日本経済新聞 2001年(平成13年)5月12日(朝刊33面)
関西ベンチャー学会ベンチャー学会(大阪市、会長・塩沢由典 大阪市立大学教授)は神社仏閣の 文化資産を生かした新事業を研究する分科会を設置した。奈良や京都の観光を体験できる仮想現 実空間(VR)用施設のほか、車いすでも自由に乗り降りできる観光タクシーなど、新規事業のア イデアを討議する。来年四月をメドに討議内容を基にした提言を発表する計画だ。
分科会の名称は「文化資産研究部会」で、奈良先端科学技術大学院大学の今田哲教授が主査をつと める。学会員のほか、文化資産を管理する宗教関係者などにも参加をよびかける。 5月17日に1回目の会合を京都府木津町内で催し、その後は2ヶ月に1回程度の割合で開く。
今田教授は「関西に豊富にある文化資産を新規事業として生かすようなベンチャーが数多く生まれ れば、国内外からの観光客が増えて、関西経済の活性化にもつながると期待する。同学会はベンチ ャーを研究する大学教員や支援に取り組む地方自治体の職員らで構成している。 文化資産研究部会案内