CB・NPO部会
第6回 CB・NPO研究部会例会概要
開催要領
とき・ところ
日時:2001年11月30日 18:00〜20:00
場所:大阪産業創造館17F B室
内容
講師 :特定非営利活動法人 シンフォニー 代表・ 山崎勲氏
ITサポートセンター所長・神谷 陽子氏
主題 : シンフォニーの事業について
山崎勲氏「パートナーシップとネットワーク」
神谷陽子氏「地域ITリーダー育成 −パソコン家庭教師養成」
行政、企業、市民との協働を模索する“まちづくりNPO”シンフォニーは、コミュニティ・ビジネスに果敢に挑戦している。
報告者の山崎勲さんは、「CB・NPO研究部会」のレギュラー会員である。特定非営利活動法人シンフォニーの代表ということは、存じあげていたが、今回は、意欲的 な運営戦略を試みておられることがより明らかになった。もうひとりの報告者は、ITリーダー育成に関する指導者で、現場の市民の様子が目に見えるような話し方から、地域の人々に支持されておられる“やりがい”を感じ た。ITリーダー育成の受講者層は、主婦、高齢者だそうである。掛け声のみのIT立国論では、市民の隅々に浸透しない。この受け皿づくりを実行しておられ、リーダーとなった主婦に生きがいを与えているようである。
1999年6月、特定非営利法人を取得した「シンフォニー」は、阪神淡路大震災の震災復興ボランティアを母体に1996年4月に発足し、尼崎市を拠点に活動をしておられる。
(1)まちづくり支援
(2)環境保全リサイクル
(3)NPO・ボランティア支援
(4)情報通信
の4つの事業を軸にプロジェクトやイベントを実施されている。
山崎さんの報告は、日本のNPOが抱える現実的な問いかけから出発した根底を揺さぶるようなテーマに貫かれていた。「シンフォニー」が行ってきた行政支援、提案し実施されたイベント事例が示された。そして自治体による「行政とNPO」の関係の見せ方という視点から「尼崎市テ レトピア計画」への参画予測の事例なども話された。受託事業は、「下請化の傾向から自由でない」。提案事業であっても「助成金、補助金で縛られNPOの存在意義が問われかねない」。これからスタートするNPOであ れば、羨ましいような悩みかもしれない。だが、ここが肝要である。気概あふれる代表者の山崎さんは、「自立したNPOはどうすれば可能か」という高い志をかかげ、事業経営の向かうべき目標を語った。“ 独自のミッション、独自の 財政基盤、事業収入”など等。今後、取り組むべき課題としてぜひ挑んで欲しいものである。
神谷さんの話された「地域ITリーダー養成講座」は、成功事例としてきめ細かく積み上げられた戦略が生きているのを感じたが長くなるので、紹介はひかえる。山崎さん、神谷さんの真摯な報告に感謝申し上げたい。
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