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第40回例会のご案内

国際化研究部会第40回例会の概要

日時:平成17年2月19日(土)
場所:大阪産業創造館6階会議室E

報告テーマ『CAD/CAMのグローバル動向とデモの実施』

第1部:テーマ:『CAD/CAMのグローバル動向』:報告者:萩野ベンチャー研究所 萩野 典宏

【1】[CAD/CAMの基本システム(図解)]
コンピュータを利用して設計データを入力する「CAD」(コンピュータ支援設計)から、数値制御(NC)のデータを作成する「CAM」(コンピュータ支援製造)を経由して、リンカーを経て「NC工作機械」にNCデータを自動転送(出力)するという基本システム(図解)。

【2―1】「日本の工作機械の受注(2004年実績〜2006年予測)」:日本の工作機械は、2004年の受注実績は1兆2361億円(月平均1030億円)であり、注目すべきことは、CAD/CAMを利用するNC工作機械の比率が95%に達していることである。(日本工作機械工業会発表)。
【2−2】「世界主要国の工作機械の生産・輸出(2001年実績)」:日本は、生産額が79億ドル(シェアー、32・2%)、輸出額が55億ドル(シェアー41・6%)。いずれも、2位のドイツを上回って世界トップ。(ジェトロ発表)。
【3】「CAD/CAM/CAEシステムの市場展望(2001年度実績)」:2001年度の実績におけるCAD/CAM市場は合計2,507億円。NC工作機械の受注約1兆円の4分の1に達している。機械系CAD/CAMは1561億円が62%で3分の2。(矢野経済研究所発表)

【4】「CAD/CAMの歴史:発展の始まりはMITから」:(1)下流工程の「CAM」は、1950年代初頭から、米国MITが開発した「APT」というコンピュータ言語の利用度が高まり普及した。(2)上流工程の設計(CAD)の方は、10年遅れて1960年代前半から、MITのコンピュータ・グラフィック・システムの利用によって普及した。なお、CAD/CAMの「IGES(米国標準)」、「STEP(国際標準)」についても紹介した。

【5−1】「CAD/CAMの開発企業:ダッソー・システムズ(仏):(ソフト名:CATIA)」:フランスの「ダッソー・システムズ社」(1981年設立)の3次元CAD/CAMソフト「CATIA」(キャティア)は、現在、日本でも世界でも最も人気の高いソフトである。「ダッソー・システムズ社」は、1992年のアメリカ法人を設立し、1998年に米国のSolid Works社を買収した。
【5−2】「ダッソー(仏)、IBM(米)、トヨタ(日)のCAD/CAMグローバル協業」:「ダッソー・システムズ社」は1994年に日本法人を設立し、2002年3月に、IBM社(米国)の仲介によって、トヨタ自動車が3次元CAD/CAMに「CATIA」を採用するという戦略的契約を結んだ。トヨタ自動車は、世界生産を700万台に引き上げ、米国のフォードを抜いて、GMに迫るというグローバル戦略を展開しており、事実上のグローバル標準である「CATIA」の採用が必要であった。

【6】「CAD/CAMの開発企業:トヨタケーラム(日):(ソフト名:Caelum)」:ダッソー(仏)、IBM(米)、トヨタ(日)のCAD/CAMグローバル協業の実現によって、トヨタ自動車が開発した「トヨタ・Caelum」とダッソー社の「CATIA」とのシステム連携とデータ相互変換を実現させた。

【7】「CAD/CAMの利用企業:株式会社アーク(日)」:株式会社アーク(本社、大阪府富田林市)の企業グループ(58社)は、世界各国で新製品の設計と試作、金型の設計と製作などの事業を展開しているグローバル・アソシエーション(社団)であり、日本と世界の15件以上の「CAD/CAMシステム」を利用している。
【8】「世界の主要な3次元CAD/CAMソフトの一覧表とリンク集」(資料)

【9】「CAD/CAMの採用チェックリスト」(資料)

【10】「技術移転プロセスは多段階を経由する」(分析フレームワーク)

第2部:テーマ:『CAD/CAMのデモ実施』:
報告者:有限会社ランクコーポレーション 会長 稲垣 欣一

【3次元CAD/CAMの一般他社とランク社の基本的な違い】
(1)一般他社の「3次元CAD/CAM」は、CADでプリミティブ形状をモデリング後の加工用NCデータ変換で完全な円弧出力が出来ない、つまり、微細な直線のつなぎ合わせによる「不完全な円弧」であり、後工程において、研磨作業が必要になる、という問題点を抱えています
(2)ランク社の「3次元CAD/CAM」は、長年に渡っての研究成果として、3次元CADでモデリングしたプリミティブ形状の完全円弧を抽出変換する事に成功しました。NC工作機械に自動転送するNCデータとして、完全な「円弧変換」が出来る事は、圧倒的に少量で加工面が綺麗で滑らかで、加工精度は高度であり、加工時間が短縮でき、コストも削減できるので、加工が楽しく達成出来ます。
以下、レジュメが多数ページに及びますので、デモにおいて説明した主な項目を列挙します。

【資料1】【円弧変換が出来る3次元CAD/CAM、LancV5】
【生産性向上のため3次元CAD設計の勧め】【3次元CAD/CAMで製品加工データ作成の現状】【LancV5:3次元CAD生データから直接、モデル曲線の結節点データ変換】【3次元CAD/CAM加工工程についての一般他社とLacV5の比較】【Lancの3次元CAD/CAMの円弧生成可能が「ものづくり革新」を推進】など。

【資料2】【革新的「モノづくり」のビジネスモデル誕生で高付加価値生産のお誘い】
【3次元CAD/CAM加工工程についての一般他社とLacV5の比較】【LancV5が点とベクトルを採用した特徴】など。

【資料3】【3次元CADの生データから直接加工プログラムを抽出するCAD/CAM LancV5】【フィレット付き直方体:加工プログラムのサンプル】、【歯抜けパッチ補間:加工プログラムのサンプル】【波状局面長穴のフィレット:加工プログラムのサンプル】など。

有限会社ランクコーポレーション:創業:平成2年(1990年)、会社設立:平成10年(1998年)。
事業内容:CAD/CAMソフトウェアーの開発・製作・販売、教育、サポート、コンピュータによるNCデータの作成サービス、生産効率改善とコストダウンに関連するエンジニアリングなど。
本社:〒652−0872 神戸市兵庫区吉田町3丁目7−29
TEL:078−652−7571  FAX:078−652−7572
URL: http://www.lanc.co.jp/  E−Mail: gold@lanc.co.jp


連絡先/司会

関西ベンチャー学会 国際化研究部会主査 /追手門学院大学教授
米倉 穣
E-mail: ANB41772@nifty.com

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