関西ベンチャー学会事務局
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高槻北支店留(注:宅急便は郵便局では受け取ってもらえません。 宅急便にて送付される場合は、事前に事務局までご相談ください)
TEL:072-688-7277
FAX:072-688-7277
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第1回連携フォーラム「シリコンバレーのエコシステムから学ぶ」(会員限定)
第1回連携フォーラム「シリコンバレーのエコシステムから学ぶ」(会員限定)
関西ベンチャー学会と米国シリコンバレーの非営利コンソ-シアムJABI(Japan America Business Initiatives)との提携を記念して第1回連携フォーラムを次のとおり開催しますので、ぜひご参集ください。
1.テーマ:シリコンバレーのエコシステムから学ぶ
2.日 時:日本時間 2021年10月24日(日) 10:00-12:00
3.目 的:関西ベンチャー学会とJABIメンバーとの今後の友好・交流・情報交換を促進するために
連携フォーラムを開催し、フラットでオープンなフリーディスカションを行います。
4.対 象:関西ベンチャー学会員10数名 ・JABI会員 数名 20名程度
*今回は双方の会員限定とします。
5.方 式:ZOOM方式
お申込みされた方にZOOMアドレスをお送りいたします。
6.プログラム(予定): 司会:釣島平三郎氏
・関西VB学会あいさつ 会長 定藤繁樹氏
・JABIあいさつ 創設者・理事 大永英明氏
・講演 シリコンバレーのエコシステム 大永英明氏
質疑応答
・パネル/フリーディスカション パネル各10分プレゼンテーション
①SVでのEV開発動向(トム岡田)
②SVでのバイオビジネスの動向(二村晶子)
③コロナによるVC/VBの変化(海部美知)
<自由テーマ>
関西ベンチャーの特徴・現状
コロナ禍と経済回復、
今後のフォーラム・研究会などの連携可能性ほか
■申し込み
関西ベンチャー学会事務局 西森綾子様 info@kansai-venture.org
TEL:072-688-7277 FAX:072-688-7277
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講演概要『訪日ゴルフ旅行の魅力と潜在マーケット、そしてオーストラリア人の訪日ゴルフの可能性!』
7月13日の「文化観光研究部会」は新しいゴルフツーリズムへの挑戦について、(株)PGJ代表の西本直樹さんに語っていただきました。
日本は、米国、カナダに次ぐ世界3位のゴルフ場保有国で、丘陵地を巧みに利用した多彩なコースが約2,300もあり、ゴルフ場の質の高さも 海外ゴルファーの高評価を得ているという西本さん。 今は訪日旅行もままなりませんが、これからの外国人による観光は、 自然を活かしたウォーキングなどアウトドアに変化してまいります。そのような背景のなかで、日本でのゴルフは注目されています。 2018年に(株)プレイゴルフジャパン(2021年7月(株)PGJに社名変更)を設立し、神戸・兵庫ゴルフツーリズム協議会などで活動される西本さんから、アフターコロナの取り組みについて、お話をお伺いしたいと思います。
PGJの企業理念は「『ゴルフ×観光』で日本の魅力を世界へ!」で、ゴルフ旅行専門のDMCとして、オリジナルな体験ツアーを提供する事業に取り組んでおられます。 事業の特徴は、海外のゴルフ場と日本のゴルフ場を提携させて、お互いのメンバーを交流試合などで行き来させるスタイルにあります。第1号は2019年マレーシアのゴルフ場と日本のゴルフ場を提携させた交流試合でした。
2005年に渡米し商社で働き、これまでの経験と語学力を活かした新しいマーケットで活躍したいと思い、2018年に起業されました。
ターゲットを東南アジアに絞られました。2018年におけるインバウンドの延べ宿泊総数8357万人泊の内、マレーシア100万人、インドネシア118万人、シンガポール196万人、タイ296万人と拡大しており、英語が通じること、海外のゴルフ場へ行くアクティブなゴルファーが多いこと。また、日本からのゴルフ旅行先として、近くて、気候の良い場所として選定したとのことです。また、インバウンドは大阪、京都に宿泊される方が多く、マレーシア20%、インドネシア23%、シンガポール19%、タイ14%、オーストラリア24%と、関西はポテンシャルが高いエリアです。
ゴルフ場は、マレーシアに200コース、シンガポールに21コース、インドネシアに150コースあります。
また、18コースあるゴルフ場には1500〜2000名のメンバーさんがおられ、そのうち海外でゴルフをするアクティブなメンバーさんは400〜500名。また27コースあるゴルフ場には2500〜3000名のメンバーさんがおられ、アクティブなメンバーさんは1000名おられるので、この3ヶ国400コースには、海外でゴルフをするアクティブメンバーが500名いると推定すると、20万人の潜在顧客になります。海外のゴルフ場など送客側は現地のパートナー企業が行い、日本側はPGJが日本のゴルフ場との折衝など受け入れ側の業務を行います。また、ゴルフツアーと言いながらも半分は観光を楽しまれます。
交流試合をする時には、日本人と相手国のメンバーが一緒にコースを回るのですが、ゴルフをプレーするという意味では、会話にもあまり困ることもなく、和気藹々と楽しまれています。
また、訪日客向け「手ぶらゴルフ」というサービスも神戸観光局の協力を得てされました。ホテルにチラシを置き、インバウンドのお客様がクラブやシューズはレンタルして、手ぶらでゴルフに行くサービスです。2019年に催行されたのですが、ゴルフ場は、これまで大勢のインバウンドを受け入れたことが無いと心配され、「ゴルフ場のマナーやエチケット」を先方に伝えるなどのサポートが重要なポイントだといいます。
次に今、検討を進めておられるオーストラリア市場のお話でした。オーストラリアのJAMS,TV社とともに、オーストラリアから訪日するお客様にゴルフをしてもらう企画です。オーストラリアの訪日需要は伸びており、2019年に一人当たりの旅行消費額は25万円となっており、今後、ゴルフ需要の可能性も高いとみられています。オーストラリアのゴルフ人口は、年間約100万人で人口の約5%。男性8割割、女性2割。大人の人気スポーツ4位。市場規模は8億2000万豪ドル〜10億9000万豪ドル(日本円で約700〜900億円)あります。
またオーストラリアからゴルフ目的の旅行者の一人当たり平均消費額は2017年に7380豪ドル(61万円)で、海外の市場規模は約150〜200億円あります。低価格の中国、東南アジアの人気が高いのですが、ゴルフ目的での訪日も3,2%(2017年JNTOインバウンド調査)ですが始まっているとの話です。オーストラリアの海外旅行者数は2017年度912万人と、過去10年間で2倍に増え、訪日オーストラリア人も2019年は62万人と、過去6年間で2,5倍に伸びており、平均滞在数は約13,2泊と長期滞在の傾向があります。
アジア圏へのゴルフ旅行が増え、訪日観光客も増えているので、認知度が上がれば、スキーのように大勢のオーストラリア人が訪日する可能性は高いので、頑張りたいと講演を締めくくられました。
【質疑応答】
Q1:日本のゴルフ場は他国と比べて、どこが魅力的なのでしょうか?
A1:東南アジアのお客さんは、熱帯地方なので、コースの中に生えている草木も全く違って、紅葉などもなく、紅葉の中のゴルフ場が素晴らしいと言われています。日本のコースは丘陵地帯なのでアップダウンがあり面白いと言われます。また海外に無い電磁誘導カートも人気でした。また、ゴルフと観光を楽しみに来られますが、ゴルフが好きな方が多くて、目的はゴルフのウェートが高いようです。
Q2:海外でゴルフをされる方は富裕層だと思いますが、マレーシア、シンガポール、インドネシアの富裕層で年収はいくらくらいでしょうか?
A2:現地のゴルフ場の会員なので富裕層になります。年収で言うと800万円以上の方が多いです。経営者クラスの方には2000万、3000万もざらにおられます。
Q3:オーストラリアのサイトで日本のゴルフ場が紹介されていたのは、兵庫、三重、沖縄、高知、茨城でしたが、プレゼンで紹介された北海道が出ていないのには理由があるののでしょうか?
A3:北海道も候補であるのは間違いありませんが、自治体の協力がないと話が難しいです。ゴルフ場を取りまとめや、写真の提供が必要になります。(サイトの掲載は無料です)また、北海道でゴルフをされた方は、北海道が一番だとの声もあります。
Q4:自治体と連携してゴルフ場展開されているとお聞きしましたが、ゴルフ場マネージメント会社と連携しないのは何故ですか?
A4:日本にはゴルフ場マネージメント会社は、「アコーディアネクストグローブ」と「PGM」2社がありますが、本社で一括管理されており、話が進みにくい面があります。小さなゴルフ場を運営されている所は、支配人クラスの方が直ぐに本社に話を持ち上げてくれます。
補足:ゴルフをするインバウンドでは韓国と台湾が一番多いのですが、東南アジアに絞っておられるのが西本さんの事業の特徴です。また「手ぶらでゴルフ」も、今後、大阪関西万博などでも需要が見込めるので、応援してあげていただきたいと思います。
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講演概要 オーバーツーリズムを考える!『今、観光地で起きているコト ☞ 誰がどうする 』
今、観光地で起きているコト ☞ 誰がどうする ーアンケート調査を参考にー
(2021年9月13日 参加者40名)
https://note.com/masaru_hoshino/n/n1bc9338aea67
訪日外国観光客の急増、そして2014年には、インバウンドがアウトバウンドを超え、インバウンド時代の幕開けとなりましたが、2020年、新型コロナによりインバウンドは停止しました。
インバウンドの増加とともに、特定の観光エリアでは観光客を受け入れるキャパシティを超 2019年、日本国際観光学会に「オーバーツーリズム研究部会」を立ち上げ議論を重ねてきました。人流が止まった今だからこそこの問題にじっくり取り組めるのではないかと、現状と課題を鮮明にすべく実施したアンケート調査の結果をお話しさせていただきます。オーバーツーリズムにおける観光地の課題を考えるにあたっては、商品のライフサイクルをモデルにした「バドラーの観光地ライフサイクルの概念図」が基本的な考え方となっています。
京都市、鎌倉市、川越市では外国人観光客はいずれも急増傾向にあり、国と同じ傾向を示しています。しかし、京都市と鎌倉市は観光客全体数が近年減少傾向を示しており、これは日本人観光客がかなりの割合で減少していることを示すもので、注目すべき一つの課題です。また、川越市は全体の観光客は増加傾向にありますが、観光客数の多さを追求するのみでは、オーバーツーリズムによる観光公害とも呼べる状況が生じるのではと危惧されます。
自治体の課題を議論する場である市議会の議事録から、「観光+外国人」「観光+マナー」に対する発言、「観光+混雑」「観光+渋滞」「観光+ゴミ」「観光+トイレ」という発言を見ますと、京都市と鎌倉市では観光客の増加に伴い、これらの発言も量的、内容的に変化が見られますが、川越市ではまださほど問題とされていない状況にあります。
川越市は、人口35万4千人、都心から30kmに位置し、ベッドタウンとして人口増加が続いています。江戸時代、舟運により商業の町として発展し、江戸文化が残されており、「小江戸・川越」と称されています。町並景観は、明治26年の大火後に建築された外壁を黒漆喰塗とした蔵造の商家建築が主役になります。ここは川越商業の中心地でしたが、交通の発達とともに中心は駅周辺に移り、1950年代~1970年代にかけて衰退していきます。1970年代初頭、町並みの価値の再発見、そして、1980年代の住民が主体となった「活用と保存」活動の高まりに伴い、まちが活性化していきます。1989年のNHK大河ドラマ『春日局』で注目が集まり、首都圏を中心とする年間730万人の観光客が訪れる観光地になっていました。
アンケートは、観光地のステークホルダーである「観光事業者と住民(観光事業者ではない)」を対象に実施しました。共に、歴史文化のあるまちへの誇り、そしてアイデンティティの強さがうかがわれますが、観光事業者と住民間には現状認識に違いがあることも明らかになりました。事業者はもっと観光客が増えることを望み、住民はこれぐらいでいいと思っています。有名になることで経済が潤ったと捉える事業者、注目されて誇りに思う住民の姿が見えます。
9割近くが「今後オーバーツーリズになる」と予測しており、 観光客が増えることで想定されるプラス面は「経済や地域の活性化」ですが、マイナス面は「混雑問題」と「ゴミ問題」、次いで町の「イメージダウン」や「らしさが失われる」ことと言及しています。
また、注目したいのは、住民の声の中に「観光客への迎合は、結局は観光客に見放される」「観光地の評価が上がり、地価が上がることで商業活動の低下を招く可能性がある」との声が有ることです。すなわちこの地の価値の低下です。
(コロナ前の)観光地としての課題認識では、「混雑」「危機対応」と「食べ歩き」を問題とする方が多い結果となりました。「混雑」については、行政では「一方通行」を何度も試みますが、総論賛成、各論反対で実施には至っていません。また食べ歩きに伴う「ゴミ問題」は、事業者の自助・共助努力がなされている一方、「食べ歩きのゴミは産業廃棄物」「税金を使うのは」の声、「ゴミ箱の設置はゴミの元」との意見もあり、これらも結論が出るには時間を要するでしょう。
近年、「食べ歩きのまち川越」としてメディアで取り上げられることが多く、食べ歩き食品を買い求める人の行列、歩きながら食べる姿が非常に目立ちます。
A~Dの立場の違いによってとらえ方が大きく異なっていますが、共通するのは 「まちのイメージに良くない」ことから、「マナー」として観光客に協力を求める意見や「ゴミ箱の設置」の意見が出ています。観光客も単に「お客様」ではなく、ステークホルダーの一員として、観光地の価値を持続させることに関与し、その責任の一端を担うことが求められているのではないでしょうか。
観光地には、「観光客」「事業者」「住民」「行政」それぞれのステークホルダーがいます。観光地は「人」と「文化」の交差点とかしなければ」の意見が出ては消える状況が続いています。
今回事例として取り上げた川越市に限らず、観光客の多さは地域を元気にしてくれますが、同時に自然環境や人びとの生活環境にも影響をもたらします。消費対象としての観光地でなく、地域の価値を持続し、観光地としての魅力を保ち続けることが求められます。交流人口を増やし経済効果を図りつつ、ネガティブな現象を回避する対策をとる必要があります。
ポストコロナの観光は、持続可能な観光(SDG s)の観点や、観光地の人たちだけではなく、観光客も共に責任を担うレスポンシブルツーリズムを実践することではないでしょうか。そして、その地が積み重ねてきた歴史、文化、人々の生業といった地域の文脈を踏まえた新しい価値を積み重ねていくことではないでしょうか。
【ディスカッション】
金子:私は、川越の隣接地域に住んでいます。私の記憶では、川越が便利になったのは埼京線開通などでアクセスが改善された約30年前で、観光地化したのが10年くらい前からだと思います。川越市民には、「古くから住んでいる市民」、埼京線が通って「住みやすくなったから移住してきた市民」、「観光地になって入ってきた市民」の3パターンがあり、“亀屋”のような地元銘菓の老舗は観光客も歓迎だが、地元民住民を客としていた古くからの商店は困惑しており、観光地化してから入ってきた事業者さんは「稼ぎたい」と思っておられる。この渾然一体となっているのが川越であり、観光を研究するのには非常におもしろいモデルだと思います。
野杁:川越の家主さんと入居事業者との関連はいかがでしょうか? 長い目で見て価値を上げていきたいので、良い事業者に入ってもらいたいと思う家主さんもおられるでしょうか?
井上:調べたことが無いのでどのような関係になっているかの現状はわかりません。私の印象ですが、町並みに新しく入られる事業者さんは、全国展開される店舗などが多く、地域のことを考えて入ってこられる事業者さんは、少ないと思っています。ただ、商業を営んでいく過程で、町への関心を深め、商店街の会で積極的に活動されている方もいらっしゃいます。蔵造をテナントとするのはいろいろな経済的理由がありますが、とはいっても、文化財保護法の「伝統的建造物群保存地区」となっていて、改修・修復などに何らかの公費助成も受けていることを考えれば、経済性だけを優先することには疑問を感じています。ここ10年ぐらいでしょうか、町並みの通りからちょっと外れた通りでも、普通の民家がお店になってきています。
金子:川越も、蔵の街から少し離れた地域で「古い建物を守ろう」という“家守会社”を作っているグループもいます。古い建物をリノベーションしている会社なので、家主の許可を得て、リノベーションして地域と共生できる事業者さんに入居してもらっている地域もあります。川越の蔵町の周辺にも古い建物がたくさん残っているので、エリアを広げて考えると良い地域になりそうです。
清水:弟の嫁が川越で古着屋をやっており、川越のまちづくりについて相談を受け、アドバイスさせてもらったその一つが「電柱を無くすこと」であり、もう一つが「古い料理をきちんと残すこと」でした。京都でも「無電柱化」を推進し、「古い料亭」は流行っています。また京都の五条坂には「食べ歩きのお店」がほとんどありません。それが出来た理由は、「売りに出た物件をすぐに地元団体が購入して、自分たちの眼鏡にかなった人しか入居させない」としたからです。自分たちの街を、自分たちで守らないと無茶苦茶になってしまいます。
佐竹:オーバーツーリズムになるのは日帰り観光客の問題です。宿泊客だけではキャパオーバーになることはありません。私がJAL京都支店にいた時、“アンノン族”でオーバーツーリズムが起こりました。近所のお店にお客さんが殺到して、一旦営業を停止した後、値段の高いランチメニューが作られました。この時、常連客にクーポン券を配り、クーポンを使うと従来の価格で食べられる仕組みとされたのです。ここで大切なのは「常連客(リピーター)を大切にした」と言うことです。川越も誰がリピーターのお客様かを考える必要があると思います。「商人の会」が、住民意識を一つにしていく合意形成の場であってくれれば良いのですが…。
金子:「川越カイギ」というまちづくりの会議のモデルは熱海です。熱海は、かつては新婚旅行のメッカ、次は団体旅行のメッカ、そして男性の旅行のメッカと変遷した後、衰退しました。今のお客さんは若い人ばかりです。年寄りは住んでいる方です。そして若い事業者のメンバーが「熱海カイギ」と言う場を作り、市長も商工会議所もバックアップして、街が変わっていきました。「川越カイギ」は、商人の会だけでなく、蔵の街だけではなく市内の幅広いエリアの市民等が参加しているものです。
星乃:私はアンケート調査結果から、合意形成しやすいのは「食べ歩き」ではないかと思いました。ステークホルダーが大勢おられると言うのも、どこも共通なので、合意形成しやすいものを求めていく議論をされたら良いのではと思いました。
釼菱:舞鶴でも観光客を呼び込もうとしていますが、宿泊施設はこれまでビジネスホテルしかありませんでした。そこにゲストハウスなどができ始め、これから宿泊施設の多様化が進めばと思っています。宿泊施設が無いとリピーターを作れないという問題も感じます。
佐竹:宿泊施設は最大の経済効果をもたらしますので多様化していくことは大切です。また、宿泊観光客に24時間満足させるものを用意しなければならないので、満足できるものを整えるのも大切です。地域に魅力がなければ宿泊客は来てくれません。
野口:奈良で「観光の目的」について議論した時、「人と人との交流であろう」と言うことになったのを思い出しました。川越の話を聞いて、地域の観光に思いを持つ次の担い手たちの議論する場があれば良いなあと感じました。
遠藤:オーストラリアは行政の力が強いので、ロックダウンのように強い強制力も発揮できますが、川越のように、地域のステークホルダーの人がディスカッションして合意形成していくことの大切さも、今日、楽しく勉強させていただきました。一つ気になったのが「旅行者の視点」です。旅行者の方とのコミュニケーションも取り入れていただけるとより良くなると思いました。
佐竹:日本も80年代に海外旅行ブームになりたくさん恥をかきました。それを旅行者にどう伝えるのかディスカッションして「実態をフィードバックするしかない」、その伝え方は “ささやき”が一番だと言うことになりました。例えば、ディオールの店でネクタイを「ここからここまで全部」と買ったOLがいたとして、それを見たパリジャンが「あの人は凄い、ボーイフレンドがあんなにいるんだ」と語ったと、旅行会社の人に“ささやく”と、旅行会社の人は説明会で「とっておきの情報です」として伝えてくれる。この情報は「他所では言わないでください」といえば言うほど伝わります。旅人も「このような旅がしたい」という思いを持っておられるので、「日本では、このような旅のスタイル」というような台本を作ることが大切だと思いました。
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知的財産研究部会開催(11月6日)のお知らせ
関西ベンチャー学会知的財産研究部会開催のお知らせ
日時 11月6日(土)10:00~11:30
ZOOM開催
ご講演題
「(仮題)大学発ベンチャー育成:産官学連携の現場から(法務や知財の話題を中心に)」
講師ご紹介
弁護士法人SACI 京都アカデミア法律事務所
弁護士 岡 本 哲 也 様(関西ベンチャー学会会員)
京都アカデミア法律事務所は、京都大学産官学連携本部法務部門に所属していた弁護士が京都大学キャンパス内に設立された法律事務所に移籍されたことによりスタートしました。日本及び世界の大学による学術成果を社会に実装することを法的側面から支援することを使命とされています。
岡本哲也弁護士は、関西経済連合会にて、ベンチャービジネス創出・育成関連業務、規制改革関連業務などに従事された後、法科大学院を経て弁護士登録されておられます。京都大学産官学連携本部法務部門では、クリニカルバイオリソース活用会社の設立をめぐる法的ストラクチャー構築関連業務を主任された他、英文契約を含め年間200件を超える研究契約支援法務を担当されてきました。また、ベンチャーキャピタルによる投資案件や、京都大学内外のベンチャー企業からの多種多様な相談案件など、ベンチャー関連法務を多数担当されておられます。
参加ご希望の方は林(shigeki.hayashi@oit.ac.jp)までご連絡ください。
ZOOMのURLをご連絡いたします。
参加よろしくお願いいたします。
カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 知的財産研究部会
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9/13 文化観光研究部会は「オーバーツーリズム」を考えます!
第67回文化観光研究部会(9月13日=オンライン)のお知らせ
欧米諸国でコロナワクチン接種も進み、外国人観光客を受け入れて、社会・経済活動を本格化させています。
そしてコロナ後、再び来ると予想 されるオーバーツーリズムを前に、「本来求められる観光」「次世代の観光」
のあり方を考えなければならない時期を迎えています。
「小江戸川越」と称される埼玉県川越市も。観光客700万人超える観光地ですが、観光関連事業者や一般住民に対して、2019年から2021 年にオーバーツーリズムに関するアンケート調査を行っておられます。
この調査を行なって来られたオーバーツーリズム研究部会代表の井上様に、アンケート結果から見えるアフターコロナ時代の観光について
問題提起をいただきたいと思います。
日時:2021年 9 月13日 (月)
19:00〜19:45 井上晶子様の話
19:45〜20:05 各地の観光の定点観測
(オーストラリア、知床、京都府の予定)
20:05 カンパイ
20:05〜21:00 意見交換
ゲスト:井上晶子様 博士(観光学)
日本国際観光学会オーバーツーリズム研究部会代表
立教大学観光研究所 特任研究員・杏林大学 特任講師
http://www.jafit.jp/taikai/
テーマ:ウィズコロナ・ポストコロナの観光 8
「アンケート調査に見る、今、観光地で起きているコト 誰がどうする!」
参加費:500円 (主催者会員・学生は無料です)
主催:NPO法人 スマート観光推進機構、関西ベンチャー学会 文化観光研究部会
協力:なにわ名物開発研究会
申込み:https://kanko45.peatix.com
連絡先:星乃 mail:hoshino3014@gmail.com
(090-5645-1710)
※ お申し込みの皆さんに、Zoom招待メールをお送りいたします。
カテゴリー: 事務局からのお知らせ
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2021年度第3回地域創造研究部会ご案内
この度、下記のとおり研究部会を開催することになりましたので、ご案内します。多くの方のご参加をお待ちしています。
記
1.日時:令和3年9月18 日(土)午前10時00分~11時30分
2.場所:ZOOMにて(詳細は、参加申し込みの方に別途ご連絡します)
3.テーマ:「街場のデータ人材育成論-地域における現実的検討-」
4.講師:兵庫大学現代ビジネス学部教授、神戸市CDO補佐官
十勝うらほろ樂舎 理事
宮崎 光世 氏
・東京大学理学部卒業
・1997年、黎明期のYahoo!JAPANに入社、Web検索・検索連動型広告のProduct Managerとして同社の成長・発展に貢献
・2005年頃から機械学習を活用したアルゴリズムの改善に取り組み、その過程で青森県八戸市に学習データ作成・評価チームを編成、八戸IT・テレマーケティング未来創造協議会会長として地域の人材育成にも取り組む
・2021年4月より現職
5.費用:会員―無料
当研究部会への参加が初めての方(非会員)は無料
上記以外の方は1,000円(学生は500円)となり、銀行振込にてお支払いをお願いします。 詳細は、申込み後にご連絡させていただきます。
6.定員:15名
7.問合せ・参加申込先
参加希望者は、氏名、会員・非会員の区分、所属、メールアドレスを明記の上、以下までお申し込みください。お申し込みのあった方に、講演会開催の2日前までZOOM URLをお知らせする予定をしています。
関西ベンチャー学会地域創造研究部会 主査:文能照之、幹事:大野長八
E-mail : tbunno@bus.kindai.ac.jp
Tel:06-4307-3292、FAX:06-6729-2493
カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 地域創造研究部会
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第9回ビジネスモデルとベンチャー研究部会開催のご案内
投稿日: 2021年8月5日 作成者: ビジネスモデルとベンチャー研究部会
第9回ビジネスモデルとベンチャー研究部会開催のご案内
日時:2021年9月11日(土)10:00~12:30 場所:オンライン(ZOOM)で行います。
参加申込:参加費無料、メールで下記をご記入の上、お申し込み下さい。ご記入頂いたメールアドレス宛に、ZOOM会場に入場用のURL,ID/PWを送ります。メールでお申込みの時は、タイトルは「第9回ビジネスモデルとベンチャー研究部会に参加」とお書きください。また、本文に、1.お名前( )2.ご所属名( )3.メールアドレス( )4.電話番号( )をご記入下さい。宛先は、konishikazu@gmail.com(主査:小西一彦)。
peatixからでも参加申し込みは可能です。https://peatix.com/event/2837141/view をクリック下さい。
関西ベンチャー学会の会員以外の方も歓迎致します。
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第1報告「IOTと商品・ライフスタイルのイノベーション〜「ランドマーク商品」の観点から〜」
報告者:天野了一氏(四天王寺大学経営学部 教授)
<プロフィール>
1991年 関西学院大学法学部卒、2007年関西学院大学経営戦略研究科・アントレプレナーシップ専攻課程修了(定藤ゼミ)。大学卒業後、公益社団法人 関西経済連合会にて、国際部(海外経済調査、国際交流)、事業推進部(関空、歴史街道計画)、地域産業本部(関西文化学術研究都市、関西イノベーション国際戦略総合特区)等のプロジェクト推進、IIS新事業創出機構および関西文化学術研究都市推進機構・新産業創出交流センターにて、産学連携、ベンチャーの育成、ビジネスマッチングを担当し退職。2012年より、四天王寺大学経営学部に勤務。主な担当・研究科目は、地域連携、ベンチャー・中小企業、ビジネスモデルとイノベーション、フードビジネス、起業教育など。
<講演内容の概要> IOT元年といわれた2017年から4年、私たちの身の回りにも、様々なインターネット接続可能な商品が発売され、気づかないところで徐々に普及が進みつつあります。今やほとんどの家庭にブロードバンド回線とWIFIルータが設置され、パソコン・スマホやAV機器のみならず、自動車、冷蔵庫や洗濯機、エアコン、さらには便器に至るまで、IOT商品が続々発売され、メーカーは高機能化や差別化を競っています。これらを制御する端末としては、スマホの他、音声操作のスマートスピーカーも登場し注目を集めています。 しかし、これらは、現状では多数の消費者の支持を得ているとはいえず、機能や使い勝手も発展途上にある状況です。これらのIOTは、今後どのように進化し、関連業界、そして我々の生活にいかなるイノベーションをもたらすのでしょうか?今回の講演では、「ランドマーク商品=時代の節目に出現する、生活の前提となる、不可逆・不可避の商品」の観点から、生活に身近な様々な商品のIOTのインパクトや方向性、ビジネスモデル革新やベンチャーへの期待、ライフスタイルの変化を考えたいと思います。 ———————————————————————————————
第2報告:「鉄」から「食」へ事業転換して、国産ピクルスのトップブランドになれた経緯と今後 報告者:西出喜代彦氏(NSW株式会社代表取締役)
会社の概要: 大阪泉州の地場産業として、60年以上に亘り営んできたワイヤーロープ事業から、ピクルス(酢漬け)の製造販売という、「鉄」から「食」への事業転換にチャレンジ。「いずみピクルス」というブランドで、大阪は泉州特産の水なすを、初めてピクルスにした水なすピクルスや、泉州玉ねぎやキャベツなど、泉州野菜を中心に50種類以上のピクルスを常時揃えている。珍しいフルーツピクルスや型抜きのかわいいクラフトピクルス、カラフルで香り豊かなアロマドレッシングなど、ヘルシーでインスタ映えするギフト商品を取り揃え、大丸梅田やなんばパークスに自社店舗を構える。 本社 〒598-0071大阪府泉佐野市鶴原1291-1 TEL:072-462-8186 URL:https://idsumi.com/company 事業内容:ピクルス・ドレッシングの製造事業(製造・販売・農業) ▼いずみピクルスのインスタグラムはこちら→ https://www.instagram.com/idsumi.pickles/?hl=ja
プロフィール: 2007年東京大学大学院修士課程卒。ディップ株式会社に商品開発本部所属として入社。主に中途採用の転職情報サイトの企画・編集・新規事業開発等に携わり、初年度より各種表彰を受け2年目に商品開発本部MVP。2010年7月退社。2011年にNSW株式会社に入社。事業承継型ベンチャーとして、垂直統合型の食品D2C事業を立ち上げる。2013年3月社長就任。国産ピクルスのトップクラスのブランドとして店舗展開等を進めている。2018年末には香りに着目したアロマドレッシングを販売開始。2019年、泉州の地場産業である繊維産業の活性化のために、裏表のない肌着「オネスティーズ」の開発に着手。◯賞実績等・ふるさと名物大賞入賞(2015)、OMOTENASHIセレクション受賞(2017)、農林水産省食料産業局長賞(2019)、 Design For All Foundation Good Practices (2020)、グッ ドデザイン賞(2020) 、ジャパンチャレンジゲイト2021 最優秀賞(経済産業大臣賞)等
講演内容の概要: 大阪泉州の地場産業として、60年以上にわたり営んできたワイヤーロープ事業が、主要取引先からの吸収合併の話を断ったことで1/3の売上に減少し、また、3代目社長の父が重い病気に罹ったのが、10年前。会社をたたむかどうか、という地点から、全く扱ったことのない食品事業にチャレンジし、ニッチなジャンルではありながら国産ピクルスではトップのブランドになることができました。今回、なぜワイヤーロープからピクルスだったのかという創業の経緯や、全くのゼロからどういう過程を経てトップブランドになることができたのか、また、補助金等の行政支援の活用方法や、ピクルスという商材の特徴などについても交えながら、お話させていただけたらと考えています。また、新型コロナウィルスの影響を受け、次の10年に向けて大幅な事業の再構築にチャレンジしており、今後の事業戦略や世界全体での大きなテーマとなっているSDGSへの取り組みについてもお話させていただくことで、地方創生という大きな方向性の中で、事業承継型ベンチャーとしてチャレンジしている一私企業の現状についてお話させていただきます。 —————————————————————————————————-
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『関西ベンチャー学会 学会誌Vol.14』投稿募集のご案内
『関西ベンチャー学会 学会誌Vol.14』投稿募集のご案内
2021年8月2日
暑中お見舞い申し上げます。
今年も『関西ベンチャー学会誌(Vol.14)』の刊行の運びとなりましたので、投稿募集をご案内申し上げます。これまで学会誌にご投稿されておられない会員の皆様におかれましても積極的な投稿をご検討くださり、多数の投稿が寄せられることを願っております。
なお、ご投稿を頂くにあたり、下記の「編集方針」と関西ベンチャー学会の各種「規定」(「学会誌投稿規定」、「学会誌編集・査読規定」、「著作権規定」、いずれも『関西ベンチャー学会ホームページ』『関西ベンチャー学会誌(Vol.13)』に掲載)をご一読くださいますようお願いします。
ご投稿くださった会員の皆様には、学会誌が発刊されるまでに、執筆、査読、校正などの過程で、多々お手数をおかけすることになると思われますが、何卒、ご協力くださいますようお願い申し上げます。
その他、『学会誌』の刊行に関しまして、不明な点などがございましたら、事務局または下記の編集委員までご遠慮なくお問い合わせください。
*2021年度関西ベンチャー学会学会誌編集委員会:文能照之(委員長)、木谷哲夫(副委員長)、釣島平三郎、長町理恵子、福嶋幸太郎、小西一彦(オブザーバー)、西森綾子(事務局):info@kansai-venture.org
「2021年度関西ベンチャー学会学会誌編集方針」
1.発行日:2022年2月末日
2.発刊スケジュール
(1) 投稿申込の締切:2021年8月31日(火)
(2)完成原稿の提出締切:2021年10月31日(日)
(3)第一次査読:2021年11月1日(月)~30日(火)
(4)第一次査読結果の返却予定:2021年12月上旬
(5)修正原稿の提出締切:2022年1月4日(火)
(6)第二次査読・査読結果の締切:2022年1月20日(木)
(7)掲載論文の確定:2022年1月下旬
(8)学会誌発刊予定:2022年2月末日
3.発刊スケジュールに関する補足
(1)投稿申込の締切:
学会誌への投稿を希望される方は、指定の期日までに事務局宛に、所定の申込用紙(「論文概要(400字以内)」も含む。「申込書」ファイルを使用下さい)に必要事項を記入の上、電子メールにてお申込みください。
ここでの「論文概要」は、執筆中もしくは執筆予定の原稿の概要について、先行研究との関連性、新規性等を踏まえて記述ください。提出された「論文概要」は、編集委員会が会員の皆様の投稿の意向を事前に知り、より具体的な編集計画の策定と最適な査読者の選定に活用します。なお、ここに記載された内容が、本学会での研究領域から外れると思われるもの等については、投稿をご遠慮いただく場合があります。また、ここで記載された内容と10月末に提出いただく完成原稿とに乖離がある場合も投稿をご遠慮いただくことがあります。予めご承知おきください。
(2)完成原稿の提出締切
当学会では、査読付論文とは別に査読なし論文等、多様な発表機会を設けています。希望する形態に応じて原稿を作成し、事務局まで電子メールにて提出ください。査読付論文または査読なし論文で投稿される方は、「論文要旨」(和文400字(もしくは英文300語)以内、A4サイズ、44文字×39行)を同時に提出ください。
なお、査読なし論文や研究ノート、書評、部会報告、等は、原稿を提出すれば必ず掲載されるものではなく、いずれも、編集委員会で検討した上で、掲載可否の判断が行われます。予めご承知おきください。
(3)第一次査読(以下、(a)(b)(c)(d)は「学会誌編集・査読規程」第5条第5項に記載)
査読希望論文の原稿が事務局に届き次第、第一次査読を開始します。第一次査読は、2名の査読者によるブラインド方式で行います。2名がともに掲載を認めた原稿(査読結果が(a)(a)、 (a)(b)、 (b)(b))については学会誌への掲載が決定します。一方、2名がともに掲載を認めなかった原稿(査読結果が(d)(d))は、査読論文として掲載されないことが決定されます。なお、掲載の可否についての判断が査読者により分かれた場合は、編集委員会にて決定します。
(4) 修正原稿の提出
第一次査読結果が(a)(a)、(d)(d)以外の場合に、修正原稿を提出していただきます。第一次査読結果を投稿者にフィードバックしますので速やかに修正稿を作成し期日までに提出してください。また必要に応じ「論文要旨」を修正し、併せて提出ください。期日までに提出のないものは、投稿を辞退したものをみなしますので、予め承知おきください。
査読なし論文、研究ノート、書評等の原稿も、編集委員会で検討し、修正が必要な場合は、連絡しますので、速やかに修正稿を作成し再提出ください。
(5) 第二次査読
提出された修正原稿について、第二次査読が行われます(第一次査読結果が(b)のものは修正確認を行います)。第一次査読と同様に、掲載の可否について査読者が判断します。査読結果が(a)の場合には査読論文として掲載され、査読結果が(d)の場合には査読論文としては掲載されません。掲載の可否についての判断が査読者により分かれた場合は、編集委員会にて決定します。
査読により掲載が認められなかった原稿は、「学会誌編集・査読規程」に従い、査読なし論文と変更するか、または棄却されることになります。
(6) その他
就活や学位申請などのために論文の「受理」の連絡を急ぐ人はその旨を事務局まで早目に連絡ください。「受理」された論文は、2月末の出版を待つことなく、出版後に公表される論文と同じ資格を有したものとして使用可能です。
3.規定(「学会誌投稿規定」、「学会誌編集・査読規定」「著作権規定」)は下記を参照ください。
1)関西ベンチャー学会編『関西ベンチャー学会誌Vol.13』(2021年2月28日)(「配本」がまだお手元に届いていない方は事務局までご連絡ください。)
2)『関西ベンチャー学会ホームページ』「学会誌投稿規定等」(URL:http://www.kansai-venture.org/?page_id=2094)
3)関西ベンチャー学会事務局(事務局からのメールご案内)(Mail: info@kansai-venture.org)
*その他、ご不明な点がある場合は事務局または編集委員長までお問い合わせください。
文能照之(編集委員長):tbunno@bus.kindai.ac.jp
4.執筆要領
・ページ数(タイトルを含む)
1.査読付論文、査読なし論文 10ページ以内
2.研究ノート 6ページ以内
3.資料 4ページ以内
4.書評等 2ページ以内
5.その他
事務局までご連絡ご相談ください
・書式
1. A4版、現代かなづかい、横書き
2. 1ページ 44文字×39行
3. タイトル等の文字の大きさ
タイトル:16ポイント(太字)
氏名 :12ポイント(太字)
所属 :12ポイント(太字)
キーワード5つ:12ポイント(太字)。キーワードは所属から1行空けて書く。
4.本文の項目の表記と文字の大きさ
大項目 1 2 3 4 (第1節・・・に該当する) 12ポイント(太字)
中項目 1.1 1.2 1.3 ・・・2.1 2.2・・・ 10.5ポイント(太字)
小項目 1.1.1 1.1.2 ・・・2.1.1 2.2.2 10.5ポイント(太字)
(Ⅰ Ⅱ ・・・Ⅴ は使用しない)
本文中に項目を示す場合には、大項目は「第3節で説明したように・・」、中項目以下は「2.2.3で例示したように・・」と表記することとする。
本文:10.5ポイント
5.文頭は1文字空けて文章を書く。
6.パラグラフは1行空けて次のパラグラフを書く。
7.図表は、本文での挿入箇所を明示して、合計で2ページ以内とする。
図表には、表題・出所を明記することとする。
例:「表3 日本の労働人口推移」出所:厚生労働省(2000)をもとに筆者作成。
「図1 総合経済特区」出所:内閣府(2013)。
8.数式の表記:文中に数式を入れる場合を除き、数式は2行をとって別立てとする。
数式を引用する場合は右端に
1)などの番号を明記して、後注で説明する。
9.外国の国名・地名・人名は原則カタカナ書きとする。一般化していない固有名称は初出に限り、その原語を併記する。
例:「タシュマン(Tushman, M.)は組織変革について・・・」
10.外来語は原則として、カタカナ書きとする。
例:カメラ、メートル、ポンド、ドルなど。 但し、パーセントは%を
使用する。
図表では一般的な単位(m、g、など)を使用する。
リットルはイタリック(l)で表記する。
11.数字の表記は、算用数字使用。二桁以上の数字は半角数字を使用。万以上の数字表記は下記例に従ってください。
例:35億1000万人、1万8000箱。
12.年号は原則として西暦表記とする。但し、引用の場合は原著表記に従う。
13.査読論文の場合、本文中に「拙著」など著者を特定できる表記は行ってはならない。
14.引用・参考文献の書き方は下記参照。
引用・参考文献の書き方
1.本文中の文献引用の示し方は、簡易注または後注のいずれかを使用すること。
(1)簡易注の例
①著書・論文の全体的な見解を引用する場合は、著者と発行年のみを示す。
・・・といえる(青山、1950)。
・・・知られている(Merton, 1938, 翻訳 森他、1950)
②引用箇所が特定できる場合には、著者、発行年、頁を示す。
テイラーは「・・・」と述べている(Tayler, 1995, p.123)。
「・・・で特異的である。」(Tushman & Scanlan、1981、pp. 31-32)
(2)後注の例
①本文中の引用文の後ろに、注の上添え字で )をつける。
「・・・・」3)と番号をつける。
後注にて文献名を示す。
3)Merton, R.K.(1938), p.3. 邦訳4頁。
②雑誌等からの引用で著者が明記されていないものは、本文に注の番号を付け、後注で引用文献を明記すること。
新聞:6)「***」『日本経済新聞』2017年7月11日付。
雑誌:8)執筆者(発表年)「論文名」『雑誌名』〇巻〇号、〇〇頁。
HP:11)「著者・タイトル」(2017)(http://www.・・・・・・・・・)〇年〇月〇日閲覧。
③後注には、1)から順番に通し番号を付け、連続した番号を付すこと。
2.文献リスト
(1)参考文献という項目で記載すること。
(2)記載方式は、author-date(著者―発行年)方式を採用すること。
(3)外国語文献と日本語文献に区別して記載すること。
①外国語文献は著者姓のアルファベット順に記載すること。
②日本語文献は著者氏名のアイウエオ順に記載すること。
③同一著者の文献は発行年の順番に記載すること。
④同一著者名は繰り返し記載せずに、「―――」(全角3コマ)を使用する。
(4)文献の表記例を下記に示す。
外国語文献の場合
①単行本
著者(発行年)書名(版次)、出版地:出版社(翻訳書)
例:Lovelock, C., Wright, L.K.(1999) Principles of SERVICE MARKETING AND MANAGEMENT, Prentice–Hall,Inc.(小宮路雅博監訳、高畑泰+藤井大拙訳『サービス・マーケティング原理』白桃書房、2002年)
②編著
編著者ed.(複数編著者の場合はeds.)(発行年)書名(版次)、出版地:出版社
(翻訳書)
例:Tushman, M.L.
& Moore, W.L. eds.(1988) Readings in the Management of
Innovation, Harpercollins.
③編著に掲載された論文
著者〈発行年〉論文名in編者名ed.(またはeds.) 書名(版次)、出版地:
出版社、
掲載頁(翻訳書)。
例:Lovelock, C.H.(1995) “Managing Services: The Human Factor,” in Glynn,W.J.and Barnes,J.G.,eds. Understanding Services Management,
Chichester, UK:John Wiley & Sons, p.228.
④雑誌掲載論文
著者(発行年)論文名、雑誌名、巻号、掲載頁。
例:Tushman, M.L. and Katz, R.(1980)
“External Communication and Project Performance:
An Investigation into the Role of Gatekeepers,” Management
Science,26(11), pp.46-58.
日本語文献の場合
①単行本
著者(発行年)『書名』出版社。
例:青山秀夫(1950)『マックス・ウェーバーの社会理論』岩波書店。
②論文
執筆者(発表年)「論文名」編者名『論文集名』出版社、掲載頁。
例:内田義彦(1965)「日本思想史におけるウェーバー的問題」
大塚久雄編『マックス・ウェーバー研究』東京大学出版会、146-162頁。
③雑誌掲載論文
執筆者(発表年)「論文名」『雑誌名』巻号、掲載頁。
例:田尾雅夫(2008)「自治体におけるマネジメントを考える」『都市問題研究』60(6)、22-37頁。
ホームページ引用の場合
閲覧ページの内容、URL、閲覧日を記載する。
例:「平成30年度⼤学発ベンチャー調査」(https://www.meti.go.jp/policy/innovation_corp/start-ups/h30venturereport_gaiyou.pdf ) 2019年7月16日閲覧。
記載例
ベンチャー・ビジネスの基礎・・16ポイント太字
関西太郎・・12ポイント太字
ベンチャー大学 経営学部
キーワード:ベンチャー、マーケティング・・・12ポイント太字
(5つ)
(以下:本文は2段組みで作成)
1.“ ベンチャー ”とは?・・・12ポイントの太字
1行空けて文章を書く。
文頭は一文字空けて書く。文章は 10.5ポイント。
1-1.ベンチャーの定義 ・・・・10.5ポイントの太字
文頭は一文字空けて書く。文章は 10.5ポイント。
2. 1行空けて次のパラグラフを書く。
1-2.ベンチャーの特徴・・・・・10.5ポイントの太字
文頭は一文字空けて書く。 文字は 10.5ポイント。
3.最後に、後注、参考文献を書く。
注
1)・・・
2)・・・
参考文献
外国語文献
日本語文献
◆関西ベンチャー学会編『関西ベンチャー学会誌Vol.13』(2021年2月28日)を参照ください。
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第66回文化観光研究部会(7月13日=オンライン)のお知らせ
第66回文化観光研究部会(オンライン部会=ZOOMを使用)
7/13の文化観光研究部会のテーマはゴルフツーリズムで、株式会社プレイゴルフジャパン 代表の西本直樹様に登場いただきます。
日本は、米国、カナダに次ぐ世界3位のゴルフ場保有国で、丘陵地を 巧みに利用した多彩なコースが約2,300もあり、ゴルフ場の質の高さも 海外ゴルファーの高評価を得ているという西本さん。
今は訪日旅行もままなりませんが、これからの外国人による観光は、 自然を活かしたウォーキングなどアウトドアに変化してまいります。そ のような背景のなかで、日本でのゴルフは注目されています。
「ゴルフ × 観光」で日本の魅力を世界へ! 2018年に(株)プレイゴルフ ジャパンを設立し、神戸・兵庫ゴルフツーリズム協議会などで活動され る西本さんから、アフターコロナの取り組みについて、お話をお伺いし たいと思います。
日時:2021年7月13日 (火)
19:00〜19:45 西本さんの話
19:45 カンパイ
19:45〜20:05 各地の観光の定点観測
(オーストラリア、知床、京都府の予定)
定点観測も7回目を迎え、文化観光研究部会の名物になっています。
※ 今回は、中国向け「ショッピングツアー」を仕掛けるボーダーレス様の取り組みも発表していただきます。
20:05〜21:00 意見交換
ゲスト:西本直樹 様 (株)プレイゴルフジャパン 代表
https://www.playgolf-japan.com
テーマ:ウィズコロナ・ポストコロナの観光 ⑦
『訪日ゴルフ旅行の魅力と潜在マーケットについて』
参加費:500円 (主催者会員は無料・学生は無料)
主催:関西ベンチャー学会 文化観光研究部会
NPO法人 スマート観光推進機構
協力:なにわ名物開発研究会
申込:https://kanko44.peatix.com
連絡先:星乃 mail:hoshino3014@gmail.com (090-5645-1710)
※ お申し込みの皆さんに、Zoom招待メールをお送りいたします。
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第8回ビジネスモデルとベンチャー研究部会
第8回ビジネスモデルとベンチャー研究部会開催のご案内
日時:2021年7月10日(土)10:00~12:30 場所:オンライン(ZOOM)で行います。
参加申込:(参加費無料)メールで下記を記入の上、お申し込み下さい。7月9日~10日に、ご記入頂いたメールアドレス宛に、ZOOM会場に入場用のURL,ID/PWをお送りします。お申込みの際、タイトルは、「第8回ビジネスモデルとベンチャー研究部会に参加」、その下の本文には、1.お名前( )2.ご所属名( )3.メールアドレス( )4.電話番号( )をご記入の上、konishikazu@gmail.com(主査:小西一彦)宛に、送信して下さい。関西ベンチャー学会に未だ入会されていない方も歓迎します。その他で何かご質問がございましたら、遠慮なくお尋ね下さい。
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第1報告:「顧客を知り自社を知れば百戦殆からずー顧客視点の商品開発」
講師:桃谷修司氏(「顧客価値共創堂」代表取締役、関西ベンチャー学会会員)
〒662-0082 兵庫県西宮市苦楽園二番町16−27
電話 0798-78-5191 Fax 0798-74-8445
https://kokyakukachi-kyosodo.com
<プロフィール>
1990年一橋大学経済学部卒業(ゼミは社会学部のマスコミュニケーション論に所属)
P&Gジャパンに新卒で入社し17年半、一貫して洗濯関連用品のマーケティングに関わる。
まず、衣料用洗剤・柔軟仕上げ剤のブランドマネジメント、グローバルの新商品発売計画
の立ち上げを推進。その後、アジア地域での家電メーカー・アパレルメーカーとの戦略的
提携を担当し、を日本では衣料用液体洗剤とドラム式洗濯機の普及に貢献。2007年、
日世(株)に転じ、海外事業とブランドソフトクリーム“クレミア”発売計画の立ち上げを
担当。その後も(株)シャルレ、味の素(株)で国を内・海外の新規事業と新製品開発を
担当。2019年8月に、主に個人事業から中規模事業と、顧客視点のマーケティング手法
で、より高い価値をお客様に届けることを目指して、顧客価値共創堂を創業。
< 講演内容の概要>
顧客が本当に手に入れたいのは、商品やサービス自体ではありません。それは、「これが
あれば、私は〇〇できる。〇〇になれる。」という願いを叶えることです。そして、それ
を叶えるために商品やサービスを購入します。最初に「誰に、何を」の2つをシャープに
設定して、「どのような人の、どのような願いを、自社のどのような強みを活かして、叶
えるか」というコンセプトを作り、それに基づいて製品や広告・営業などマーケティング
の4P、さらに事業プラン全体を作成することで「顧客に刺さる」計画立案をできるように
なります。それは、一時的なブームに振り回されず、顧客の本質的な気持ちに寄り添う、
中期的に有効な計画になります。機能や性能の優れた商品やサービスを作り、それを伝え
ることは継続して重要な事業の基本です。しかし昨今、多くの競合品の中から顧客に選ば
れて、購入や利用をしてもらうにはそれだけでは不十分になっています。
自社の視点に加えて、顧客視点からもビジネスを(再)構築することが、今後の成長や生
き残りには必須です。P&Gや味の素での経験を踏まえた顧客価値共創堂の考え方と手法を
簡単にお話しします。
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第2報告:保育所と働くママの『無駄を取り、ゆとりを創る』保育所サブスクリプションサービス
講師:灘 広樹氏(BABY JOB株式会社代表取締役、ぬくもりのおうち保育株式会社 取締役)
<プロフィール>
大学卒業後、ユニ・チャーム株式会社にマーケティング担当として入社以降、アジア
における事業経営及びブランドマネジメントに携わる。2011年から約8年間 Unicharm
India Pvt Ltd に赴任し、紙おむつ・生理用品の市場拡大及びシェア拡大に貢献。
2018年からは保育園を利用する保護者負担や保育士不足問題での社会課題の解決に取
り組む事業を行う為に、BABY JOB 株式会社の創業に携わり、新規事業立案と実行など
の事業推進、及び、ファイナンス等の資金調達を代表取締役社長としてリード。
2021年6月から創業会社であるぬくもりのおうち保育株式会社の取締役を兼務。大阪商工
会議所スタートアップ小委員会委員に選出。得意分野は「経営全般」「マーケティング」。
<講演内容の概要>
日本初の保育所向け紙おむつ定額制サービス「手ぶら登園」に関してご紹介させて
頂きます。
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◆上の講演と質疑応答の後、講演者を囲んで交流会&懇親会を行います(参加自由)
(12:00~12:30)
カテゴリー: ビジネスモデルとベンチャー研究部会, 事務局からのお知らせ
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