カテゴリー別アーカイブ: 事務局からのお知らせ
第49回文化観光研究部会(6月4日)のお知らせ
第49回文化観光研究部会
今回から、NPO法人スマート観光推進機構の「観光のひろば」との共催として開催します。今回の講師は須田寛様です。
幼少の頃から時刻表を見ながら旅行を想像していたという須田寬様!
1954年に国鉄に入社、大阪万博の輸送やディスカバー・ジャパン等に関わり、1987年にJR東海の初代代表取締役社長に就任され、新幹線「のぞみ」運行を開始するなど、常に乗客目線に立ちながらJR東海を牽引されてきました。
「産業観光」を提唱し、「日本の観光、きのう・いま・あす」などの著書を出版されるとともに、日本観光振興協会中部支部長、日本商工会議所観光委員会・共同委員長などを歴任されました。その須田様から、「これからの日本の観光」について語っていただきたいと思います。
日時 6月 4日 (月) 18:30 ~ 20:00 (交流会21:30まで)
場所 備後町クラブ3階会議室 (定員100名)
大阪市中央区備後町3-6-14 アーバネックス備後町ビル3階
地下鉄御堂筋線「本町駅」北側改札から1番出口から徒歩3分。
ゲスト 須田 寬 様 (JR東海 相談役)
1931年1月に京都市で誕生、1954年に京都大学卒業・国鉄に入社、
1987年にJR東海の初代代表取締役社長、1995年に代表取締役会長、2004年に相談役に就任
テーマ 『これからの日本の観光!』
参加費 セミナー 1000円 (関西ベンチャー学会とNPOの会員の皆さまは無料)
交流会 3000円
主催 関西ベンチャー学会
NPO法人スマート観光推進機構
申込先 Tel:090-5645-1710 (星乃)(締切:5月31日)
Mail:hoshino3014@gmail.com
※セミナー、懇親会、それぞれ参加・不参加をお知らせください
※ 次回は、8月に開催を予定しております。
2018年度第1回講演会(2月8日)のご報告
今年度の第1回講演会(全体例会)は、自ら起業し、また、政府の要職を務めるなどでテレワークの推進に力を入れている田澤由利さんに、実体験を踏まえながら、女性が活躍しやすい社会を作るには何が必要かというお話をいただきました。講演後は関西ベンチャー学会の林茂樹会長の司会で、会場参加者を交えた質疑応答を展開。働き方改革などを巡って、熱い議論が交わされました。詳細は以下の通りです。
テーマ 「女性が活躍しやすい社会とは」
日時 2月8日(木)18:30~20:00 終了後、交流会を開催
場所 備後町クラブ8階会議室(大阪市中央区備後町3-6-14)
講師 田澤由利・株式会社ワイズスタッフ(通称 Y’s STAFF)代表取締役
(株式会社テレワークマネジメント代表取締役)
質疑応答の司会は林茂樹・関西ベンチャー学会会長
講師プロフィル
田澤さんは奈良県生まれ。上智大学卒業後シャープに入社されましたが、出産と夫の転勤でやむなく退職され、子育て中でも地方在住でも仕事をしたいとフリーライターとして自宅で働き続けられました。その後、夫の転勤先であった北海道北見市で「在宅でもしっかり働ける会社を作りたい」と、様々なIT関連業務を受託する(株)ワイズスタッフを設立。2008年には、柔軟な働き方を社会に広めるため(株)テレワークマネジメントを設立し、企業の在宅勤務の導入支援や、国や自治体のテレワーク普及事業等を広く実施しておられます。自らも場所や時間に縛られない柔軟な働き方である「テレワーク」に関する講演や講義のほか、ブログ等で広く情報発信・普及活動を実践。内閣府政府コメンテーターなどの要職も務められており、主な著書としては「在宅勤務(テレワーク)が会社を救う」(東洋経済新報社)があります。
講演要旨
働き方改革には、長時間労働の是正だけでなく沢山のテーマがある。政府の働き方改革実行計画には「柔軟な働き方がしやすい環境整備」という項目があり、テレワークはその1つである。
日本が現在抱えている課題としては、労働力不足、東京一極集中、子育て中の社員や介護中の社員など制約社員の増加が挙げられる。これらの課題解決のためには、働き方改革が欠かせない。ただ、働き方改革を成功させるためには①単位時間当たりの生産性向上②制約社員の労働参加率の向上③繁閑に対応できる体制の構築――この3つが必要だ。これらをすべて達成できるのがテレワークである。
テレワークとは、ICT(情報通信技術)を用いて時間や場所を有効に活用できる、柔軟な働き方のことである。人の働き方により、雇用型と自営型、また、モバイル型と在宅型に分類できる。働く場所も、会社、自宅、移動中、サテライトオフィスと、幅が広い。
このところ、テレワークを導入する企業は急速に増えている。少子高齢化に伴う人材不足が背景だ。現在、出産や育児、介護などで「職に就く意思があるのに求職活動をしていない」非労働人口が187万人に上っている。テレワークを導入すれば、これらの人々が仕事に就くことができ、人材不足の解消に役立つ。特に育児休業後の女性でも、営業などの第一線に復帰できるのが、大きなメリットと言える。
ただ、テレワークの導入は簡単ではない。テレワークを導入した企業では、「在宅でできる仕事がない」「部下が会社から離れていると、「仕事をしているのかどうかわからない」「会社で仕事をしている人の負担が増えるのではないか」「家にいると家族の目が気になり仕事にならない」などといった、否定的な声が聞かれる。このような声が多いと、在宅で仕事をしている人は、肩身が狭いと感じて頑張りすぎてしまう。それでは逆効果だ。
テレワークでは仕事が限られると思いこんではいけない。テレワークでもできるように、今の仕事のやり方を変えることが重要だ。目指すべきテレワークとは、仕事道具と仲間をクラウド上に置き、会社にいるのと同じ仕事をすることである。ただし、オン・オフの切り替えは自己申告になるので、仕事をする人のモラルが問われるが、部下との信頼関係を醸成しながら、上司がマネジメントできるツールが必要になる。何より大事なのは、全ての人が、テレワークを自分ごとと捉えることである。
第17回年次大会プログラム発表について
関西ベンチャー学会 第17回年次大会
「産学連携と大学発ベンチャー―大学等技術移転促進法の20年―」
[ 趣 旨 ]
大学等技術移転促進法は1998年5月6日に制定され、1999年4月1日に施行された。同法は技術移転組織(TLO)に
政府補助金を支給し大学から企業への技術移転(特許ライセンシング)を促進する目的で制定され、わが国の産学連携推進策の嚆矢とも言うべきものである。大学と既存企業との連携と、大学発ベンチャーの設立とは決して二者択一ではなく補完的である。大学発ベンチャーは産学連携の成果を実用化するため、既存企業へのライセンシングには未だ萌芽的な技術をさらに開発するために教員・学生によって設立され、また、設立後も企業と連携していくことがイノベーションを生み出す。同法から20年近くを経て、今一度、産学連携と大学発ベンチャーの現状とこれからの課題を考察したい。
[ 主 催 ] 関西ベンチャー学会大会実行委員会
[ 後 援 ]
関西学院大学イノベーション研究センター、近畿経済産業局、大阪府、関西経済連合会、関西経済同友会、大阪商工会議所、日本政策金融公庫、関西ニュービジネス協議会、日本経済新聞社大阪本社、毎日新聞社、日刊工業新聞社
[ 大会プログラム ]
日 時 2018年2月24日(土)10:30~18:00
会 場 関西学院大学大阪梅田キャンパス (阪急梅田駅茶屋町口)
10:00 受付開始 10階
10:30~11:00 関西ベンチャー学会会員総会 (1004教室)
11:00~12:00 会員研究発表
発表要旨はこちら→第17回年次大会 会員研究発表要旨
研究発表1
コメンテータ :坂川弘幸(常任理事)
会場: 1403教室 (発表20分、質疑応答5分 計25分)
①11:00~11:25 野長瀬 裕二(摂南大学経済学部 教授)
テーマ:ICTベンチャー企業における医療機器事業拡大の事例研究
②11:30~11:55 赤松 裕二(大阪市立大学 客員研究員(環太平洋大学))
テーマ:楽器メーカーの製品開発戦略-イノベーションと製品戦略の考察-
研究発表2
コメンテータ :釣島平三郎(常任理事)
会場: 1404教室 (発表20分、質疑応答5分 計25分)
①11:00~11:25 福嶋 幸太郎(大阪ガスファイナンス㈱)
テーマ:企業内ベンチャーと独立系ベンチャーの比較研究
②11:30~11:55 稲田 優子(関西学院大学大学院経営戦略研究科 博士課程)
テーマ:アントレプレナーシップ教育における起業に関する適性への効果
-理工学学習者とMBA学習者のキャリア形成への示唆-
研究発表3
コメンテータ :清水宏一(常任理事)
会場: 1004教室 (発表20分、質疑応答5分 計25分)
①11:00~11:25 宮脇敏哉・庄司一也・寺田篤史(徳山大学)岩田一男(九州栄養福祉大学)
テーマ:中小企業クラスター地域の経営戦略調査研究(周南市地域の事例を含む)
②11:30~11:55 中村 晃司(関西学院大学大学院国際学研究科博士課程)
テーマ:地域イノベーターとしての大学―日米比較―
12:00~13:00 昼食休憩(理事会、1406教室)
13:00~15:30 シンポジウム (1004教室) ファシリテーター 宮田大会委員長
「産学連携と大学発ベンチャー―大学等技術移転促進法の20年―」
講演者・パネルディスカッション参加者
杉田定大氏(すぎたさだひろ)本会理事、東京工業大学特任教授/早稲田大学客員教授/元経済産業省大臣官房審議官
発表テーマ:「大学TLOによる知的財産戦略」
1980 年通商産業省入省、大臣秘書官補佐、在マレーシア大使館参事官、初代新規産業課長(ベンチャー振興、PFI 担当)、アジア大洋州課長、貿易経済協力局総務課長、知的財産戦略本部参事官、中国経済産業局長、大臣官房審議官など歴任。2010年より早稲田大学客員教授。主にベンチャー経営論、知財経営論、アジア政策などを担当。2016年4月から東京工業大学特任教授エッジプログラムデザインシンキング講座・ベンチャー未来塾担当、同年6月より一般財団法人日中経済協会専務理事に就任。
兼松泰男氏(かねまつやすお)本会理事、大阪大学産学共創本部
発表テーマ:「大学発ベンチャー施策をいかに活かすか」
大阪大学教授。産学共創本部共創人材育成部門専任。全学教育推進機構兼任。工学研究科・生命先端工学専攻・物質生命工学コース兼任。レーザー分光領域主宰。専門;光物性物理学。化学物理学。レーザー機器開発。アントレプレナー教育。
2000年より、大阪大学大学院工学研究科助教授として、ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)専任。アントレプレナー教育、ならびに、超高速レーザー分光法およびシステム開発に関する研究に従事。2004年より、大阪大学先端科学イノベーションセンター教授、工学研究科生命先端工学専攻兼任。アントレプレナー教育、融合型シース創生研究開発、イノベーション人材育成に従事。大阪大学知的財産本部知的財産推進部長(2004年-2008年)、大阪大学産学連携推進本部イノベーション創出部・部長(2008年-2010年)、大阪大学産学連携本部イノベーション部・部長(2010年―2016年)を歴任する。
2000年VBLに着任して以来、一貫して、VBL(サイエンス・テクノロジー・アントレプレナーシップ・ラボラトリー;e-squareに、2012年5月より名称変更)を基盤として、社会で活躍する人材を輩出するための大学の機能を創出・強化することに尽力してきた。「知的挑戦者の素養としてのアントレプレナーシップの涵養」と「大学のみならず広く社会で活躍する博士の輩出」に、「若手研究者の自立的組織化」に配慮しつつ、取り組んできた。また、VBLを拠点として、そのための実践的な学びの「場」を形成することに注力してきた。
斎藤 尚樹氏(さいとう なおき) 文部科学省科学技術・学術政策研究所 総務研究官
発表テーマ:「科学研究・知財創出・大学発ベンチャーの俯瞰と将来予測」
~ 大学のイノベーション・ポテンシャル把握、新規事業創出への橋渡し役の「成長」追跡に向けて ~
1987年 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 修士課程修了
1987年 科学技術庁入庁(科学技術政策局政策課)
1989年 同庁 原子力局核燃料課
1992年 同庁 官房秘書課(渡海科学技術政務次官付)
1994年 青森県庁 むつ小川原開発室 副参事(技術担当)
1997年 外務省 在豪州大使館 一等書記官(科学技術・環境・保健医療担当)
2001年 科学技術政策研究所 企画課長
2003年 同所 第3調査研究グループ 総括上席研究官
2005年 文部科学省 研究振興局 量子放射線研究推進室長
2006年 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 バンコク駐在員事務所長
2008年 文部科学省 初等中等教育局 参事官(産業教育・情報教育担当)
2010年 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター
企画運営室長
2012年 文部科学省 科学技術・学術政策局 基盤政策課長
2013年7月より現職
15:40 学生ビジネスプラン発表会
司会 福嶋副会長
審査委員長 福嶋副会長
審査委員 大野常任理事、松村常任理事、三根理事
会場: 1004教室 (発表20分、質疑応答10分 計30分)
15:40~16:10
前河大尊、佐渡夏希岡村俊、峯徳洋、前田留花、木村直人
(追手門学院大学経営学部)
テーマ:グリーン・プロジェクト
16:10~16:40
森悠人、松山実知可、村瀬一樹、清家優子、森口大晟
(大阪経済大学経営情報学部)
テーマ:ユーザの個人属性と情報収集動機を考慮した情報配信サービスの提案
16:40~17:10
藤澤尚史、竹内梨乃、銭谷亮太、安部有咲
(追手門学院大学経営学部)
テーマ:お年寄りと学生のルームシェア
17:10~17:40
松尾夏希、竹内七海、朝田亜希
(関西学院大学 国際学部)
テーマ:みまもーるん~家族とつながる心の健康~
17:40 閉会挨拶
18:00~20:00 懇親会 ホテルサンルート梅田(太陽の間) 学生ビジネスプラン発表会表彰式
司会:宮田大会実行委員長
学生ビジネスプラン授賞式
受賞式の司会:福嶋副会長
賞状授与:林会長
20:00 大会閉会挨拶 :宮田大会実行委員長
お申込みは2月16日(金)まで↓
関西ベンチャー学会 2018年度第1回講演会のお知らせ
関西ベンチャー学会 2018年度第1回講演会のお知らせ
「女性が活躍しやすい社会とは」
我が国では少子高齢化が進む中で、女性がビジネスパーソンとして、また企業家として活躍しやすい社会を作ることが求められています。今年度の第1回講演会(全体例会)は、自ら起業し、また、政府の要職を務めるなどでテレワークの推進に力を入れている田澤由利さんに、実体験を踏まえながら、女性が活躍しやすい社会を作るには何が必要かというお話をいただきます。講演後は関西ベンチャー学会の林茂樹会長の司会で、会場参加者を交えた質疑応答を展開。また、同じビル内のレストランで軽い飲み物をご用意しての交流会も予定しています。
日時 2月8日(木)18:30~20:00 終了後、交流会を予定
場所 備後町クラブ8階会議室(交流会は2階レストランを予定)
大阪市中央区備後町3-6-14アーバネックス備後町ビル8階
=地下鉄本町駅下車・1番出口から徒歩1分
地下鉄御堂筋線・本町駅1番出口を出て、左(御堂筋とは反対方向)に進み、
1つ目の角を左に曲がった2つ目のビルです。
講師 田澤由利・株式会社ワイズスタッフ(通称 Y’s STAFF)代表取締役
(株式会社テレワークマネジメント代表取締役)
質疑応答の司会は林茂樹・関西ベンチャー学会会長
(田澤さんは奈良県生まれ。上智大学卒業後シャープに入社されましたが、出産と夫の転勤でやむなく退職され、子育て中でも地方在住でも仕事をしたいとフリーライターとして自宅で働き続けられました。その後、夫の転勤先であった北海道北見市で「在宅でもしっかり働ける会社を作りたい」と、様々なIT関連業務を受託する(株)ワイズスタッフを設立。2008年には、柔軟な働き方を社会に広めるため(株)テレワークマネジメントを設立し、企業の在宅勤務の導入支援や、国や自治体のテレワーク普及事業等を広く実施しておられます。自らも場所や時間に縛られない柔軟な働き方である「テレワーク」に関する講演や講義のほか、ブログ等で広く情報発信・普及活動を実践。内閣府政府コメンテーターなどの要職も務められており、主な著書としては「在宅勤務(テレワーク)が会社を救う」(東洋経済新報社)があります)
主催 関西ベンチャー学会
参加費 講演会:関西ベンチャー学会会員=無料、非会員=2000円
(交流会は会員、非会員とも3000円)
定員 30名(定員になりしだい締め切ります)
申し込みは下記フォームよりお申込みください。
お問い合わせ・お申し込み
関西ベンチャー学会事務局
TEL・FAX:072-658-5693
関西ベンチャー学会 2018年度第1回講演会お申込みフォーム
関西ベンチャー学会 第17回年次大会 お申込み受付中です
関西ベンチャー学会 第17回年次大会
「産学連携と大学発ベンチャー―大学等技術移転促進法の20年―」
関西ベンチャー学会会長 林 茂樹(大阪工業大学知的財産学部長 教授)
年次大会実行委員長 宮田 由紀夫(関西学院大学国際学部 教授)
[ 大会概要 ]
1日 時 2018年2月24日(土)
2受 付 10時00分開始
3開 会 10時30分 閉会17時50分 懇親会18時00分~20時00分
4会 場 関西学院大学大阪梅田キャンパス (阪急梅田駅茶屋町口)
5テーマ 「産学連携と大学発ベンチャー―大学等技術移転促進法の20年―」
6主 催 関西ベンチャー学会大会実行委員会
7後 援
近畿経済産業局、大阪府、関西経済連合会、関西経済同友会、大阪商工会議所
日本政策金融公庫、関西ニュービジネス協議会、日本経済新聞社大阪本社
毎日新聞社、日刊工業新聞社
[ 趣 旨 ]
大学等技術移転促進法は1998年5月6日に制定され、1999年4月1日に施行された。同法は技術移転組織(TLO)に政府補助金を支給し大学から企業への技術移転(特許ライセンシング)を促進する目的で制定され、わが国の産学連携推進策の嚆矢とも言うべきものである。大学と既存企業との連携と、大学発ベンチャーの設立とは決して二者択一ではなく補完的である。大学発ベンチャーは産学連携の成果を実用化するため、既存企業へのライセンシングには未だ萌芽的な技術をさらに開発するために教員・学生によって設立され、また、設立後も企業と連携していくことがイノベーションを生み出す。同法から20年近くを経て、今一度、産学連携と大学発ベンチャーの現状とこれからの課題を考察したい。
[ 大会次第 ]
10:00 受付開始 10階エレベーターホール
10:30~11:00 関西ベンチャー学会会員総会 (1004教室)
11:00~12:00 会員による研究発表会 (1403教室・1404教室)
12:00~13:00 昼食休憩(理事会)
13:00~15:30 シンポジウム (1004教室)
「産学連携と大学発ベンチャー―大学等技術移転促進法の20年―」
講演者・パネルディスカッション参加者
杉田定大氏(本会理事、経済産業省元審議官)
兼松泰男氏(本会理事、大阪大学産学共創本部)
斎藤尚樹氏(文部科学省科学技術・学術政策研究所)
司会:宮田由紀夫(関西学院大学国際学部)
15:40~17:40 学生ビジネスプラン発表会 1004教室
17:40 総括
18:00~20:00 懇親会 ホテルサンルート梅田 学生ビジネスプラン発表会表彰式
[大会参加費]
① 事前申込者(懇親会費を除く)
必ず会費の振り込みを事前に行ってください。事前に会費納入のない場合は当日申し込み料金となります。
会員 2,000円、一般非会員 5,000円、学生会員 500円、学生非会員 2,000円
②当日申し込み(同)
会員 3,500円、一般非会員 5,500円、学生会員 1,500円、学生非会員 2,500円
懇親会会費(別途)5,000円
事前会費納入先(事前納入締切:2月16日(金)まで)
三菱東京UFJ銀行 茨木西支店(店番087) 普通 0097289
名義:関西ベンチャー学会 会長 林 茂樹
↓大会リーフレットです。皆様のご来場をお待ちしております。
ご参加お申込みは下記フォームを入力ください↓
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第48回文化観光研究部会(11月25日)のご報告
第48回文化観光研究部会
テーマ「産業観光を考える~神戸の企業ミュージアム巡り」
開催日:2017年11月25日
これまで日本の産業界をリードしてきた企業の足跡をたどり、日本企業への誇りを取り戻すために、どのような企業ミュージアムがありどんな活動をしているか探ることが必要との考えから、日本の近代産業をリードした土地である神戸の企業ミュージアムをいくつか訪ねました。
当日はJR三ノ宮駅に集合した後、ポートライナーで市民広場駅まで移動。ポートアイランドにある企業ミュージアムのUCCコーヒー博物館とアシックススポーツミュージアムを巡りました。UCCコーヒー博物館はコーヒーの歴史やコーヒー栽培・焙煎の実際などを、パネルや実物を使ってわかりやすく展示。コーヒーに関する知識を問うクイズコーナーもあり、家族連れでも楽しめる仕掛けを施しています。アシックススポーツミュージアムも、著名なアスリートが実際にはいた靴などの実物展示に加え、陸上選手が走るスピードやプロ野球投手が投げるボールのスピードなどを体験できるゾーンがあり、アスリートの能力の凄さを知ることができます。これらの施設は観光資源としても十分活用できるものであることを実感しました。
アシックススポーツミュージアムを出た後は、新幹線・新神戸駅の近くにある竹中大工道具館=写真=に移動。同館の大工道具展示を時間をかけて鑑賞しました。同館では豊富な大工道具の実物展示をたどることで、大工道具の歴史を知ることができます。ガイドによる説明を聞くこともでき、ミュージアムとしても一級品の価値がある施設です。神戸にはこのほかにも、カワサキワールド、白鶴酒造資料館、グリコピアなど、内容が充実した企業ミュージアムが存在しており、産業観光を核に神戸経済を活性化できるという確信を得たフィールドワークでした。
企業ミュージアム巡りを終えた後は、場所を三宮に移し、参加者全員で観光を考えるディスカッションをしました。文化観光研究部会では今後も、フィールドワークを重視し、観光ビジネスに資する活動を続けていきます。
2017年度講演会(10月5日)のご報告
2017年度講演会(10月5日)のご報告
今年度の講演会(全体例会)は、中国の経済・産業に詳しい富士通総研主席研究員の金堅敏氏にご講演いただきました。金氏に中国ベンチャービジネスの現状などを解説いただいた後、林茂樹会長の司会による質疑応答が行われ、続く交流会でも参加者の間で活発な議論が交わされました。詳細は以下の通りです。
テーマ 「中国で過熱するベンチャー企業活動」
日時 2017年10月5日(木)18:30~20:00
場所 備後町クラブ3階ホール
大阪市中央区備後町3-6-14アーバネックス備後町ビル3階
講師 金賢敏・富士通総研主席研究員
質疑応答の司会は林茂樹会長
内容
金氏はまず中国経済の動向について、「高度成長の追求から潜在成長力の重視へと政策が変化し、古い経済を縮小しつつ新しい経済を伸ばす『抓新放旧』という考え方が求められるようになっている。金融政策や財政政策より、構造改革やイノベーションが政策手段として重要だ」と述べました。そして、「伝統産業と言われる大企業のイノベーションは弱く、特許も大学や研究所に偏っているが、一方で、ベンチャー企業の台頭がこのところ著しい」と最近の特徴的な動きについて語りました。
そして、「中国にはIoT(モノのインターネット)時代において、市場の大きさや人材の豊富さなど様々な優位性があり、ネットをフルに活用するベンチャー企業の創業ブームと、それを支えるベンチャーキャピタルの投資の活発化が、デジタル化の急進展という形で社会のシステムを大きく変えている」と強調。具体的な新技術・ニューサービスの例として、スマートフォンにつながる超小型のプロジェクターや、クラウドを使った自転車のシェアリングサービスなどを挙げました。さらに、金氏はアリババ集団や騰訊控股(テンセント)のようにベンチャー企業から出発して世界のトップ企業と肩を並べるまでに成長した中国企業の例も挙げ、「日本にもこうした企業が出てくることが望まれる」と締めくくりました。
第48回文化観光研究部会のお知らせ~神戸の企業ミュージアムを訪ねる(11月25日)
第48回文化観光研究部会(11月25日)
産業観光を考える~神戸の企業ミュージアム巡り
成長著しいインバウンド観光の今後の大きな柱として、企業ミュージアムを巡るなどの産業観光が考えられます。様々な不祥事などで日本企業への信頼感が揺らいでいる今、これまで日本の産業界をリードしてきた企業の足跡をたどり、日本企業への誇りを取り戻すためにも、どのような企業ミュージアムがありどんな活動をしているか、探ることが必要です。
そこで今回は、日本の近代産業をリードした土地である神戸の企業ミュージアムをいくつか訪ねます。具体的には、ポートアイランドのUCCコーヒー博物館、アシックススポーツミュージアム、田崎真珠ギャラリーや、バンドー神戸青少年科学館などを訪問します。時間があれば神戸旧居留地を散策します。
終了は17時ごろの予定。そのあとは、三ノ宮駅前で兵庫名物の「出石そば」による夕食を楽しみながら、産業観光振興に関するディスカッションを予定しています。奮ってご参加ください。
日時:11月25日(土) 13:00集合 (昼食は取っておいてください)
集合場所:JR三ノ宮駅 中央口改札 (1番広いところです。お間違えなく)
詳しいコースは当日ご説明します。
申し込み:坂川(hiro.sakagawa7086@gmail.com)
または、関西ベンチャー学会事務局まで
参加無料(夕食会は実費) 申込締切=11月10日
関西ベンチャー学会 第17回年次大会概要及び会員研究発表・学生ビジネスプラン発表の募集について
関西ベンチャー学会 第17回年次大会
関西ベンチャー学会会長 林茂樹(大阪工業大学知的財産学部学部長・教授)
年次大会実行委員長 宮田由紀夫(関西学院大学国際学部教授)
日時:2018年2月24日(土)10:30~18:00
後援(予定):関西学院大学イノベーション研究センター、近畿経済産業局、大阪府、関西経済連合会、関西経済同友会、大阪商工会議所、日本政策金融公庫、関西ニュービジネス協議会、日本経済新聞社大阪本社、毎日新聞社、日刊工業新聞社
場所:関西学院大学大阪梅田キャンパス (阪急梅田駅茶屋町口)
テーマ:「産学連携と大学発ベンチャー―大学等技術移転促進法の20年―」
趣旨:大学等技術移転促進法は1998年5月6日に制定され、1999年4月1日に施行された。同法は技術移転組織(TLO)に政府補助金を支給し大学から企業への技術移転(特許ライセンシング)を促進する目的で制定され、わが国の産学連携推進策の嚆矢とも言うべきものである。大学と既存企業との連携と、大学発ベンチャーの設立とは決して二者択一ではなく補完的である。大学発ベンチャーは産学連携の成果を実用化するため、既存企業へのライセンシングには未だ萌芽的な技術をさらに開発するために教員・学生によって設立され、また、設立後も企業と連携していくことがイノベーションを生み出す。同法から20年近くを経て、今一度、産学連携と大学発ベンチャーの現状とこれからの課題を考察したい。
大会次第:
10:00 受付開始 10階エレベーターホール
10:30~11:00 関西ベンチャー学会会員総会 (1004教室)
11:00~12:00 会員による研究発表会 (1403教室&1404教室)
12:00~13:00 昼食休憩(理事会)
13:00~15:30 シンポジウム (1004教室)
「産学連携と大学発ベンチャー―大学等技術移転促進法の20年―」
講演者・パネルディスカッション参加者:杉田定大氏(本会理事、経済産業省元審議官)、兼松泰男氏(本会理事、大阪大学産学共創本部)、斎藤尚樹氏(文部科学省科学技術・学術政策研究所)、司会:宮田由紀夫(関西学院大学国際学部)
15:40~17:40 学生ビジネスプラン発表会 1004教室
17:40 総括
会員諸兄姉の積極的な参加を希望します。登壇者はすでに確定していますが、関西における大学発ベンチャーや産学連携の成功例・失敗例を宮田実行委員長(yukio@kwansei.ac.jp)までご紹介いただければ幸甚です。
2018年1月末までにA4で1枚以内に簡潔にお願いします。全体討論のときにご紹介したり配布資料(失敗例の場合は実名はぼかします)に加えることを検討しております。
【会員研究発表・学生ビジネスプラン発表の募集要項 】
1.会員研究発表:会員の皆様からのベンチャーの事例的な発表、理論的研究の発表者
を募集いたします。
2.学生ビジネスプラン発表:学生の皆さんからの独創的かつ革新的なプランを募集い
たします。
発表希望者は2018年1月15日(月)までに下記事務局へ「会員研究発表の概要」また
は「学生ビジネスプラン発表の概要」(A4版、1枚1200字程度、2枚以内)を添えて、
事務局宛に申し込んでください。(書類はメールに添付してください)
ただし、応募多数の場合はお断りすることがあります。予めご了承ください。
「会員研究発表の概要」つきましては、ホームページ及び報告要旨集に掲載をさせて
いただきます。ご了承ください。
事務局E-mail:info@kansai-venture.org
申込者には、後日、受領確認の返信メールをお送りします。
「会員研究発表」「学生ビジネスプラン発表」の採否は2018年1月末までに本人宛(発
信メールアドレス宛)に通知します。
「会員研究発表」決定者は、2018年2月19日(月)までに発表予定稿を作成し、事務局に
メール送信してください。
関西ベンチャー学会 2017年度講演会のお知らせ
関西ベンチャー学会 2017年度講演会のお知らせ
「中国で加熱するベンチャー企業活動」
中国ではこのところ、ベンチャー企業の活動が非常に活発になっており、IT分野を中心にアイデアあふれる新ビジネスが次々誕生しています。そこで今年度の講演会(全体例会)は、中国の経済・産業に詳しい富士通総研主席研究員の金堅敏氏に、中国ベンチャービジネスの現状を解説いただき、関西におけるベンチャー起業についてのヒントと課題を探ります。講演後は関西ベンチャー学会の林茂樹会長の司会で、会場参加者を交えた質疑応答を展開。また、同じビル内のレストランで軽い飲み物をご用意しての交流会も予定しています。
日時 10月5日(木)18:30~20:00 終了後、交流会を予定
場所 備後町クラブ3階ホール(交流会は2階レストランを予定)
大阪市中央区備後町3-6-14アーバネックス備後町ビル3階
=地下鉄本町駅下車・1番出口から徒歩1分
地下鉄御堂筋線・本町駅1番出口を出て、左(御堂筋とは反対方向)に進み、
1つ目の角を左に曲がった2つ目のビルです。
講師 金堅敏・富士通総研主席研究員
質疑応答の司会は林茂樹・関西ベンチャー学会会長
主催 関西ベンチャー学会
参加費 講演会:関西ベンチャー学会会員=無料、非会員=2000円
(交流会は会員、非会員とも2000円)
定員 50名(定員になりしだい締め切ります)
申し込みは下記フォームより
またはメールかFAXで、氏名・会社名(または職業)・電話番号・メールアドレスを明記の上
下記事務局までお申し込みください。
(お問い合わせ・お申し込み 関西ベンチャー学会事務局
TEL・FAX:072-658-5693 MAIL:info@kansai-venture.org )