルとベンチャー研究部会(11月13日)

  第10回ビジネスモデルとベンチャー研究部会開催のご案内

日時:2021年11月13日(土)10:00~12:30 場所:オンライン(ZOOM)で行います。

参加申込:下記のPeatixまたはMailのアドレスから申し込んで下さい。当日(ZOOM)のURL,ID/PWは直前の11月12日(金)にお書き頂いたメールアドレス宛に送ります。メールで申し込まれる場合のタイトルは「第10回ビジネスモデルとベンチャー研究部会に参加」とお書きください。また、本文に、1.お名前( )2.ご所属名( )3.メールのアドレス( )4.電話番号( )を記入下さい。宛先は小西一彦(研究部会主査)です。

https://peatix.com/event/3075321/view

konishikazu@gmail.com 

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第1部 講演と質疑応答(10:00~12:00)

第1報告「シリコンバレーでの起業と崖っぷち人生(現在進行中)」(10:00~11:00)

  報告者:竹内ひとみ氏(Coloridoh Inc. Founder)

https://coloridoh.com/

<プロフィール>

1974年兵庫県生まれ。4児の母。ドットコムバブル時代のソフトウェアの営業を経て結婚。妊娠中に取得した料理の資格を生かし、結婚後は料理・お菓子教室の講師や雑誌のフードコーディネーターとして活動。2014年、夫の仕事で家族でシリコンバレーに渡米し、スタートアップ向けのシェアハウスを運営。2019年、自身のアイディアを元にcoloridoh(コロリド)創業。2021年、日本ローンチに向け、準備中。

<講演内容の概要>

キャリアもコネもお金もない主婦が、45歳でシリコンバレーで起業し、絶賛足掻き中のストーリーをエピソードトーク満載でお話します。ドットコムバブル時のベンチャー企業での経験、日米での子育て、シリコンバレーでのシェアハウス運営は7年間で60カ国以上、6,000人以上を迎え、休むことなく大量の家事をこなす日々、全ての体験が私を成長させてくれました。なぜ起業したのか、小学館や味の素など、次々と大手企業のアクセラレーターに採択されたのは何故か、そして現在。まだまだ挑戦は始まったばかりですが、少しずつ広がる輪を感じながら可能性にワクワクしております。色々あって、やっぱり人生は面白いな!と、皆さんと共有できる機会になれば幸いです。

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第2報告「地域版プラットフォームビジネスとは」(11:00~12:00)

  報告者:矢下幸司氏

(一般社団法人都市文化観光研究機構 代表理事、関西ベンチャー学会会員)

<プロフィール>

前職の週刊トラベルジャーナルでは編集部記者、朝日新聞出版では、観光運輸レジャーを担当し、 観光分野では地域振興に役立つ企画特集を立案、 行政自治体や団体、流通を巻き込んだイベントや関連書籍なども数多く手掛けてきた。 観光分野でのマネジメント人材、後継者育成。地域経営の担い手として、 マーケティング事業や自治体の観光施策アドバイザー、観光地のコンテンツ開発なども行う 一般社団法人都市文化観光研究機構を兵庫県神戸市で設立。 現在は、兵庫県阪神南県民センターの文化観光政策委員、阪神南都市型ツーリズム推進協議会委員も務める。昭和49年兵庫県西宮市生まれ、兵庫県立鳴尾高校、阪南大学商学部、立教大学大学院前期博士過程修了(経営管理学修士号/MBA取得)

<講演内容の概要>

起業をして1年半、ビジネスモデルを構築するときに特に重要視をしたのが、フレームワークのSTP分析。トラベルジャーナル、朝日新聞出版とメディアでは、企画・取材・編集と出版ビジネスに関わり、観光・運輸・レジャー産業を追い続けてきた。この20年、団体旅行から個人旅行へ、さらにオンライントラベルや訪日旅行の全盛時代を経て、オーバーツーリズムを生み、観光公害という残念な言葉も生まれました。アフターコロナへの道筋も見えてきた昨今、必要とされてきた地域版プラットフォームビジネスの概念や観光ホスピタリティ産業の中での需要性をご説明しながら、一般社団法人都市文化観光研究機構のビジネスモデルのミッション、ビジョンについてお話します。

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第2部:交流会&懇親会(12:00~12:30)

講演者を囲んで質疑応答の続行&参加者の自己紹介など情報交流を行います。

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文化観光研究部会(11月18日)のお知らせ

11/18 の文化観光研究部会『観光のひろばZOOM』は、パソナの「ニジゲンノモリ」と地方創生の話を、中村 稔さまに語っていただきます!

昭和61年に通商産業省(現在の経済産業省)に入省し、 近畿経済産業局総務企画部長、兵庫県産業労働部長などを歴任 され、現在、株式会社パソナグループで顧問をされている中村 稔 様のご登壇です。淡路島の「ニジゲンノモリ」は、中村さんの「日本アニメランド構想」のアイデアがきっかけになっているとお聞きしております。その 「日本アニメランド構想」の発想の源泉を始めとして、今後、地方創 生に何が必要となるのかについて、観光振興の観点を含めた様々 な視点から熱く語っていただきたいと思います!

日 時:2021年 11月18日 (木)  19:00〜19:45 中村さまの話
19:45〜20:05 各地の観光の定点観測(オーストラリア、知床、京都府の予定)
20:05〜21:00 意見交換
ゲスト:中村 稔 様 株式会社   パソナグループ顧問
元経済産業省大臣官房参事官
元近畿経済産業局 総務企画部長
元兵庫県産業労働部長
テーマ:ウィズコロナ・ポストコロナの観光 9  「パソナの「ニジゲンノモリ」と地方創生の話!」
会 費:500円 (主催者会員・学生は無料です)
主 催:関西ベンチャー学会 文化観光研究部会、NPO法人 スマート観光推進機構
協 力:なにわ名物開発研究会
申込み:https://kanko46.peatix.com
連絡先:星乃 mail:hoshino3014@gmail.com (090-5645-1710)
※ お申し込みの皆さんに、Zoom招待メールをお送りいたします。

第46回『観光のひろばZOOM』(中村 稔)

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第2回「AI+農業+経営」プロジェクト研究部会

関西ベンチャー学会 第2回「AI+農業+経営」プロジェクト研究部会

日時:2021年10月29日(金) 18:30-20:00

 

演題:農産物加工による地域の名産品づくりと活性化

講演者:幸南食糧(株) 地域活性化研究所 所長 橋本太郎 氏

概要:

「おくさま印」の商標で知られる「幸南食糧株式会社」は、大阪府松原市で小さな米屋から50年前にスタートし、現在は、全国有数の米穀卸として海外にも展開しています。同社では、2020年に、国産農産物を通じて地域活性化に貢献していきたいという思いから、「地域活性化研究所」を設立、日本各地の特産品である農産物を生かしたオリジナル加工食品の企画、開発、商品化、デザイン、販売に取り組んでおられます。

今般、同事業の責任者で、6次産業化プランナーである、地域活性化研究所所長・橋本太郎氏をお招きし、日本各地で手がけられてきた同社の取り組みについてお話を伺うとともに、2020年にオープンした「新食品開発センター」にある世界最先端のレトルト真空食品製造機を用いた加工食品・保存食品の概要や、コラボレーションの提案についてお話があります。多くの方のご参加をお待ちしております。

会員無料。当部会への参加が初めての非会員・学生は無料です。

入会をお申し込みいただくと2回目以降の方も無料です。

 

発信者 主査 定藤繁樹

申込/連絡先  天野了一 amayan@ amayan.net

 

幸南食糧株式会社 米匠庵 地域活性化研究所所長 橋本太郎氏

http://kohnan.co.jp/   〒545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1−43 あべのハルカス 29階 06-6227-0930

 

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講演概要『ファンづくり型地域振興から考える観光産業』

5月11日の「文化観光研究部会」は、株式会社・社会起業研究所・学生団体それぞれの『エピテック』を運営、および運営サポートされている藤川遼介さんに登壇いただきました。(参加者44名)

 

タイトル:ファンづくり型地域振興から考える観光産業

〜観光復興のカギを握る地域住民の笑顔の生み出し方〜

 

【藤川遼介さんのプロフィール】

2012年 東京農業大学
国際食料情報学部 卒業
2014年 一橋大学大学院 商学研究科 修士課程修了(MBA取得)

総務省 地域力創造アドバイザー、観光庁 広域周遊観光ルート専門家

主な業務内容
• 観光まちづくり法人(DMO)立ち上げサポート

• 地域おこし協力隊導入設計
• 大学間連携サポート
• 地域住民プロジェクト立ち上げ  例) ご当地バレーボール大会 全国普及 プロデュース

 

藤川さんのビジョンは「日本の快国(快い国)」、ミッションは「地域資源の最大化」であると冒頭にお話されました。

次に「地域〇〇」の言葉の定義として、「地域づくり」「地域活性化」「地域おこし」など色々あるが、「地域づくり」は自治的施策であり“道の駅”など、「地域活性化」は経済的施策であり“名産品の創出や6次産業”、「地域おこし」は情緒的施策であり“シビックプライドや地域交流”を指し、これらを総称した言葉が「地域振興」であり、「地方創生」という言葉は、“都市部”に対して“地方”を対比させたスローガンだと定義されました。

 

大学院での研究は「自治体webのレイアウト比較」で、当時の主流は文字ばかりの自治体が中心だったのですが、徳島県神山町のwebは写真の活用が上手く、ファーストビューの情報量が少なく、イラストを駆使されており、テキストを減らし、情報を探しやすくされていると分析されました。そして山形県朝日町に文字の少ないWebページのレイアウト を提案されています。

 

株式会社・社会起業研究所・学生団体それぞれの『エピテック』の機能

2011年の東日本大震災を契機に、東北地方の再生や発展を意識したそうです。そして、他の大学とも一緒に活動したいと仲間に話すなかで、学生団体を立ち上げられます。

 

株式会社『エピテック』は“地縁とご縁を結ぶ”を理念に、地域コミュニティの形成から、地域経済の循環における伴走として、コンサルティング、企画、そしてプロデューサーとして若手の育成から運営まで関わるといいます。

学生との関わりの中で若者の考え方の変化も感じています。

2010年頃は「社会起業」の関心が強く、2014年頃は「地方創生」に関わりたいと変わり、その後「就活」を意識した “インターン制度”が主力になって来た影響で大きな変化が生まれます。2021年は、コロナ禍の影響もあり、活動に制限がかかったことから、「自己成長」につながるものへの関心が強くなっているといいます。

これまでの活動を通して、学生の「〇〇やりたい」を尊重し(学生団体エピテック)、大人が「よし分かった」と学生の背中を押してやる(株式会社エピテック)という形を作っています。大人が責任を持てる範囲の仕組みの中で、学生が個性を出すという形の方が、今の学生は伸び伸び活動できるみたいです。

事業としては、プロジェクトチームを結成し、地元の方と相談して事業化するといい、エピテックの強みは、学生の信頼を得ていることにあるようです。

 

2000年頃から「泥んこバレー大会」が全国的に広がりましたが、これらは商業的要素が強く、私たちが目指すのは地域の方と地域外の方がつなげる活動でした。私たちが最初の取り組んだ「ご当地バレーボール大会(泥んこバレー)」は茨城県筑西市でした。

プランニングにはこだわりました。地域の人と、電線一つ無い「地域に映える場所」を徹底的に探し、筑波山を背景にして、その横に“ひまわり畑”を作ったことです。そこでバレーボールをして、インスタ映えする写真や動画をあげて、人気スポットを作る活動へとつながりました。

地元の方が「こんなに不便な土地に若い人など来ない」と言われていた所に、若い人が集まってくる実績から、成功体験を感じてもらいました。実際に、参加した女性参加者のインスタグラムなどへの投稿から、「泥んこになれる場所」「満開のひまわり畑」「写真を撮って楽しい」ということが伝わったといいます。そして、投稿した女性を中心に翌年は参加チームが倍増する程、より多くの参加者が集まりした。

大会の運営や経費などをマニュアル化しており、このマニュアルを持っていることを聞きつけた地域から「私たちの地域でもやってほしい」と依頼が来ているといいます。

「泥んこバレー」を行なった茨城県筑西市では、多くのお客様を受け入れた経験から、新たなプロジェクトが生まれました。

そのプロジェクトは、毎日約2トンの余剰野菜が廃棄されている地域の課題に着目しました。この余剰野菜をダチョウに食べさせることにより、肉として販売し、家畜の排尿を堆肥にして土壌を整え、作物を作り、加工するという循環を、休耕地を使って作ろうという動きに発展しました。

大分県宇佐市では麦焼酎「いいちこ」を作るときの残渣を使って土壌改良した循環も生まれています。岩手県二戸市でも日本酒の「南部美人」とコラボしながら、地域振興する取り組みも行いました。福井県南越前町では、泥んこバレーのような企画を象徴に地域体感宿として地域交流を目的としたゲストハウスが誕生しました。これらの取り組みは、若い人に来てもらい知ってもらうキッカケをつくるために「泥んこバレー」を広報的な活動として活用しました。

プロセスを整理すると、分かりやすい企画(泥んこバレー)を実施し、地域活動のコミュニティづくりに4年間ほどかけて、新たな産業創出して、若手の育成及び事業継承できる仕組みを作っていくことを目標としています。現在の地方部は、若手が夢を持つことができる仕事を作ることが大切だと考えます。

“外から来る移住者に頼る”のではなく、外の人と地元の人の知見を合わせることが大切なのです。そのためにファンを作る仕組みは、「営業」するのではなく「視察したくなる」、「広報」するのではなくて「参加したくなる」、学び方も「受講する」のではなくて「実践したくなる」仕組み、楽しみながら作ることが大切だと思っています。

 

通信回線も2000年3G時代は文字ばかりの情報、2010年4G時代はスマホが登場して画像を送る時代、2020年5G時代は動画配信が主流に変わってきています。

最近は、シニアも「LINE」を使う人が増えています。その理由は、コロナ禍において、孫の動画や写真を楽しみにしている人がより増えたからです。また、シニア層とYouTubeはとても相性が良いです。なぜなら、LINEで送られてきたWebサイトのURLは怖くてクリックできないといいます。しかしながら、送られてきたYouTube動画は、動画が埋め込まれて送信されるため、何の動画かわかるため、安心して視聴することができます。私たちは、地域の活動をなるべく動画にまとめるようにしてきました。その結果、地域のシニアの方々のお喋りのネタとして、地域活動の動画を見て楽しんでもらい、応援してもらえるようになりました。

このように世代を超えて地域活動を楽しむことができるようになった活動は、とても大きな成果だと思っています。

5Gの時代は、より情報が拡散されると考えられます。そのため、これまでのような“webページをSNSで拡散する“のではなく、”SNSで拡散された情報を、信頼できるwebページに集約“するというWebページの在り方も変化すると考えます。私は、このWebの活用を考えるにあたり、これまでの地域のみなさんの反応を活かして、動画の活用方法に力を入れることにしました。

しかしながら、私が力を注いだことは、YouTuberのように配信数で収益を上げる考え方ではなく、広報・PR・知名度向上を目的として、Web上での“検索ヒット率”を上げる考え方です。

 

↓ 地方創生詞「Broup」 https://www.youtube.com/channel/UCxpTQwuCfT6U55zuH21ri6A

そこで始めた活動が、大学生が地域の活動やその思いを伝える「Social Design Girls17」です。2020年年始に新型コロナウイルスの影響で地域企画の実施が困難になると予測し、集客イベントではなく、少人数で地域の魅力発信になる活動を行おうと早めに行動を起こしました。

この企画を考えたきっかけは、「ご当地バレーボール大会」などに参加した女学生に、「地域のおじいちゃん達をインタビューしてもらえないか」とお願いしたところ、「お役に立てるならやりたいです」ということで始めることになりました。

この企画は、地域側のメリットではなく、大学生側のメリットも考えることにこだわりました。大学生が地域とか関わるメリットを明確に持って欲しかったからです。そのため、大学生が将来的に就活や論文作成、さらには企画書作成などに役立つよう構成や演出を学べるコンテンツとしました。大学生は、この企画への参加を通して、社会人になる心構えを身に着けます。具体的には、「社会性(コミュニケーション能力)」「論理性」「主体性」を磨き上げていくことを目標としています。

この活動の結果、私たちの動画は、Googleで検索上位に持っていきやすいプラットフォームを作り上げることに成功しました。「地方名
地方創生」「地方名 SDGs」などと検索し、範囲を「動画」に絞り込むとエピテックの動画が1番など上位に検索されます。「茨城県筑西市 SDGs」で検索すると「すべて」の項目で検索上位に出てくるようになりました。

私は、誰が見ても客観的に認めざるを得ない地域活動の成果を目標としてきました。

地域のみなさんの頑張りや想いを客観的に評価してもらいたいと思ったからです。この動画の検索上位になる結果は、客観的な成果として表れています。したがって、このような結果を作ったことによって、多くの人に認められ、私たちの言葉の重みが変わって来たという実感を持っています。この成果は、地域のみなさんの思い合っての成果であり、良い人間関係が築けた結果だと思っています。全国の地域のみなさまに感謝が尽きません。

また、コロナ禍で活動することができなくなった学生が、この動画を見て「那須塩原市に住み込んで活動をやりたい」と売り込みに来てくれました。大学生版のワーケーションともいえる「スタディケーション」という形で大学生が住み込みで活動するというモデルも動き始めました。このように動画配信をきっかけにインタビューに答えてくださった地域のみなさまへの取材依頼や、新たなお客様獲得にも繋がり始めたケースもあるようです。

河内長野市の取り組みでは、河内長野市の魅力を発信するとともに、旅館「南天苑」では、未来のお客様づくりの視点を持って動画を撮影しました。ここでは、インタビューした学生は、夢への第1歩として、新たな活躍のきっかけになりました。

このようにこれからの時代は、地域のニュースとなる取り組みは、自ら作り出すことができる時代になったといえます。安価に負担を下げて、たくさんの話題を作り、楽しい様子を発信することが知名度向上への第1歩だと考えます。

まとめますと「ファンを呼び込むコミュニティ」とは、カリスマ性のある人がいて、そこをつなぐ若い人などがいて、ファンを作っていく、そしてモノ・コトを作っていきます。

そのためには、地域との関係づくりが要です。だいたい4年間下積み期間がかかりますが、根気強く取り組んでいます。

 

「観光」は地域の人たちがコンテンツを作り、お客様がいて成立します。

これまでのお客様の観光する目的は、「ストレス発散」「思い出づくり」「家族サービス」「趣味の満喫」「自分探し」などだったのですが、新型コロナウイルスの影響で目的が達成できなくなってきています。コロナ禍で新たに、「都心離れ」「静かな場所で特別な時間」「他拠点生活」などのニーズも高まってきました。したがって、アフターコロナの時代における観光は、これまでの目的に加えて、「都心離れ」「静かな場所で特別な時間」「他拠点生活」などのニーズも考慮する必要があると思われます。このようなニーズを地域の人が汲み取って、都心疲れをした人を受け入れる環境を作ることが大切です。そして、このようなサービスを地域の人と地域外の人と一緒になって作っていくことが、本来の「地方創生」につながると思っています。

近年の顧客のニーズは、「快適感」「贅沢感」「特別感」でした。これからの時代は、これらに加えて「仲間感」というものが重要視されると考えます。これから元気になる地域は、地域の人が地域外の人を受け入れ、一緒になってモノ・コトを作っていく時代だと思いますと結ばれました。

 

【Q&A】

Q1(星乃):自治体と話をするとき、事業の目的を求められることが多いと思うのですが、いかがですか?

A1:自治体案件の場合、結果的には、課題から目的を描く形でストーリーを作ることになると思います。その場合は、最初に自治体の方に「この事業の中心になって活動してくれる地元の方はおられますか?」とお尋ねします。そして、地元の方の思いを組み上げて、その思いが自治体の掲げる課題と合致しているかを考えて、伴走するのが私たちの役割だと思っています。

自治体さんは「絵に描いた餅」のようなストーリーをあげられることが多いです。その場合は、「誰がやるんですか?」と問い返しています。たいていの場合は、「誰もいないです」との答えが返ってきます。しかしながら、一所懸命頑張っている方はおられます。すなわち、「誰もいないのでなく、探す気が無かった」というケースがほとんどです。そのため、「そのような方を探しにいく」ここがスタートだと思います。事業の本当の目的は、地域で実戦してくださる方を見つけ出すことだと思います。

 

Q2(福嶋):地元のキーマンとの関係を大切にした後、キーマンの方に成功するように持っていくのには、どのようにすれば良いでしょうか?

A2:あまり高い目標を掲げないことです。キーマンの方が「何かをやりたいと思っている時に、孤独を感じているケースがままあります」、その方は「シンプルに話を聞いてほしい」だけの場合もあります。一緒に話を聞いて、それを形にして、それを積み上げるだけで、信頼関係はできて、成功に近づくことができます。関わる立ち位置も大切です。私のようなよそ者が関わる場合、成果は、地元の方のものにしておくことが大切だと思います。

 

Q3(釼菱):地域の子供達が大学に出て行った後、地域に帰ってきてもらうために、子供達に地域のことをよく知ってもらったり、大人たちと付き合ってもらったりすることが大切だと思うのですがいかがでしょうか。
A3:地域の子供達との触れ合いは、親御さんの賛同も必要になり、一番必要なことは「ママさん世代にどうコミットしていくか」が課題かなと思います。今の時代、子供達を危険にさらしたくないとの感情を持つ方が多く、親子の体験企画を作っていくことも大事だと思います。

茨城県筑西市で取り組んで良かったと思う事例として、地域おこし協力隊制度を活用して、「大学生が週末など月8日間活動」するとうものがあげられます。先ほどの質問で、京都府北部で活動されているとおっしゃっていましたので、同じように「京都市や大阪市などの大学に通っている学生に週末だけ地域で活動してもらう」制度を地元の自治体が作って、大学に行く前の高校生のうちに知ってもらい、ロードマップを引いてあげることが大切だと思います。

今年度より、総務省の「地域おこしインターン」という制度が始まりました。例えば夏休みなど長期休暇中に参加しやすい制度を作ることもできると思います。

 

 

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