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  私の提言 第7回 by堀場 雅夫
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ベンチャー群発の阻害要因

 戦後、幾度かのベンチャービジネス(VB)ブームというか、VB支援ブームが起こっては消えていった。しかし20世紀末からのVB待望論は今までとは少し様相が異なる。

 従来のブームは海外の情報によってもたらされたものに比べ、現在のVBに対する考え方は戦後日本の経済を大発展に導いた基幹産業も今や現状維持も困難になっている、されば創造的な発想・技術をベースにしてVBの群発が日本の将来の活力の根源になっていることは必須であるからである。

 しかし、総力を挙げての支援も今一つ効果が上がらないのはなぜか。それには多くの阻害要因があるが、アーリーステージのVBに対する考え方に最大の要因があると思う。成功確率が低くても起業を起こせば、成功するまでには幾度かの失敗を覚悟することが必要である。しかし、現実は再起はほとんど困難である。その最大の理由はスタートの時の間接金融依存率が高く、失敗した場合、一生個人負担となることである。

   ベンチャービジネスと言えども、投資法の適用を受けるからどうしても間接金融に頼ることになる。もしVBをギャンブルと考え、競馬・競輪と同じく不特定多数の人々から小口で多数の資金を集めることが出来ればもっと気楽にベンチャービジネスがスタートでき、七転八起が可能となり、一方国民にもベンチャービジネスの存在が身近になり、真のベンチャービジネスが群発し日本の活力がよみがえるのは間違いない。

(ほりば まさお 堀場製作所会長 本学会顧問)



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