関西ベンチャー学会>教材開発研究部会>第5回準備会合概要
西京高校・エンタプライジング科成功のために
発表のまとめ:羽生哲「高校生にどのようにアントレプレナー教育を行うか」
感想 磯部研二・尾賀聡一郎・吉田明 塩沢由典
高校生にどのようにアントレプレナー教育を行うか
平成14年5月24日
京都市立西京商業高等学校
商業科教諭 羽生 哲(はにゅう・さとる)
enterprising@saikyo.edu.city.kyoto.jp
【問題意識】
アントレプレナー教育とは
(私見では、アントレプレナー教育とは、企業を起業するという意味とは少し趣が異なると考えている)
進取の気鋭を持って、何事にも能動的に行動できうる人材を育成する。それでは、どのようなプログラムでこうした教育を行っていけばよいのか。是非とも示唆あるご教授を願いたい。新生・西京では、アントレプレナー教育を実践して、進取の気鋭(アントレプレナーシップ)を持った人材を育てることを教育目標の一つとしている。
【現状】
日本ではアントレプレナー教育が遅れている。
教育が受験偏重になっている。教育現場では、有名国公立大学何人合格、有名私大何人合格ということが第一義となっている。また、世間でも一流高校=有名進学校という風潮が強いのではないか。
∴受験に関係のない科目(アントレプレナー教育も含めて)は軽視されている。
【問題提起】
教育の受験偏重は、果たして是か非か?
現在、日本の政官財のゆ着・汚職、また日本経済の現状を見れば、教育(受験に偏重した)にも問題があると思われる。教育のカリキュラム内容は徐々にではあるが変化しているが、現状の生徒(西京商業高校)を見ても、学習に対しては受動的である。
「言われたことはする(できない生徒もいるが)」、「指示待ち族」の人材しか、現在の教育では育てられない。有名大学に入学した大学生、大学院生は、学習(研究)に対してどのような姿勢を持って臨んでいるのだろうか。(教授の「指示待ち族」では?)
【実践】
アントレプレナー教育の実践
自ら物事を考えて、企画立案して、それを実行できる(実行するためには周到なる準備が必要であるが。いわゆるPLAN---DO---SEEである)、という能動的な人材の育成は、これからの日本を支えていく人材を育てる意味でも教育現場の課題である。
現在、高等学校の教育現場(教育委員会でも)では、インターンシップ、アントレプレナー教育、産学連携、高大連携と、賑々しく話題が噴出しているが、まだまだ萌芽期である。
インターンシップは、本来の意味である職業理解を助けているか。普通科高校(受験校)でもそれを行う必要を感じるが、本当に可能なのか。
産学連携は、産業界と大学とは大分と進んできているようだが、産業界と高等学校とはまだまだと感じる。どのような連携をすればよいのか。
高大連携も、少子化などの影響もあり(大学の生き残りの施策として)、今後進んでいくであろうが、進取の気鋭を持った人材を育てる意味での連携はどのようなものであろうか。
【結論】
問題山積
現在、我々は霧の中を歩いているようなものである。霧が晴れたら、、、、、
参加者の感想
磯部研二 尾賀聡一郎 吉田明
(西京高校新学科開設準備室)
先日の教材開発研究部会では、発表の場を与えていただくとともに、ご多忙の中いろいろとお世話いただきどうもありがとうございました。まだまだ未熟な構想でしたが、参加された方に熱心に聞いていただき、貴重な意見やお話しを賜り、たいへん感謝しております。
「仮想企業経営」をどうか考えるか、バーチャルでいくのか、現実の市場を考えるのか、というところでずいぶんと迷いがありました。しかし、実際のお金を扱った方がよいとのご意見やまたアンテナショップの事例等を紹介していただき、私たちとしても前向きに検討しようと話をしております。
なにぶん「起業家精神」とはほど遠い雰囲気の中で考えていますので、思い至らぬことばかりだと思います。部会にお越しいただいた方をはじめとして実際に活躍されている方から多くのことを吸収して進めていかなければ、という思いをいっそう強くしました。
塩沢由典
新しい学科を作るにあたって、その構想を実現すべき先生方を外部から招聘することができないようですね。これが高校レベルで新しい試みをするときの一番苦しいところでしょうか。
どんな内容にすべきか、チーム内ではよく話合われているようですが、新学科担当予定者のほかには、なかなか理解が広まらないという点も、大学によく似ていますね。
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