作成者別アーカイブ: 文化観光研究部会

第50回、51回文化観光研究部会のご報告

文化観光研究部会は今年度から、NPO法人スマート観光推進機構の「観光のひろば」との共催として開催しています。以下ご報告です。

第50回文化観光研究部会(シンポジウム)

テーマ:「関西のインバウンド観光を見つめ直す」 〜関西は、一つずつ〜
開催日時:8月29日(水) 午後1時半~4時半
開催場所:大阪大学中之島センター 佐治敬三メモリアルホール

基調講演:「オール関西でインバウンド誘客を!」
一般財団法人 関西観光本部 事務局長 森 健夫 氏

事例報告:「インバウンド向けサイクリングへの挑戦」
NPO法人スマート観光推進機構 理事 中西弘之

パネルディスカッション:「インバウンド観光 関西は、一つずつ」
関西観光本部事務局長 森 健夫 氏
京都市:京都市産業観光局 観光MICE推進室 観光戦略課長 西松卓哉 氏
大阪市:大阪市商店会総連盟理事長 千田忠司 氏(中央区商店会連合会会長)
神戸市:有馬温泉 瑞泉御所坊主人 金井啓修 氏
コーディネーター:関西ベンチャー学会常任理事、NPO法人スマート観光推進機構副理事長 清水宏一(元京都市観光政策監)

現在、訪日外国人が関西に殺到していますが、関西の中でも、大阪市が訪日外国人の増加による経済効果を上げる一方、神戸市は訪日外国人が思ったほど増えないという悩みを抱えています。逆に京都市には、訪日外国人が増加し過ぎて受け入れ能力が追い付かないという、いわゆるオーバーツーリズムの現象が起きている地域があります。このように、同じ関西でも、それぞれおかれている状況が違います。それぞれのおかれている課題を再整理して、それぞれの立場・特徴の違いを尊重しながらも、互いに連携し合うことの重要性を認識することを目的に、シンポジウムを開きました。

関西観光本部は関西の10府県と4政令市、経済団体、観光団体、事業者、国の地方支分部局などが参画し、関西全域へのインバウンドを誘客する、関西唯一の「広域連携DMO」として、2017年4月に設立されました。森さんは訪日客の集中による問題に懸念を表明。熱狂のあとに残るものが「訪日客の減少」や「住環境の荒廃」であってはならないと語り、「京都、大阪を巻き込んだ関西ブランドの確立」「広域連携団体間のプラスワン連携」「海外の都市とのプラスワン連携」に取り組みたいとの考えを表明しました。

パネル討論では西松さん、千田さん、金井さんが、それぞれの立場でインバウンド迎え入れへの取り組みを説明しました。西松さんはMICEに注力する観光戦略を進める一方、観光客の集中・混雑が起きていると京都市の課題を述べ、「季節の分散」「時間帯の分散」「場所の分散」や、ホテルにスーツケースを送る「手ぶら観光」、市バスの「前乗り後降り」などの混雑緩和対策に取り組んでいると語りました。千田さんは「銀聯カード」や「多言語指差しシート」の導入など、これまで進めてきたインバウンド対策を説明し、地域ネットワークの集大成としての「大阪活性化事業実行委員会」で国際イベントが相次ぐ来年以降大阪の魅力を発信したいと述べました。金井さんは有馬の湯や有馬山椒、六甲の水などの魅力を説明し、六甲山を核としたストーリーで世界遺産を目指すと語りました。また、「赤字の六甲有馬ロープウェイのシースルー化を提案していると、ユニークなアイデアを明らかにしました。

第51回文化観光研究部会(フィールドワーク)

「奈良少年刑務所のホテル化計画と、これからの奈良の観光・まちづくりを学ぶツアー」

開催日:10 月 13 日 (土)
案内人:奈良県まちづくり推進局幹線街路整備事務所・竹田博康所長

インバウンドが急増している古都・奈良には「宿が足りない」という問題があります。今回は、ホテルにする計画が決まり工事も始まった「奈良少年刑務所」の見学をメインに、奈良市内を巡り、「これからの奈良の観光とまちづくり」について考える機会としました。

竹田さんのご案内で、まず奈良県庁の屋上から興福寺や東大寺などを眺望しました。その後バスで「奈良少年刑務所」に移動。内部を見学するとともに、上地支所長から丁寧なご説明をいただきました。同刑務所は2016年度末に閉鎖。コンセッション方式で運営権がソラーレホテルズ&リゾーツなど8社に売却されました。今後、建物の耐震補強や改装をして、21年春にホテルなどの複合施設がオープンする予定です。

奈良少年刑務所を出た後は、バスで奈良公園に移動し「吉城園」を訪れました。「吉城園」は興福寺の子院があった場所ですが、大正期に現在の建物と庭園が造られた後、現在は奈良県の所有となっています。隣接する知事公舎とともに富裕層向けの宿泊施設の計画があるとのことです。

最後は県庁東側のバスターミナルの工事現場を訪れました。8655㎡の敷地に3階建ての建物が完成する予定です。展示施設やレクチャーホールなども備えた複合施設になる予定です。

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 文化観光研究部会 | コメントは受け付けていません。

第52回文化観光研究部会のお知らせ

第52回文化観光研究部会のお知らせ

今回はスルッとKANSAIを設立し、鉄道業界にイノベーションを起こした横江友則さんの登場です。6月に大阪メトロをご卒業され、一般社団法人グローカル推進機構を設立し、第二の人生を歩まれることとなります。
「鉄道は電車に乗ってもらうことが目的ではない。観光地など、その先に行ってもらうことが目的だ」と語っておられたのを思い出します。その横江さんに『鉄道と観光』、そして、これからの人生の生き方をテーマに語っていただきたいと思います。

日時: 12月12日 (水) 18:30 ~ 20:00 (交流会は21:30まで)

場所: 中央復建コンサルタンツ(株) 大会議室 (定員80名)
      大阪市東淀川区 東中島4丁目11-10
      JR 新大阪駅(東口) 徒歩3分
      地下鉄 新大阪駅(5番出口)徒歩8分
      ※ 入口が閉まっている場合は、南側の通用口をご利用ください。

ゲスト: 横江友則氏
       (一般社団法人グローカル推進機構 専務理事)
       (元スルッとKANSAI代表取締役副社長)

テーマ: 『鉄道と観光』 〜インバウンド推進の真の意義〜

参加費:セミナー 1000円  (関西ベンチャー学会会員:無料)    
      交流会  2000円  (立食)

主 催:  関西ベンチャー学会 文化観光研究部会
      NPO法人 スマート観光推進機構

申し込み: 星乃: mail:hoshino3014@gmail.com  tel:090-5645-1710

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 文化観光研究部会 | コメントは受け付けていません。

第51回文化観光部会(10月13日・奈良)のお知らせ

『奈良少年刑務所のホテル化計画と、これからの奈良の観光・まちづくりを学ぶツアー 』

==========================================================================■□■

今、奈良の町にインバウンドが急増しています。
しかし「宿が足りない」という大問題があり、日帰り客が多いという課題があります。そのような中、奈良少年刑務所をホテルにする計画が決まり工事も始まったようです。その奈良少年刑務所を見学するとともに、奈良公園にできるホテル「吉城園(よしきえん)」の計画をお聞きします。
また「これからの奈良の観光とまちづくり」について学ぶ機会にしたいと思います。

日時:平成 30 年 10 月 13 日 (土) 13:30〜17:00

場所:奈良市北部の「少年刑務所」から「奈良公園」散策まで (定員25名)
     13:15        近鉄奈良駅の東改札前に集合 → 路線バスで移動
     14:00〜15:00  奈良少年刑務所
     15:30〜16:30  吉城園(奈良公園内) → 路線バスで移動
     16:30〜17:30  奈良公園散策 (秘密の計画あり)
     17:30〜       交流会(定員25名)

案内人:奈良県まちづくり推進局幹線街路整備事務所所長  竹田博康所長
       奈良公園周辺でまちづくり、誘客促進、価値向上の業務に携わる。また「まちづくりコンシェルジュ」の活動を通じて、まちが元気になればと、県内外のあちこちに出没!

参加費:会員無料 (関西ベンチャー学会、スマート観光推進機構、なにわ名物開発研究会の各会員)
     非会員1000円 
      (バス代は各自負担)

交流会:会費4000円程度 
  ※ 懇親会キャンセルは前々日まで、それ以降は100%のキャンセル料をいただきます。

主 催:関西ベンチャー学会文化観光研究部会、NPO法人スマート観光推進機構
     なにわ名物開発研究会

お申込:ツアーの参加/不参加、懇親会の参加/不参加、 会員(名称記入)/非会員の種別、
     氏名、所属、メールアドレス、携帯電話番号をお知らせください。
  返信は、10月10日迄に、星乃まで hoshino3014@gmail.com (連絡:090-5645-1710)

カテゴリー: 事務局からのお知らせ | コメントは受け付けていません。

第50回文化観光研究部会(8月29日)のお知らせ

第50回文化観光研究部会(シンポジウム)開催について

文化観光研究部会は下記のとおりの要領でNPO法人スマート観光推進機構との共催によるシンポジウムを開催します。文化観光研究部会の50回目の記念例会になります。

テーマ:「関西のインバウンド観光を見つめ直す」 〜関西は、一つずつ〜

現在、訪日外国人が関西にも殺到しており、今後、国際博覧会の大阪開催が決定すれば、さらに外国人観光客が増加、関西が「観光」で飛躍する可能性があります。
しかし、関西の中でも、大阪市が訪日外国人の増加による経済効果を上げる一方、神戸市は訪日外国人が思ったほど増えないという悩みを抱えています。逆に京都市には、訪日外国人が増加し過ぎて受け入れ能力が追い付かないという、いわゆるオーバーツーリズムの現象が起きている地域があります。このように、同じ関西でも、それぞれおかれている状況が違います。
このような時期であるからこそ、それぞれのおかれている課題を再整理して、それぞれの立場・特徴の違いを尊重しながらも、それぞれが連携し合うことの重要性を認識し、関西全体の発展につなげていくようなシンポジウムにしたいと思います。

開催日時:8月29日(水) 午後1時半~4時半

開催場所:大阪大学中之島センター
佐治敬三メモリアルホール
(定員:100名)
大阪市北区中之島4-3-53

https://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

基調講演:『オール関西でインバウンド誘客を!』
一般財団法人 関西観光本部 事務局長 森 健夫 氏

事例報告:『インバウンド向けサイクリングへの挑戦』
NPO法人スマート観光推進機構 理事 中西弘之

パネルディスカッション:「インバウンド観光 関西は、一つずつ」
関西観光本部事務局長 森 健夫 氏
京都市:京都市産業観光局 観光MICE推進室 観光戦略課長 西松卓哉 氏
大阪市:大阪市商店会総連盟理事長 千田忠司 氏(中央区商店会連合会会長)
神戸市:有馬温泉 瑞泉御所坊主人 金井啓修 氏
コーディネーター:関西ベンチャー学会常任理事、NPO法人スマート観光推進機構副理事長 清水宏一(元京都市観光政策監)

参加費:1,000円(関西ベンチャー学会、スマート観光推進機構の会員は無料)
申込み:下記のサイトからお申し込みをお願いいたします。
URL: https://kankou1.peatix.com  (申し込みQRコードは右)
連絡先:星乃(メール:hoshino3014@gmail.com、  携帯:090-5645-1710)

主 催:関西ベンチャー学会文化観光研究部会
NPO法人スマート観光推進機構
協 力:関西CANフォーラム、なにわ名物開発研究会
後 援:公益社団法人 関西経済連合会、一般財団法人関西観光本部、日本経済新聞(予定)

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 文化観光研究部会, 部会活動(案内) | コメントは受け付けていません。

第49回文化観光研究部会(6月4日)のご報告

第49回文化観光研究部会
テーマ「これからの日本の観光」
開催日時:2018年6月4日(月)18:30~20:00
場所  備後町クラブ3階会議室

文化観光研究部会は今回から、NPO法人スマート観光推進機構の「観光のひろば」との共催として開催していくことになりました。今回の講師は須田寛様にお願いしました。

JR東海相談役の須田 寬様は87歳とご高齢ですが、頭脳明晰で、今の観光産業を取り巻く問題を的確に把握され、幅が広くて奥の深い話をお聞かせいただきました。
須田様は物事を理解するときは必ず図を描くそうです。観光も図で書かれた書物がないので、「図でみる観光」(2018年5月発行)を書いたとのことでした。そして参加者にも贈呈していただきました。

10年ほど前、経済団体に「観光にもお金を出す仕組みを作ってもらいたい」と提言した際、経済団体からは「我々は経済団体、観光なんかに出せるお金はない」と、観光は経済活動だと思われず、観光を一段低く見られていたことを思い出す。今は状況も違ってきましたが、観光を経済活動としてみる目はまだまだ低い。
定住人口が減少するなか、交流人口は日本人で25人、外国人だと8人で定住人口1人に匹敵する経済効果がある。「交流人口が地域再生にもとても重要だ」と本題に入っていかれました。

日本商工会議所・日商観光委員会共同委員長の須田様は、5月8日に国土交通省を訪問し、石井啓一国交相、観光庁の田村明比古長官に、観光立国に向けた意見書を提出したそうです。
今回の講演は、その提言要旨に沿ってお話を進められました。
観光推進への課題として、訪日外国人旅行者は2,869万人と順調に増加し「観光立国」へ堅調な歩みを進めつつあるが、様々な課題が発現し、前途に困難が予見される。①地域による偏りが見られる、増加する②リピーターの受入体制が不充分、経済効果を受け止めるべき③観光産業がその機能を充分に果たしていない、さらに、④観光の安全対策の緊急性が指摘されると指摘されました。

観光客は、大都市圏、特定観光地へ集中し、宿泊施設の需要も偏り、深刻な需給逼迫が見られる。このため観光の地方分散、利用度の低い宿泊施設の有効活用等が緊急の課題で、「汎日本(オールジャパン)観光」の展開が必要である。
観光客が多く、京都市では市民がなかなかバスに乗れない、鎌倉では江ノ電に乗れないなど、市民生活にも影響が出ている。観光客を地方に分散する仕組みを緊急に作らないと、「観光公害」という問題に発展しかねない。そのために地方空港、地方港湾の整備を含め、観光地を横に結ぶ交通インフラ整備が不可欠になる。観光地を利用者の立場にたった第3次交通を作らないといけない。
今、リピーターが増加しているが、皆が同じ観光スポットには行かないで、もっと各地を回れるような多様な観光資源を作り提供していかないとリピーターは来ない。食を取り入れた観光、早朝観光や夜景など時間差を加えた観光など、ワイドな観光に取り組まなければならない。
観光産業は伝統的な形態で98%が中小企業。人材育成も進まず、IT導入など経営の近代化も遅れている。観光客を呼ぶ工夫も足らない。観光産業の経営近代化、効率化が急務である。
観光の基礎は「安全、安心」である。南海トラフ地震が30年以内に80%の確率で起こると言われる。今、地震が起こった時の観光客への特別な対策はほとんど用意されていない。地震で多くの死者が出たり、避難先の不備があった場合、信用を失い、日本を訪れる観光客は減少する。そのような事態を招かないためにも、観光客の避難、誘導、保護対策の確立が緊急の課題になる。

昔は観光に関する情報がなかったから旅行会社へ行った。今はネットで観光情報は自由に手に入るようになった。さらに魅力を高める工夫をしないとリピーターは来なくなる。

質疑応答で「民泊」についての意見を求められ、須田様は、これまで民泊は認められていなかったから、いい加減なヤミ民泊が増えた。金を取って宿泊客を泊めるなら、旅館やホテルと同じ規制がかけられなければならない。また「オリンピック」への意見では、オリンピックのみで観光客が増えるものではない。外国人もそれほど増えないし、日本人はテレビ観戦するので、観光の効果は期待できない。オリンピックにより日本の知名度が上がったことに効果がある。それを観光でどう受け止めるか、である。

「観光」とは、自家用車で来て、ただ見物して通過するだけで人的交流がなく、「金を使ってもらわない観光」は、地域に公害をまき散らすだけ。観光は「文化活動、経済活動」である。観光に行きたくなるのは人の本能であり、あそこに行くと楽しい、あそこの食を食べに行きたいと思う「魅力ある観光」を作らないといけない、と話を締めくくられました。

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 文化観光研究部会, 部会活動(案内) | コメントは受け付けていません。

第49回文化観光研究部会(6月4日)のお知らせ

第49回文化観光研究部会

今回から、NPO法人スマート観光推進機構の「観光のひろば」との共催として開催します。今回の講師は須田寛様です。

幼少の頃から時刻表を見ながら旅行を想像していたという須田寬様!
1954年に国鉄に入社、大阪万博の輸送やディスカバー・ジャパン等に関わり、1987年にJR東海の初代代表取締役社長に就任され、新幹線「のぞみ」運行を開始するなど、常に乗客目線に立ちながらJR東海を牽引されてきました。
「産業観光」を提唱し、「日本の観光、きのう・いま・あす」などの著書を出版されるとともに、日本観光振興協会中部支部長、日本商工会議所観光委員会・共同委員長などを歴任されました。その須田様から、「これからの日本の観光」について語っていただきたいと思います。

日時  6月 4日 (月) 18:30 ~ 20:00 (交流会21:30まで)

場所  備後町クラブ3階会議室 (定員100名)
      大阪市中央区備後町3-6-14  アーバネックス備後町ビル3階
      地下鉄御堂筋線「本町駅」北側改札から1番出口から徒歩3分。

ゲスト 須田 寬 様 (JR東海 相談役)
      1931年1月に京都市で誕生、1954年に京都大学卒業・国鉄に入社、
      1987年にJR東海の初代代表取締役社長、1995年に代表取締役会長、2004年に相談役に就任

テーマ 『これからの日本の観光!』

参加費 セミナー 1000円 (関西ベンチャー学会とNPOの会員の皆さまは無料)
      交流会  3000円

主催  関西ベンチャー学会
    NPO法人スマート観光推進機構

申込先 Tel:090-5645-1710 (星乃)(締切:5月31日)
      Mail:hoshino3014@gmail.com
※セミナー、懇親会、それぞれ参加・不参加をお知らせください 

※ 次回は、8月に開催を予定しております。

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 文化観光研究部会 | コメントは受け付けていません。

第48回文化観光研究部会(11月25日)のご報告

第48回文化観光研究部会
テーマ「産業観光を考える~神戸の企業ミュージアム巡り」
開催日:2017年11月25日

これまで日本の産業界をリードしてきた企業の足跡をたどり、日本企業への誇りを取り戻すために、どのような企業ミュージアムがありどんな活動をしているか探ることが必要との考えから、日本の近代産業をリードした土地である神戸の企業ミュージアムをいくつか訪ねました。

当日はJR三ノ宮駅に集合した後、ポートライナーで市民広場駅まで移動。ポートアイランドにある企業ミュージアムのUCCコーヒー博物館とアシックススポーツミュージアムを巡りました。UCCコーヒー博物館はコーヒーの歴史やコーヒー栽培・焙煎の実際などを、パネルや実物を使ってわかりやすく展示。コーヒーに関する知識を問うクイズコーナーもあり、家族連れでも楽しめる仕掛けを施しています。アシックススポーツミュージアムも、著名なアスリートが実際にはいた靴などの実物展示に加え、陸上選手が走るスピードやプロ野球投手が投げるボールのスピードなどを体験できるゾーンがあり、アスリートの能力の凄さを知ることができます。これらの施設は観光資源としても十分活用できるものであることを実感しました。

アシックススポーツミュージアムを出た後は、新幹線・新神戸駅の近くにある竹中大工道具館=写真=に移動。同館の大工道具展示を時間をかけて鑑賞しました。同館では豊富な大工道具の実物展示をたどることで、大工道具の歴史を知ることができます。ガイドによる説明を聞くこともでき、ミュージアムとしても一級品の価値がある施設です。神戸にはこのほかにも、カワサキワールド、白鶴酒造資料館、グリコピアなど、内容が充実した企業ミュージアムが存在しており、産業観光を核に神戸経済を活性化できるという確信を得たフィールドワークでした。

企業ミュージアム巡りを終えた後は、場所を三宮に移し、参加者全員で観光を考えるディスカッションをしました。文化観光研究部会では今後も、フィールドワークを重視し、観光ビジネスに資する活動を続けていきます。

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 文化観光研究部会 | コメントは受け付けていません。

第48回文化観光研究部会のお知らせ~神戸の企業ミュージアムを訪ねる(11月25日)

第48回文化観光研究部会(11月25日)

産業観光を考える~神戸の企業ミュージアム巡り

成長著しいインバウンド観光の今後の大きな柱として、企業ミュージアムを巡るなどの産業観光が考えられます。様々な不祥事などで日本企業への信頼感が揺らいでいる今、これまで日本の産業界をリードしてきた企業の足跡をたどり、日本企業への誇りを取り戻すためにも、どのような企業ミュージアムがありどんな活動をしているか、探ることが必要です。

そこで今回は、日本の近代産業をリードした土地である神戸の企業ミュージアムをいくつか訪ねます。具体的には、ポートアイランドのUCCコーヒー博物館、アシックススポーツミュージアム、田崎真珠ギャラリーや、バンドー神戸青少年科学館などを訪問します。時間があれば神戸旧居留地を散策します。

終了は17時ごろの予定。そのあとは、三ノ宮駅前で兵庫名物の「出石そば」による夕食を楽しみながら、産業観光振興に関するディスカッションを予定しています。奮ってご参加ください。

日時:11月25日(土) 13:00集合 (昼食は取っておいてください)

集合場所:JR三ノ宮駅 中央口改札 (1番広いところです。お間違えなく)

詳しいコースは当日ご説明します。

申し込み:坂川(hiro.sakagawa7086@gmail.com)
または、関西ベンチャー学会事務局まで
参加無料(夕食会は実費) 申込締切=11月10日

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 文化観光研究部会 | コメントは受け付けていません。

第47回文化観光研究部会(5月6日・松阪)のご報告

第47回文化観光研究部会

テーマ「ベンチャーの都・松阪」を訪ねる
開催日:5月6日

三井グループの創始者である三井高利をはじめ、チャレンジ精神旺盛な企業家を多く輩出したまち・三重県松阪市を訪ねるフィールドワークを開催しました。

大阪上本町駅から近鉄特急で松阪駅まで移動し、駅前から徒歩で、三井高利が生まれ育った三井家発祥の地や、豪商小津清左衛門の邸宅(松阪商人の館)、旧長谷川邸など、江戸期に活躍した松阪商人ゆかりの施設を巡りました。続いて、蒲生氏郷が築いた松坂城の城址に登り、松阪生まれの国学者・本居宣長の旧宅(鈴屋)と本居宣長記念館を訪問。記念館の吉田悦之館長に「松阪人の底力」というテーマでお話を伺いました。

吉田館長は「江戸との交通の便が良く、物資の生産に適しており、商人が自由に活動できる環境も整ったまちだからこそ、ベンチャー精神にあふれた商人たちが育った」としたうえで、
「中でも三井高利は、店先売り・現金掛け値なしという商法を生み出し、越後屋(現・三越)をこの店で呉服を買うことがステータスと言えるまでに発展させた」と、その優れた経営手腕について解説しました。また、本居宣長についても「研究に没頭するだけでなく、その研究成果を全国に発信し続けた稀有の人だった」と評価し、「以後にこの地から輩出した経営者で、宣長の影響を受けなかった人はいない」と結びました。

記念館を出た後は、紀州藩士が城警護のために住んだ御城番屋敷や、映画監督の小津安二郎が青年時代を過ごした場所に建つ小津安二郎青春館を巡り、その後、参加者全員で夕食を取りながら、関西の広域観光についてのディスカッションをしました。

文化観光研究部会では今後も、フィールドワークを重視し、観光ビジネスに資する活動を続けていきます。                  

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 文化観光研究部会 | コメントは受け付けていません。

第47回文化観光研究部会のお知らせ(5月6日・松阪)

第47回文化観光研究部会(5月6日・松阪)

「ベンチャーの都・松阪」を訪ねる

三重県松阪市は、国学を大成した本居宣長で有名ですが、三井グループの創始者である三井高利や、総合食品商社・国分の創始者である国分勘兵衛ら、チャレンジ精神旺盛な企業家を数多く輩出したまちでもあります。この土地に流れるチャレンジ精神は、北海道の名付け親となった探検家の松浦武四郎や、日本映画の新時代を切り開いた小津安二郎らの偉人を生み、現在も昭和の大横綱・三重ノ海、日本レコード大賞を受賞した西野カナ、リオ五輪女子レスリング金メダリストの土性沙羅ら、人材を輩出し続けています。

5月6日にこの松阪を訪ねます。本居宣長記念館の吉田悦之館長に「ベンチャーの都・松阪」というテーマでお話を伺うほか、松阪城址、御城番屋敷、本居宣長旧宅、三井高利旧宅跡、小津安二郎青春館など、市内の観光スポットを巡ります。市内散策後、夕刻にはリーズナブルな焼き肉店で松阪肉などを食べながら、関西の広域観光についてディスカッションをします。奮ってご参加ください。

日時:5月6日(土) 午前10時30分 近鉄・大阪上本町駅 地上改札口 集合(時間厳守です)

10時50分発の近鉄特急で松阪まで移動します。昼食は車内で取りますので、各自、お弁当または駅弁をご用意ください。

詳しいコースは当日ご説明しますが、午後2時頃からの本居宣長記念館・吉田館長のお話がメイン行事となります。雨天決行。ただし城跡を歩きますので、ハイヒールはご遠慮ください。

申し込みは坂川(hiro.sakagawa7086@gmail.com)または、関西ベンチャー学会事務局にお願いします。緊急連絡先の携帯番号もお知らせください。

参加無料(往復交通費と夕食代は実費)。申込締切=4月21日。行きの特急券の手配をします(乗車券は各自、当日にご購入ください)ので、キャンセルもこの日の夕方までにお願いします。

カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 文化観光研究部会 | コメントは受け付けていません。