「ダイバーシティ経営 いちばん大切にしていること」
現場のリアルを担当者が語る
〇ゲスト:吉川美奈子さん(株式会社アシックス サステナビリティ統括部長/元D&Iリーダー)
〇ゲスト:大石敦子さん(川崎重工業株式会社人事本部人事企画部ダイバーシティ推進課課長)
〇研究者 長町理恵子(追手門学院大学経済学部准教授/副学部長)
〇ホスト 湯川カナ(なりわいカンパニー株式会社・一般社団法人リベルタ学舎代表/関西ベンチャー学会理事)
■日時:2023年12月5日(火) 19:00-20:30
■演題:「ダイバーシティ経営 いちばん大切にしていること」現場のリアルを担当者が語る
■開催方式:オンライン(Zoom)
■参加費:無料
■詳細、お申込み:https://forms.office.com/r/0Wh3jz61sX
■:概要:
ダイバーシティ経営、D&I、DE&I…。世界基準の「常識」がどんどん進化するなか、ジェンダーギャップ指数もデジタル化指数も先進国最下位である日本の「現場」はどのようになっているのか。
企業内ダイバーシティ推進の担当者から、現場で最も大切にしている点、また現場で最も苦労している点、今後の見通し等を、研究者である長町准教授が深掘りをしながら伺う。
《登壇者プロフィール》
吉川美奈子さん(株式会社アシックス サステナビリティ統括部長/元D&Iリーダー)
ドイツ銀行、P&Gを経てアシックス。D&Iがグローバルで推進されている企業からD&Iゼロの日本企業へ。P&Gでは、子供二人を連れてシンガポールに赴任。10か国のメンバーがいる環境で、ダイバーシティのややこしさと素晴らしさを経験した。
アシックスでダイバーシティ&インクルージョンを立ち上げて推進。6年後に内閣府「女性が
輝く先進企業表彰」の「内閣府特命大臣賞」受賞に貢献。
大石敦子さん(川崎重工業株式会社 人事本部人事企画部ダイバーシティ推進課課長)
2005年4月に新卒で川崎重工業(株)へ入社。以来、本社勤務。
キャリアの中心は広報と人財育成(マネジメント育成・経営者育成担当)、それぞれ7年間従事。2023年4月~現職。プライベートでは、10歳と2歳の姉妹の母。
長町理恵子(追手門学院大学経済学部准教授/副学部長)
大学院で労働経済学を学び、シンクタンク(日本経済研究センター)に就職。2017年に大学に転じ、現在、経済学部に新設の多様社会コースリーダーを務め、多様な人々が共生する社会に向けた研究を続ける。関心テーマは、男女の家事分担、NPOの地域連携、ベンチャー企業での女性の働き方など。茨木市男女共同参画推進審議会会長、ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会 理事などを兼任。
湯川カナ(なりわいカンパニー株式会社・一般社団法人リベルタ学舎代表/関西ベンチャー学会理事)
大学在学中、学生起業に参加した縁で、Yahoo! JAPAN創設メンバーとなる。ストックオプション権を返上して退社後、言葉もわからないスペインへ。帰国後は神戸を拠点に、新しい社会をつくる学びの場「リベルタ学舎」、フリーランス・複業コミュニティの広報プロダクション「なりわいカンパニー」を設立・運営。初代兵庫県広報官。にしていること」現場のリアルを担当者が語
※メールの不着やご質問等は、いつでも関西ベンチャー学会ダイバーシティ研究部会事務局<w.kansai.venture@gmail.com>までお知らせくださいませ。
【関西ベンチャー学会ダイバーシティ研究部会】
関西ベンチャー学会は、ビジネスにおける東京一極集中が著しい日本において、あえて関
西を拠点にベンチャーを研究するという挑戦をしている。かつ15年前、当時まだ事例研究
が少なかった女性起業家をテーマとして誕生したのが、本研究部会である。その後、社会
の多様化が著しく進展した今日において、性別の属性を超えて、具体的にはまだ他国に比
べて圧倒的に事例が少ない「女性起業」に加え「外国人起業」「学生起業」「社会起業」等に
おける挑戦をテーマにより広範に起業を研究するため、「ダイバーシティ研究部会」と改名
をすることにした。
経営やビジネスの分野を筆頭に、「多様性」は、現在の日本で、世界に比べてもっとも遅れ
ている項目のひとつとされる。いわば「世界でもっとも厳しい環境」のなかで、それでも起業
に挑戦する本質的なベンチャーマインドを有する企業の研究が、低迷する日本経済を打破
していくきっかけとなることを願う。また同時に、本研究部会を通じて産学官民そして未来
世代も含めた多様なステークホルダーが広く連携することによって、関西ひいては日本に
おける起業をとりまく環境水準が向上することを願うものである。