カテゴリー別アーカイブ: 事務局からのお知らせ

関西ベンチャー学会第1回全体例会(講演会)のお知らせ

関西ベンチャー学会第1回全体例会(講演会)のお知らせ

自動車産業に迫るパラダイムシフトの本質

~カーボンニュートラルや経済安全保障等の視点から~

 自動車産業では、今、大きな変革期にあります。この分野に造詣が深い講師を
お招きし、ご講演いただきます。日産ゴーン事件のTV解説でもお馴染みです。
是非この機会に奮ってご参加ください。

                                   

日時:2021年7月17日(土)10:00~11:30

(講演60分、質疑応答30分)

 

参加費 関西ベンチャー学会 会員 :無料

非会員一般:500円、非会員学生:無料

 

参加方法:ZOOMによるオンライン同時双方向講演。

下記PEATEXに申し込まれた方にZOOM参加URLを

お知らせします。

お申込み先↓

https://kansaiventure0717.peatix.com/

 

講師  井上久男氏              

 

講師ご略歴:

1964年生まれ。1988年九州大卒。朝日新聞社の名古屋、東京、大阪の経済部で自動車を中心とするグローバル製造業を担当。2004年朝日新聞社を退社。2006年大阪市立大学創造都市研究科修士課程修了。主な著書は『自動車会社が消える日』、『日産vs.ゴーン支配と暗闘の20年』(いずれも文春新書)。近著に経済安全保障について書いた『『中国の見えない侵略』! サイバースパイが日本を破壊する』(ビジネス社)がある。

 

お問合わせ先  関西ベンチャー学会事務局

          TEL・FAX:072-688-7277  メール: info@kansai-venture.org


 

カテゴリー: 事務局からのお知らせ | コメントは受け付けていません。

2021年度第2回地域創造研究部会<申し込み終了>

先にご案内しました研究会ですが,定員に達しましたので申し込みを終了させていただきます。
何卒ご了承くださいませ。

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 地域創造研究部会 | コメントは受け付けていません。

第62、63、64回文化観光研究部会(オンライン)のご報告

文化観光研究部会は、NPO法人スマート観光推進機構の「観光のひろば」との共催として開催しています。第62回、63回、64回はZOOMを使用してオンラインで開催しました。以下ご報告です。

第62回文化観光研究部会(オンライン開催)

日時:2020年10月13日(火)19時~21時
ゲスト:(株)インプリージョン プロデューサー 森なおみさん
テーマ:ウィズコロナ・ポストコロナの観光③
    〜オンラインを味方に! オンラインツアーの成功事例とこれから〜

森さんの講演内容

森さんは、大阪プロガイドマネージメント協会事務局長や、ワイナリーの応援活動を長年務められ、大阪ワイナリー・関西ワイナリー協会事務局長や西日本ワイナリー協会事務局長を歴任し、第1回大阪商工会議所の「おおさかサクヤヒメ賞」と「OSAKA旅めがねグッドデザイン賞(2018年)」を受賞されています。

講演は「なぜ今オンラインなのか?」からお話をいただきました。コロナ禍で観光、飲食、イベントが大打撃を受け、リモートワークや巣ごもり需要が生まれ、「オンライン業界」や「シェアリングサービス」「お取り寄せ」「テイクアウト」などの需要を生み出したと、丁寧に説明いただきました。

観光の形も変わってきました。近場の魅力を再認識する「マイクロツーリズム」や、会わない観光「オンラインツーリズム」があります。

ただの交流会だけではない、まるで泊まったかのような体験の「オンライン宿泊」、地方のスナックで一緒に飲み、盛り上がる「オンラインスナック体験」。利用者の7割が女性といい、女性があまり体験できないものとして人気です。巣ごもり生活で増加した体重をエクササイズする「オンラインヨガ」も人気です。食材が届けて、先生と一緒に料理を作る「オンライン料理教室」では、先生の講義を見るだけで一緒に作ってくれないという想定外の展開になったなど、簡単にはいかないことも見えてきます。

次に「ワイナリーツアー」の話になりました。大阪には7つのワイナリーがあり、大阪独自のワイン作りの継承、葡萄畑の継続、情報発信と交流を目的として、2012年に「大阪ワイナリー協会」が発足しました。ただ、昨年までの5千人が集まる「おおさかワインフェス」がコロナで中止となり、葡萄畑で有名シェフの料理を食べて、ワインを楽しむ「ワイナリー見学ツアー」も中止となりました。そこで「お家で楽しむワイナリー見学ツアー」を始めることとしました。そんなことしてどうするの…と言われるなか、1回目は6月に開催する運びになりました。

ワイナリーツアーは通常ツアー以上に参加する前のワクワク感にこだわり、準備していきました。ワイナリーツアーを告知し、参加者には事前にワイン(3本)が届きます。オンラインだからこそ、アナログ感が重要になるため、参加のルールなどを手書きの手紙を添えてワインに同封しました。ちょっとした演出が大切です。

ツアーは1時間15分。お酒を飲むこと考えて、長すぎない時間配分です。オンラインですが、リアル感な双方向がポイントなので、スマホで撮影をしながら、ワイナリーを案内してもらいます。最後はパソコンでワイナリーさんとワインを飲みながらとじっくり話をします。普段は聞くこともできないこぼれ話が飛び出すこともあり、一期一会のオンラインツアーとなりました。2回目も盛り上がり、それぞれ違ったワイナリーの魅力が伝わったようです。

このツアーは、ツアーで楽しんでもらうことと同時に、ワイン販売にも繋がる一石二鳥のオンラインツアーです。続けるためにはPRで終わらずに、実際に商品を買ってもらい、経済を回すことが重要です。コロナ渦で売り上げが激減した、ワインのプロモーションであり、販売であり、ツアーであり、ファン作りでした。ツアーが終了してから「また参加したい」とすぐに連絡をもらって、リピート率が8割にもなるという大盛況でした。そして「あの話を聞いたら飲みたくなった」とワインの販売も伸びたといいます。

オンラインツアーも、「人のつながり」を作り、森さん曰く「関係観光」を作り出すものだということです。10年ツアーをやって来て、全く違う盛り上がりを感じたといいます。ただ主催者となる方へは、①パソコン・Wi-Fiなどの環境②時間・スケジュール管理③ファシリテーション力④一方的発信になっていないか⑤参加者へのフォロー――なども必要と、注意もいただきました。最後に、リアル→オンラインに変わるのではなく、「リアル観光+オンライン観光」が、「ニューノーマルツーリズム」を生み出すとの話で、講演を締めくくられました。

第63回文化観光研究部会(オンライン部会=ZOOMを使用)

日時:2021年1月27日 (水) 19:00 ~ 21:00
講師:星乃勝 関西ベンチャー学会常任理事・文化観光研究部会主査 NPO法人 スマート観光推進機構 理事長
テーマ:ウィズコロナ・ポストコロナの観光④
    〜新しい観光の潮流 そして今後のインバウンド観光〜

星乃主査の講演内容

新型コロナ䛾感染拡大が止まらないなか、観光業界は大きな痛手を被っています。そのような中でも、オンラインツアーをはじめ新しい観光の潮流が起きています。このような新しい観光の潮流と、今後のインバウンド観光がどのように進むのかを、星乃勝常任理事・文化観光研究部会主査が様々な事例を交えながら語りました。講演のポイントは以下の通りです。

講演のポイント
1、危機が生む「イノベーション」!
  地震やコロナ感染症の危機のなかで起きている「イノベーション」
2、「観光」と「地域活性化」の最新事例!
 「マイクロツーリズム」「オンラインツアー」などの最新事例
3、「インバウンド観光」は、国の経済の柱!
  日本の貿易収支に占める「訪日外国人観光」の重要性

第64回文化観光研究部会(オンライン部会=ZOOMを使用)

日 時:2021年3月23日 (火)19:00~21:00
ゲスト:奥村武資(たけちゃん)氏
テーマ:ウィズコロナ・ポストコロナの観光 ⑤
     〜進化するたけちゃんの大阪へーほーツアー~

奥村さんの講演内容

ガイド歴9年目のたけちゃんは、ガイドブックに載っていない、大阪のええとこを案内される「プロのツアーガイド」です。

1959年大阪府布施市(現東大阪市)生まれ。55歳で関西のテレビ局系列会社を早期退職し、プロガイドとしてデビュー。60分間のサクッと面白い「たけちゃんの大阪へーほーツアー」は、日本各地から大阪へ来る観光客向けと、大阪・関西に住んでいる人向けのツアーがあり、参加したお客さんが「へえ〜」と感じ、「ほお〜」とため息をつくことから名付けられたといいます。

観光客向けツアーは1300回、延べ4500人。関東のお客さんが70%。ただ、このうち東京は15%で、神奈川、千葉、埼玉で60%を占めるそうです。また80%は2泊3日のツアー。1日半〜2日をUSJで過ごされる方がほとんど。大阪観光は初日の半日と最終日の半日しかなく、この時間を有効に使って楽しんでもらえるツアーを心掛けておられます。

「大阪のイメージ」はメディアに作られた「コナモン」「お笑い」。 1回目のツアーは「コナモン」「お笑い」を中心に楽しんでもらい、2回目以降は「ほんまもんの大阪」を感じてほしいとして案内しておられます。また、次に来ていただくための仕掛けとして、たこ焼き、お好み焼きの各店のこだわりや、大阪でしか売っていないコンビニの商品を紹介。地元の人との会話もポイントで、吉本の芸人さんに絡んで、大阪弁の妙を伝えるということです。

大阪、関西に住んでいる人向けは、大阪を楽しむツアーで、1番人気は「大阪駅びっくりへーほーツアー」だといいます。誰もが知っている場所だけど、知らない話がいろいろあるそうです。

また、たけちゃんはコロナ禍のなかで、大阪の「へえ〜」「ほお〜」と感じてもらう話題を全国の人に知ってもらおうと、昨年6月から、ネットラジオvoicyに挑戦しされています。毎日10分。アーカイブは350本。リスナーの多くは20歳代後半〜40歳代で、通勤途中に聞く方が多いといいます。

これからツアーとvoicyを連動していきたいそうで、動画やオンラインツアーにも挑戦したいと語っていました。

カテゴリー: 事務局からのお知らせ | コメントは受け付けていません。

2021年度第2回地域創造研究部会ご案内

この度,下記のとおり研究部会を開催することになりましたので,ご案内します。多くの方のご参加をお待ちしています。

1.日時:令和3年6月19 日(土)午前10時00分~11時30分
2.場所:ZOOMにて(詳細は,参加申し込みの方に別途ご連絡します)
3.テーマ:「エフェクチュエーションの理論と実践-熟達した起業家の意思決定-」
4.講師:京都大学経営管理大学院
     特定助教 高瀬 進 氏

<ご経歴>
・1994年神戸大学工学部システム工学科卒。
・2013年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。博士(経営学)。
・山口大学技術経営研究科、京都大学工学研究科ロボティクス研究室を経て、現職。
<主要論文・著作>
・『大学発ベンチャー起業家の「熟達」研究 瀧和男のライフヒストリー』(中央経済社, 2017年)
・『エフェクチュエーション』(碩学舎, 2015年)[翻訳-共著]
・『大学発ベンチャーか、技術移転か』(日本ベンチャー学会誌, 2013)[共著]等

5.費用:会員―無料。
 当研究部会への参加が初めての方(非会員)は無料。
 上記以外の方は1,000円(学生は500円)となり,銀行振込にてお支払いをお願いします。
 詳細は,申込み後に,ご連絡させていただきます。

6.定員:15名
7.問合せ・参加申込先
 参加希望者は,氏名,会員・非会員の区分,所属,メールアドレスを明記の上,下記までお申し込みください。
 お申し込みのあった方に,講演会開催の2日前までZOOM URLをお知らせする予定です。

 関西ベンチャー学会地域創造研究部会 主査:文能照之,幹事:大野長八
 E-mail : tbunno@bus.kindai.ac.jp
 Tel :06-4307-3292、FAX:06-6729-2493

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 地域創造研究部会 | コメントは受け付けていません。

第1回 「AI+農業+経営」プロジェクト研究部会 

・日時:2021年5月13日(木) 18:30~20:00
・ZOOM方式:https://us02web.zoom.us/j/86045820087?pwd=WmJsTjdCWWR5QXZuOUt2YVg5QTBTQT09
ミーティングID: 860 4582 0087
パスコード: 491589
・講題:植物工場と新たな日本の農業(仮題)
・講演者:森久エンジニアリング(株) 社長 森 一生氏

森久エンジニアリングでは、固定概念に挑戦し、新たな創造を行ってまいりました。例えば、露地栽培の農業と植物工場の農業はまったく正反対の方向で生産を行っています。露地栽培は、絶えず変化する自然環境に対して、季節と土地と種という条件をうまく組み合わせて何とか自然環境に適応させる環境適応技術と言い換えることができます。一方で、植物工場による野菜栽培は、野菜の持つ成長条件をうまく引き出すため環境を野菜の好む条件に調節し、最適成長を導き出す環境適合技術と言い換えることができます。つまり、野菜を環境に調和させる栽培が露地栽培であるのに対して、環境を野菜に調和させる栽培が植物工場であり、考え方が真逆になっているのです。従来の伝統的な農業生産に新たに加えられる新技術農業の創造は、わが国の農業生産の厚みを増し、今後の農業の将来性を大きく切り開いていくことになると信じています。 科学技術の進歩は、技術課題に素直な目で向き合うことが原点であると思います。固定概念の打破こそが当社の今後のビジネスを拡大発展させ得る大きな原動力になると信じて今後も挑戦してまいります。
2020年3月 ひょうごクリエイティブビジネスグランプリ2020優秀賞を受賞

ご参加お申込み:定藤繁樹  sadato333@ybb.ne.jp

 

 

カテゴリー: AI農業経営プロジェクト研究部会, 事務局からのお知らせ, 部会活動(案内) | コメントは受け付けていません。

知的財産研究部会開催のお知らせ(5/24 15:30から)

日時 5月24日(月) 15:30から17:00

方法 WEB zoom

講演内容 大阪産業局のベンチャー支援策について

講師 大阪産業局 イノベーション推進部

部長 中村 奈依 様

 

従来大阪府および大阪市は、BOOMINGやOSAPなどベンチャー支援を

それぞれ実施されてこられ、実績も出されています。

今般公益法人大阪産業局が一手に大阪府と大阪市のベンチャー支援策を実施され

効率化を図られることとなりました。

このため、大阪産業局 イノベーション推進部 部長の

中村 奈依 様から大阪産業局のベンチャー支援策全般につきまして

Web(zoom)でご説明いただけることとなりました。

皆様ぜひご参加ください。

ご参加お申込み先:林茂樹 shigeki.hayashi@oit.ac.jp

 

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 知的財産研究部会 | コメントは受け付けていません。

第7回ビジネスモデルとベンチャー研究部会

第7回ビジネスモデルとベンチャー研究部会開催のご案内

日時:2021年5月8日(土)10:00~12:30 

場所:オンライン(ZOOM)で行います。

参加申込:(参加費は無料)メールで下記をご記入の上、お申し込みください。5月7日~8日に、ご記入頂いたメールアドレス宛にZOOM会場に入場用のURL,ID/PWをお送りします。申し込みの表題は「第7回ビジネスモデルとベンチャー研究部会に参加」でお願いします。1.お名前:( ) 2.ご所属名:( ) 3.メールアドレス:(  ) 4.電話番号:( ) 宛先(申込受付)konishikazu@gmail.com(主査:小西一彦)

——————————————————————————–

第1報告:「ネクストシリコンバレー、イスラエルのエコシステム」(10:00~11:00)

 講師:三森八重子氏(関西ベンチャー学会会員、大阪大学・招聘教授)

<プロフィール> 文部科学省科学技術政策研究所, 独立行政法人理化学研究所, 国立大学法人東京工業大学, 国立大学法人筑波大学国際経営プロフェッショナル専攻(MBA-IB)准教授を経て, 2015年より国立大学法人大阪大学高等教育入試研究開発センター教授。2020年4月より大阪大学招聘教授。米ハーバード大学ケネディスクールより行政学修士(MPA)取得。東北大学大学院工学研究科技術社会システム専攻より 博士(工学)取得。専門は技術経営・技術管理(MOT)。PICMET, 米国科学振興協会(AAAS), IEEE, 研究イノベーション学会(評議員), 日本MOT学会(理事),日本経営システム学会(常任理事), 日本生産管理学会(代議員), 関西ベンチャー学会会員。日米研究インスティチュート(USJI)(協力員)。東洋大学国際学部グローバルイノベーション学科非常勤講師、筑波大学大学院医学医療系非常勤講師。

<講演内容の概要>イスラエルは日本の四国ほどの領土しかないが、イノベーションの先進国として注目を集めており、第2のシリコンバレーとも呼ばれる。イスラエルには278社のグローバルICT企業が327のR&D拠点を置いており、多額の資金が投入されている。2018年のイスラエルへの直接投資額は210億円と、5年前に比較して倍増した。また、とりわけロシアから多くの移民を受け容れてきたこともあり、人口は過去30年で倍増した。加えてイスラエル人は家族を大切にする習性があり、出生率が3.11と比較的高く維持されている。世界の先進諸国の経済は2000年以降伸び悩んでいるが、ハイテク産業の好況を背景にイスラエルの経済は日本や欧米諸国を上回る成長率を維持している。例えば2017年のイスラエルのGDP成長率は3.3%でOECDの平均2.3%を上回った。上記のほかにも、近隣アラブ諸国との緊張関係を背景に自国のイノベーションを促進せざるをえない事情の元、イスラエルでは失敗を許容する風土と、自由で大胆な発想が許される文化が醸成された。また、イスラエルには男女とも兵役があるのだが、優秀な若者が兵役期間中に軍のインテリジェンス・ユニットに配属されることで先端技術を学ぶ機会を与えられることや、軍事技術の民間転用が推奨され、ビジネスに活用され易いなどの特殊な要因もある。本講演ではこの小さな技術大国であるイスラエルを取り囲む各種の条件を解説し、イスラエルの「イノベーション・エコシステム」を分析し、日本への適用可能性を考え提案する。軍隊を持たない日本に、例えば軍隊のインテリジェンス教育を1つの柱としているイスラエルのエコシステムのスキームをそのまま持ち込むことはもちろんできない。イスラエルのイノベーション・エコシステムから日本でも活用できる要素を分析し、提案したい。

目次:1.初めに、2.イスラエルの歴史、3.イスラエルの経済、4.イスラエルの産業構造、5.イスラエルのエコシステム(1.米国シリコンバレーのエコシステム、2.イスラエルのエコシステム、3.日本とイスラエルの比較)、6.ディスカッション、7.結論

——————————————————————————————————————–
第2報告:「ニューノーマルを見据えた デジタルトランスフォーメーション」(11:00~12:00)

 講師:村上 健志氏(日本マイクロソフト株式会社 グループコントローラー)

<プロフィール>2011年、日本マイクロソフト株式会社に入社。国内、および米国マイクロソフト本社にてファイナンス部門、日本マイクロソフトの社長補佐を経験し、2020年10月より現職。マイクロソフト入社以前は、シティバンク N.A、大和証券、 Dell で、主に経営企画、ファイナンス部門を経験。2021年から英国NPO法人FP&A Trends Groupの AI/ML Committeeの役員会メンバーとして参画。国内外の企業向けに、Financeや経営企画部門における機械学習やAI活用、DX事例やデータ活用の講演を実施。

<講演内容の概要>コロナ禍の中、さまざまな業界でビジネスモデルの刷新としてDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速している。アフターコロナを見据え、企業がいかに機械学習やAIといったテクノロジーを活用し、データを使った効果的・効率的な意思決定、データドリブンの経営にシフトしているか。デジタルトレンドとDXの真のメリットとは何か。マイクロソフトの社内事例を紹介しながら、企業が抱える課題と対策について考えたい。講演者が現在所属している、Finance部門、経営企画/管理、財務、経理部門等、データを扱う部門が求められるスキル、資質の変化についても触れたい。

目次:1.ITの急激な進化がもたらす「経営環境の変化」、2.ニューノーマルを見据えたDXの実現に向けて、3.ファイナンス・経営管理部門における課題と対策。a.データを可視化する b.データで意思決定する c.データから予測する d. 議論を活性化させる。4.Key Message: まとめ

———————————————————————————————————————

◆上記の講演と質疑応答の後、講演者を囲んで、若干の交流会を行います(参加自由)(12:00~12:30)


 

カテゴリー: ビジネスモデルとベンチャー研究部会, 事務局からのお知らせ | コメントは受け付けていません。

第65回文化観光研究部会(5月11日=オンライン)のお知らせ

第65回文化観光研究部会(オンライン部会=ZOOMを使用)

5/11 「文化観光研究部会」は、株式会社エピテックの藤川様に登場いただきます。

大学生の頃から地方創生活動に携わり、総務省の「地域力創造アドバ イザー」や観光庁の「広域周遊観光ルート専門家」でもある藤川さん。
これからの観光は、マーケティング戦略を行い、ファンをつけることが カギになると考えておられ、地域資源を活かしたコンテンツを地域住民 と考案し、ファンを集めるコミュニティづくりを進めておられます。相模女子大学で、これらをテーマに教鞭もとっておられます。
全国の耕作放棄地を活用した「ご当地バレーボール大会」や、地方創 生活動の大学生によるインタビュー企画「Social Design Girls 17」のプロ デュースなどユニークな活動実績もあり、お話を聞くのが楽しみです!

日時:2021年5月11日 (火)
    19:00〜19:45 藤川さんの話
    19:45 カンパイ
    19:45〜20:05 各地の観光の定点観測
     (オーストラリア、知床、京都府の予定) 20:05〜21:00 意見交換

ゲスト:藤川 遼介 様  株式会社エピテック 代表取締役 社長
      (MBA・一橋 / 地域アクターズプロデューサー)
     https://apitec.jp/

テーマ:ウィズコロナ・ポストコロナの観光 ⑥
     ファンづくり型地域振興から考える観光産業
      〜観光復興のカギを握る地域住民の笑顔の生み出し方~

参加費:500円 (主催者会員は無料・学生は無料)

主催:関西ベンチャー学会 文化観光研究部会
   NPO法人 スマート観光推進機構
   協力:なにわ名物開発研究会

申込:https://kanko43.peatix.com

連絡先:星乃 mail:hoshino3014@gmail.com (090-5645-1710)
※ お申し込みの皆さんに、Zoom招待メールをお送りいたします。

カテゴリー: 事務局からのお知らせ | コメントは受け付けていません。

講演会(2020年11月13日)開催内容のご報告

講演会(2020年11月13日)開催内容のご報告

2020年度の第2回目となる講演会(全体例会)は、日本IBM株式会社の三輪直人さんを講師にお迎えしました。三輪さんは「日本社会、関西におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進について」をテーマに、①そもそもDXとは②日本のDXの実態③DXを推進するチームの働き方――の3点にについて講演されました。所々で聴講者同士がDXへの取り組み状況などについて話し合う「体感型セッションタイム」をはさむなど、ユニークな講演でした。講演の後の質疑応答では、講師と聴講者との間に活発なやり取りがありました。以下、ご報告です。

テーマ:日本社会、関西におけるDX推進について ~周回遅れを取り戻す~
日時 2020年11月13日(金)18:30~20:00
場所 大阪産業創造館 6階 会議室A・B
講師 三輪 直人 日本IBM株式会社 グローバル・テクノロジー・サービス事業本部
テクニカルセールス事業部 部長 営業統括マネージャー

講師ご略歴 神戸市出身。情報工学修士。2007年、NTT西日本に入社。R&DにてIP電話システム開発の傍ら論文執筆や特許取得を経験。その後クラウドベンチャーへ出向しクラウドエンジニアとしてサービス企画から開発・保守までを経験。2018年より現職。

講演要旨:
日本は人口が減少に転じ、社会の構成が大きく変わっている。ビジネスも大変革期に入っている。個人の個性を重視し、一人ひとりに見合った付加価値のついたモノをつくっていかなければならない時代だ。人口増加を前提とした「前へならへ」型の生産性向上ではなく、ITを活用した「ONLY ONE」型の生産性向上を目指さなければならない。

日本企業の国際競争力は著しく低下した。かつては世界の時価総額ランキングで上位を独占していた日本企業は、現在、ベストテンにも全く入っていない。人口が減少する中で、どうグローバルで戦っていくかが課題だ。いま世界の中心にいる企業は、大量のコンテンツとユーザーをデジタル技術を活用することで結びつけるビジネスモデルを確立している。変化の激しいユーザーの要求にタイムリーに応える開発スピードが求められる。ビジネスプロセスをデジタル化する「デジタイゼーション」ではなく、ビジネスモデルそのものを変革する「デジタライゼーション」が必要である。DXとはその「デジタライゼーション」が社会全体に広がっていくことだ。

日本でも例えば、データを活用して安全・安心なクルマ社会を実現しようとする動き、航空会社の乗務員や整備士などの記録を電子化する動き、精神科医療の高位平準化を図る動きなど、DXを進める動きが見られる。自動運転もレベル3まで解禁になった。しかし、うまくいっていない例も多い。変革を起こしたいがITを活用したビジョンが描けない経営者や、外部ベンダーと勝手に新規ビジネスを立ち上げるが変革には至らない事業部門からのプレッシャーがIT部門に集中している。

日本ではIT人材の72%がベンダー企業に、28%がユーザー企業に属しているのに対し、米国では逆に35%がベンダー企業、65%がユーザー企業に属している。欧米のソフトウエア開発は内製が多く、日本のソフト開発は外注が多い。これが日本と欧米の違いである。このため、日本政府も動き出した。例えば経済産業省が進める「DX格付」。先進的なDX企業を育て、国内外から人材や投資が集まりやすい環境をつくるのが狙いである。

DXを支えるインフラは進化している。流れは既存システムからクラウドの活用に進んでいる。クラウドの活用が進むと、家でも仕事ができるようになる。リモートワークへのシフト。これは元に戻せない流れだ。場所に関係なく仕事ができる、時間も調整しやすい、参加者間の力関係が現れにくいなど、リモートワークによるコラボレーションには多くのメリットがある。今後は日本でもシステム開発や運用など、多くの業務がリモートワークにシフトしていくだろう。ビデオ会議や、ファイル共有、チャットなどのツールを活用し、生産性を最大化したい。ただし、ネットワークとセキュリティーの強化も忘れてはならない。

リモートワーク文化をうまく進める上でのテクニックと注意点は、以下の通りだ。①心理的安全性の確保②ビジョンやゴールを伝える機会を増やす③報告フォーマットを決め、成果を見える化する④コミュニケーションの活性化が起きる仕組みを導入する⑤相手の環境を思いやる⑥意図的に休憩時間をつくる――である。まずは経営層・マネジメント層がDXとITに関して勉強することが 大事。そして業務プロセスの中でデジタイゼーションできそうな箇所から探してみることだ。人選して実施してみると社員の意識が変わってくる。
まず、社内でDXを推進できそうな20歳~40歳代の人材を発掘する。その人々に期待している旨を伝えて、プロジェクトをつくる。そして、今の会社・組織の在るべき姿と変革の実行可能性をプロジェクトにレポートしてもらい、小規模でいいのでプロジェクトを実行する。こうした手順を踏みたい。プロジェクトの取り組みを経営層自らが見える化して、推進状況を全体に報告し続ける。実績ができたらプロジェクトチームを評価し社外に発信していく。こうしたことも経営層に望みたい。

以上です

カテゴリー: 事務局からのお知らせ | コメントは受け付けていません。

理事選挙結果について

令和3年3月14日

理事選挙結果について

関西ベンチャー学会選挙管理委員長

福嶋 幸太郎

 

3月14日に開催されました理事選挙におきまして、下記の方が当選されましたので
ここにお知らせいたします。
尚、4月からの学会役職につきましては、決定次第お知らせいたしますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。
おかけさまで選挙も無事に終了することができました。皆様のご協力ありがとうございました。

理事当選者一覧

氏名 所属 現学会役職
定藤繁樹 関西学院大学名誉教授、大阪学院大学経営学部教授 会長
AI農業経営プロジェクト研究部会主査
淺野禎彦 淺野会計税務事務所代表 副会長
AI農業経営プロジェクト研究部会副主査
小西一彦 兵庫県立大学名誉教授 常任理事
ビジネスモデルとベンチャー研究部会主査、学会誌編集委員長
松村敦子 ㈲アクティア代表取締役 常任理事
女性起業家研究部会幹事
文能照之 近畿大学経営学部キャリア・マネジメント学科教授、近畿大学経営イノベーション研究所 所長 副会長
地域創造研究部会主査
福嶋幸太郎 芸術文化観光専門職大学 常任理事
林茂樹 大阪工業大学知的財産学部学部長、特任教授 常任理事
知的財産研究部会主査
大野長八 大野アソシエーツ代表 常任理事
地域創造研究部会主査
釣島平三郎 太成学院大学経営学部教授 常任理事
畑中艶子 国際ファッション専門職大学准教授・立命館大学OIC総合研究機構客員研究員 常任理事
横田英俊 大阪ガス㈱ 監査部課長 常任理事
会計
岡崎利美 追手門学院大学・准教授 常任理事
女性起業家研究部会幹事
河野万里子 ㈱色彩舎代表取締役、四天王寺大学非常勤講師 理事
木谷哲夫 京都大学産官学連携本部IMS起業・教育部IMS起業・教育部長、特定教授
木本圭一 関西学院大学国際学部 教授 理事
深見環 四天王寺大学国際キャリア学科教授 常任理事
中部経済研究部会主事、九州研究部会幹事
カテゴリー: 事務局からのお知らせ | コメントは受け付けていません。