第12回年次大会のご報告

第12回年次大会のご報告

 

関西ベンチャー学会 第12回年次大会

「ローカルからグローバルへ~グローバルベンチャーへの道~」

 

2013年関西ベンチャー学会の第12回年次大会が、2013年3月16日に、阪南大学本キャンパスで開催されました。今回の年次大会では、午前中の会員総会、会員研究発表に続いて、午後から基調講演、パネルディスカッション、学生ビジネスプラン発表会が行われ、会員研究発表では、女性ベンチャー経営者らによる具体的な経営体験談などが関心を集めました。また午後の基調講演では、登壇した株式会社ブレインワークスの近藤昇代表取締役は、自身の豊富なアジアでのビジネス経験を踏まえ、ベンチャー・中小企業の進出可能性について語りました。パネルディスカッションではこれを受けて、実際に東南アジアでのビジネスを展開している経営者らが、ビジネスの具体例を述べ、アジアに積極的に出ていってチャンスをつかんでほしいと訴えました。続いて開かれた学生ビジネスプランでは、関西の5大学の学生たちが、若者らしいユニークな発想のビジネスプランを発表。夕方に開催された懇親会も含め、議論が絶えない熱気あふれた年次大会となりました。

 

[ 趣 旨 ]

「失われた20年」ともいわれる長期停滞の根本的な原因を探ると、1980年代末の冷戦終結以降、経済のグローバル化への対応としての経済・産業構造改革の遅れに行き着く。さらに、今世紀に入り、長期傾向としての人口現象による国内マーケットの縮小が逆風となり、日本経済は出口の見えない状況になっている。その中で、経済活性化の起爆剤としてベンチャーへの期待は大きいが、成熟化した既存の国内市場への参入には大きな困難を伴う。一方、海外、特に新興国市場に目を向けると、日本国内では必ずしもメジャーとはいえないローカル企業が特定の国で大きなシェアを占め、成功している事例が多く見られる。その成功要因を探求することにより、これからの中小・ベンチャー企業の新しい可能性を探りたい。

 

[大会プログラム ]

日 時 2013年3月16日(土)  10時00分受付開始 10時30分開会

会 場 阪南大学本キャンパス2号館3階 2301教室

10:30 会長挨拶、主催校挨拶

総合司会 梶山国宏(阪南大学経済学部教授)

会長挨拶

主催校挨拶

10:35 関西ベンチャー学会会員総会

総会司会 日野孝雄(神戸常盤大学、神戸国際医療交流財団理事)

決算報告:吉永常任理事

監査報告::岸 監事

事業計画・予算案説明:米倉副会長兼事務局長    、

11:00 選挙管理委員長挨拶・理事選挙投票受付開始

村上薫(MARKET POWER INSTITUTE 代表主席研究員)

11:00 会員研究発表

開始・終了宣言:梶山大会実行委員長

**学術研究発表 会場:2305教室**

コメンテータ :①,②釣島平三郎(太成大学)、③狩俣正雄(大阪市立大学)、

④高増明(関西大学)

①   11:00~11:20 村上薫 (MARKET
POWER INSTITUTE 代表主席研究員)

サービス企業のベンチャー的海外進出戦略

~戦略策定のための理論的フレームワークの研究~

②   11:20~11:40 吉田和男(京都産業大学経済学部客員教授)、

河野憲嗣(社団法人ソーシャルサイエンスラボ)

ベンチャービジネスの可能性としてのチェック・トランケーション

③   11:40~12:00 園田裕紹(大阪市立大学大学院 経営学研究科博士課程)

社会福祉事業領域におけるイノベイティブ起業活動の事例的研究

④   12:00~12:20 石尾和哉(京都大学博士(経済学)

イノベーション促進のための技術ロードマップ活用上の課題

**事例研究発表 会場:2301教室 **

コメンテータ :①, ②松村敦子((株)アクティア)、③,④坂川弘幸(日経新聞社大阪本社)

①   11:00~11:20 土田磯実 (株)シンキオン代表取締役社長

女性ブランディング力の経済効果ついて

②   11:20~11:40 合田由佳 (株)メルキュール代表取締役社長

「ポットに咲く心の花」中国工芸茶

③   11:40~12:00 森田祥子  株式会社Terrace代表取締役社長

お洒落な靴が履きたい ミラノ発!女性に快適で心地良いシューズライフを

④   12:00~12:20 宮脇敏哉 事業創造大学院大学事業創造研究科教授

地場産業・中小企業のクラスター地域研究 ―帯広・苫小牧と川崎の事例―

12:20 昼食休憩(理事会)

13:20 基調講演

司会:梶山大会実行委員長

講師:近藤 昇 (株式会社ブレインワークス代表取締役)

テーマ:「東南アジアにおけるベンチャーの可能性」

近藤昇氏プロフィール

1962年徳島県生まれ。ブレインワークスグループCEO。神戸大学工学部建築学科卒業。一級建築士、特種情報処理技術者の資格を有する。大手建設会社に入社後、システムエンジニアとして活躍。その後、31歳の時に株式会社ブレインワークスを設立する。創業当時より、「日本を元気に、中小企業を元気に」との思いのもと、中小企業の総合支援事業を核に、経営戦略支援、人材育成支援、ブランディング支援、セキュリティ支援、ITアウトソーシング支援など幅広い サービスを提供する。講演、セミナー活動も積極的に行い、雑誌への寄稿や新聞等から取材も多い。15年前よりベトナム・ホーチミン市に拠点を設立し活動を開始。現在はベトナムだけにとどまらずカンボジア、ミャンマー、シンガポールなどアジア各国を駆け巡る毎日。執筆活動も精力的に行っており、いずれも現地のビジネス状況を熟知しているからこその、独自の視点を活かした内容となっている。

主な著書:「バカモン!一流ビジネスパーソンへの登竜門」、「アジアでビジネスチャンスをつかめ!」、「アジア人材活用のススメ」、「だから中小企業のアジアビジネスは失敗する」(いずれもカナリア書房刊)

〔基調講演概要〕

講演した近藤昇氏は、31歳の時に株式会社ブレインワークスを設立。「日本を元気に、中小企業を元気に」の思いのもと、中小企業の総合支援事業を展開しています。15年前からはベトナム・ホーチミン市に拠点を設立し、活動を開始。現在はベトナムだけにとどまらず、カンボジア、ミャンマー、シンガポールなどのアジア諸国を駆け巡る毎日です。そのアジアのビジネス状況を良く知る近藤氏が、自らの体験を踏まえ、東南アジアにおけるベンチャービジネスの可能性について語りました。近藤氏は「ローカルとローカルがつながる」というのが、アジアビジネスの本質だと述べ、アジアでビジネスを始めようとするのであれば、最初からローカルをターゲットにし、新しいものを売るという発想ではなく、日本には足りていてアジアのローカルには足りないものを売るという発想で取り組むべきだと強調しました。そして、こうしたビジネスは難しいものではなく、ベンチャー・中小企業の可能性は大きいとして、「百聞は一見にしかず」であり、経営者はもちろん、若い人たちもどんどんアジアに出ていってほしいと訴えました。

14:00 休憩

14:10 パネルディスカッション(会場:2301教室)

テーマ:「ローカルからグローバルへ~グローバルベンチャーへの道~」

コーディネーター:吉田 和男(京都産業大学経済学部客員教授)

パネリスト

近藤 昇(株式会社ブレインワークス代表取締役)

関 智宏(阪南大学経営情報学部准教授)

阿古哲史(株式会社ジャパン・ファームプロダクツ 代表取締役)

川村千秋(プライムビジネスコンサルタンシー代表取締役)

パネリストのご紹介

関 智宏氏プロフィール

阪南大学大学院企業情報研究科・経営情報学部准教授。2006年3月神戸商科大学(現兵庫県立大学)大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学。阪南大学経営情報学部専任講師を経て、2009年4月より経営情報学部准教授、2010年4月より大学院企業情報研究科准教授。博士(経営学)(兵庫県立大学)。

阿古哲史氏プロフィール

株式会社社ジャパン・ファージャパン・ファームプロダクツ代表取締役。1984年生まれ。奈良県出身。大学卒業後、人材業界を経て、祖父の代から続く実家の農薬屋を継ぐ。そこで見た農業現場と、既存の農業界の仕組みに疑問を持ち、改革のヒントを海外に見出だす。かねて起業の為に貯めていた資金で2011 年に株式会社ジャパン・ファームプロダクツを設立。同年、上海にも商社を立ち上げる。また日本の生産者の進出先としてカンボジアを選び、2012 年に現地法人を設立。農家のこせがれネットワーク関西の副幹事長としても活動中。

川村千秋氏プロフィール

プライムビジネスコンサルタンシー代表。1996 年シンガポール移住。緊急医療サービス会社のシンガポール本社にてアジア太平洋地
区9 カ国のマーケティングを担当後、シンガポールに本社を置くエグゼクティブサーチ会社に入社。リージョナルディレクターとして本社、日本法人勤務後、エグゼクティブサーチで培った広範なビジネスネットワークを基に日本・シンガポール間のビジネスを幅広く支援するプライムビジネスコンサルタンシーを設立。シンガポール共和国永住権保持者。

15:00 休憩

15:00 理事選挙受付終了

15:10 学生ビジネスプラン発表会

(司会 三根早苗(㈲パワーエンハンスメント代表取締役)

審査委員長 三根早苗(㈲パワーエンハンスメント代表取締役)

審査委員 大野長八(大野アソシエーツ代表)、岡崎利美(追手門学院大学)

①    15:15~15:30 小溝香菜、菊地祥(近畿大学経営学部キャリアマネジメント学科)

株式会社シェアハウスHaruHaru

②   15:30~15:45 神中智博(関西学院大学国際学部企業会計研究会 )

My Book

③   15:45~16:00 大谷幸輝(大阪経済大学経営情報学部ビジネス情報学科)

スマートフォンアプリによる客導線操作事業

④   16:00~16:15 永島元貴(追手門学院大学経営学部)

ペットの里子・里親募集掲示板の革新

⑤   16:15~16:30 今井直樹、上本真裕(阪南大学経理情報学部)

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16:30 閉会挨拶 梶山大会実行委員長

17:00 懇親会開始 3号館1階カフェテリア

司会:松村常任理事

挨拶・乾杯:林 繁樹(大阪工業大学)

学生ビジネスプラン授賞式:吉田会長

受賞式の司会:大野常任理事

賞状授与:吉田会長

次年度開催校挨拶:関西学院大学

19:00 大会閉会挨拶:吉田会長

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