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会員講演要旨

ベンチャー叢生 京都の条件

「みやこメッセ」における講演(2001年12月8日)
京都商工会議所・京都ビジネスモール推進センター主催

ベンチャー叢生・京都の条件

塩 沢 由 典  .

〇はじめに

・自分のビジネスをどう考えるか
・地域の産業活性化についてどう考えるか
・なにを考えるべきか

〇日本経済のモード転換

・高度成長>低成長
・労働過剰経済>労働不足経済
・資金不足経済>資金余剰経済
・貿易収支:赤字基調>黒字基調
・キャッチアップ>トップラナー

〇現在の問題点

・10年の不況(不良債権だけの問題ではない) 
・過去の成功体験 vs.新時代の認識・要請 (時代の要請に応えられていない)

〇キャッチアップ時代の成功方式

・まじめ、こつこつ、改善(カイゼン)、改良
・大衆動員、人海戦術
・日本的経営(年功序列・賃金、終身雇用、企業内組合)
この方式をつづけられるか?

〇将来はどうなるか

・アジアの追い上げと経済関係(分業関係)
・産業構造の長期的変化

〇コンテンツ産業

・遊び・時間消費産業
(Cゲーム、eチャット、nサーフィン、w掲示板、wP作成、インターネット放送、ディジタル放送)
・コンテンツ産業戦略としてのスポーツ
(イチロウ、ワールドカップ、ウィンブルドン)

〇映像コンテンツの製作

TV放送100チャンネル時代 視聴率 10分の1 100分の1へ
単位時間あたりの制作費=>10分の1 100分の1へ(広告かPpVかで水準は異なる)
東京 高額制作に慣れている。 京都 100分の1の制作費でおもしろい番組を作る。
ファッション 街角を写し、全国に流す。
スポーツ  スポーツ観戦 映像としては、制作が簡単。多数できる。
芸術・文化・学問  京都は文化財、先端学問、家元などの層が厚い。

〇ファッショナブルな都市(情報発信都市)はどのようにしてできるか。

東京(原宿、代官山、中野、etc.)
大阪(アメ村) 茶屋町はなぜ発信できないか。
メディアの大きな役割
  雑誌『カジカジ』=>東京のファッション誌のガイドブック

〇トレンドの創造能力のある街

わずかな傾向=>メディアによる拡大=>自己認識・自己イメージの強化
  =>傾向拡大 (自己認識サイクル)
こうした回路をもつことで、独自の価値・傾向・先導性をもつことができる。
このような先導性がなければ、他からは注目されない。

〇新しいメディア構造を

関西の弱み  出版・情報編集機能が弱い。
京都・大阪・名古屋
逆転の可能性 ホーム・ページという広報手段=>だれもが出版人になれる時代。

〇創造的な都市だけが新産業を育てられる。

新しい文化・流行・学問・技術・生活スタイル・ビジネススタイル・その他を生み出す。
よい読者の獲得
よい読者=>批評=>内容の充実・改善=>読者の獲得
新しい自己認識サイクルができる。

〇一日交流圏の重要性

ほとんど毎日、顔を合わせて交流できる地理的まとまり
インターネットの時代にも、一日交流圏の重要性は変わらない。
シリコンバレーは、なぜ、世界各地に生まれないか。
  一日交流圏の支える文化
小さな自己認識サイクルをもつことが重要。
  創造性、特異性、先導性の鍵
新しい内容を生み出す社会


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