CB・NPO部会

第5回 CB・NPO研究部会例会概要


とき・ところ

日時:2001年10月16日 18:00〜20:00
場所:大阪産業創造館17F B室

内容


 講師 「生きがいしごとサポートセンター」 センターマネージャー 国枝哲男氏
 主題 『「生きがいしごとサポートセンター」のめざすコミニテイ・ビジネス』

 市民起業、NPOが身近になる! “ワラビー”のNPO版ハローワークが地域に定着。 新しい可能性に挑戦する国枝さんの意気込みに圧倒された――。

第3回例会「兵庫県におけるコミュニテイ・ビジネス」で今田講師が紹介されたことのある「生きがいしごとサポートセンター」(愛称 ワラビー(wallaby))の国枝さんを講師に迎えて、固定概念を崩され、目からうろこが取れたといえるようなお話をうかがった。非営利的な需要が意外にも市民を目ざめさせており、いきいきさせているという内容に希望が持てた。“ ワラビー”は、昨年、10月12日に開設されており、国枝さんは、一年間の経過をふりかえるかたちで活動の報告をされたのである。


「生きがいしごとサポートセンター」は、阪神・淡路大震災復興基金を活用し、NPO法人「コミュニテイー・サポートセンター神戸」が運営する。これまでボランテイアといわれてきたような公益的な仕事を有償でしたいという求職者と求人団体や求人 者を登録しておきマッチングさせるのが中心の事業である。 講師のお話では、新たな仕事の開拓という狙いを実現するための模索が続いている ようである。 登録データを持つNPO版ハローワークが全く白紙の状態からスタートしただけでも驚異的である。その上、地域における市民事業育成のセミナーを開いたり、資金計画、起業化の補助金の相談をしたりする支援機関でもあり、求職側と求人側の交流広場にもなっているところがユニークである。引きこもり症の子どもを持 つ求職者親子の相談を受けたり、ヒューマンで血のかよった対応がなされている逸話を聞くと、他に見られない新鮮な魅力がある。「非営利機関は、人間変革機関である。−中略―治癒した患者、学ぶ子供、自尊心をもった成人となる若い男女、すなわち、変革された人生そのものである。」というP.ドラッカーの『非営利組織』の一文を思い起こし、重ね合わせ伺った。

大手のアパレルメーカーから請われて転職された国枝さんは、人々を結びつけたり、事業と事業をネットワークさせたりする俊敏なアイデア、アドバイスで指導され新たなCBを次々に創出しておられるところから適役とお見受けする。興味ある実施事業例を幾つもお聞きした。中でも障害者がサービス業務を行う高齢者向けの喫茶店「赤とんぼ」なども、空き店舗を活用して運営状況は、順調だということである。


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