関西ベンチャー学会>国際化研究部会>国際化研究部会第24回例会の概要とコメント

国際化研究部会 第24回例会
概要とコメント





とき・ところ

日時: 平成15年8月23日(土)6:00〜8:00p.m
場所: 大阪産業創造館 6階会議室 A

報告 テーマ:「企業経営のコンサルテーションとグローバル化」

報告者:井上 元久
         株式会社アルファ経営システム研究所所長

報告概要

 コンサルタントの目で見た企業経営と企業の国際化(タイでの経験)についての報告であった。

 まず、井上氏の経営に関する持論は、経営(マネジメント)と工学(エンジニアリング)の学際的理解が必要であるということだった。前者では、経営学、IE、商法、労働法、特許法、簿記、産業心理学、E.E.(設備投資の採算計算、企業の採算計算)、品質管理、OR、実験計画法、コンピュータ、企業診断実習、企業理念、ビジョン、経営戦略、マーケティング、財務分析などの理解が欠かせない。後者では、機械(旋盤の設計、機械工作法、材料力学、計測機器、環境工学など)、電気、化学などの知識が必要であるという。

 次に、コンサルテーションの具体的事例として中堅・中小企業の例が挙げられた。コンサルタントは現場に入っていろいろな分野を知る必要がある。氏は業種・業態にかかわらずコンサルテーションを進めている。3年程度の経験で、他の業界について知識を持っているという点で企業側より詳しくなるという。大企業と比較して、中堅・中小企業は人材不足である。計画を与えても運営する人材が少ないことが問題である。ベンチャー・ビジネスの起業については、マネジメントを勉強してからのほうが成功すると思われるケースが多いという。その他、第二創業、起業再建、販路開拓、商品開拓、技術移転、ISOなどについての報告があった。

 第3に、ベンチャー企業へのコンサルティングのための要件として、@実務経験があること、A経営の原理原則を理解していること、B経営コンサルティングの経験があることなどを挙げられた。

 第4に、グローバル化との出会いとして、同研究所の所員のタイでの活動について報告があった。バンコクは世界都市であること、日系流通企業、日本食ブーム、二輪・四輪で日系のトヨタ、ホンダが町中を走り回っている。家電では日系だけでなく韓国系、中国製品なども出始めている。日本のベンチャー起業家へのアドバイスとして、関西のベンチャーが世界を相手にビジネス・モデルを考えるなら、まず年5〜6%の成長をするアジアからスタートするのは如何、というような内容であった。

コメント

 報告者からはコンサルタントとしての経験から貴重な情報とアドバイスをいただいた(米倉 穣記)。


もどる

トップ・ページ   部会の案内   ページ・トップ